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ホーム > アキンド探訪  > 登山計画の立案と会社経営は似ている?2つの類似点を探ってみた

会社経営登山は似ているのではないか。実際に登山を趣味としている経営者は多いようです。
 
実際に登山経験者でなくても、経営者でなくとも、「会社経営登山は似ている」と感じてもらえるような内容を実際の山行を基にまとめてみます。二つの類似点が、読者のみなさまの考え方の変化や、目標達成の方法のヒントになるはずですので、是非ご参考ください。

登山計画の立案と経営

登山家は、「あの山に登りたい!」という気持ちが芽生えた瞬間に、心と体のエネルギーや情熱のすべてがその目的地へと向かいます。そのように一般の方が思っている以上に、登山は計画段階でさえもエネルギーに満ち溢れた作業となります。
 
したがって、登山をする前にメンバーを集めることや、情報収集する作業がどれだけ手間のかかる行為でも、目的を達成するために労力を惜しみません。なぜなら、山を登り始めたら自分たちしか助けてくれる人はいないからです。
 
登山を始める前にできる限り、準備をして対策を練って、自分たちでやり始めたことは、自分たちで完結しないといけません。そのため、今できる万全の準備を行って登山に臨みます。
 
たとえば、虫対策。登山経験者や近くの山小屋に電話連絡をして確認します。特にヒルなどの吸血系のうじうじした虫は最悪です。虫に皮膚を噛みちぎられ、血を吸われる状況まで考える必要が登山にはあります。
 
理由は、自分の命は自分で守らないといけないからです。どれだけ小さなマダニでも最悪の場合、死に至るかもしれません。そのために、情報収集に余念はありません。
 
その対策として、今回は以下のような最強アイテムを持参しました。
ヒル下がりのジョニー
製品名:ヒル下がりのジョニー 140mlヒル下がりのジョニー
使用用途:山ヒルの吸血から肌を守り、ヒルを衣服につけないようにするためのアイテム
 
このアイテムがあれば、登山中にヒルの被害にあう可能性を軽減できることができます。成分は、強烈な薬品でもなく、肌に触れても刺激はないので誰でも安心して使えます。このアイテムを購入することで、ヒルに吸血されることもなく、吸血のせいで衣服が汚れることもありません。ここまで安価に安心を購入できるのであれば、絶対に買いだと思います。
 
それでは、今回の登山計画をご説明します。
 
今回は、童話の『金太郎』のホームマウンテンとして有名な「金時山」の地蔵堂コースを選択しました。地蔵堂コースだと、夕日の滝というポイントから130分で山頂に到着することができます。しかし、私の場合だともっと遅くなることが予想されるので、このコースタイムの1.5倍の計算に加え、1時間おきに10分の小休止を設定しているため、200分程度かかる想定をしました。
 
またこの地蔵堂コースは、中級者コースとして認知されています。理由は…、次章の活動報告にてご説明します。装備は、上記のヒル除けスプレーに加え、火器、レインウエアー、防寒着、地図、方位磁石、ナイフ、水などを持っていきました。

登山当日

金時山の登山口最寄り駅「新松田駅」着(7:08)

経営 計画
7:08に小田急線「新松田駅」に到着。真っ青な青空が出迎えてくれました。晴れているだけでこんなに気持ちよく感じられるのは、登山をするようになってからです。そんな心境でバスをぼーっと待っていたのですが、一向に来ず。
 
再度調べてみると、1時間半以上も早く着いてしまっていました。なんて残念な展開でしょう。こういう時は、計画を1時間半以上も遅れることは許されないので、タクシーを使わざるを得ません。
 
地蔵堂に着くと、そんな落ち込んでいる私を温かく迎えてくれる金太郎とその仲間たち。
経営 計画

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金時山の山道着、登山開始(7:50)

経営 計画

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この時点では山道が整備されており、非常に歩きやすかったです。

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天候にも恵まれて本当によかったです。その後、登山計画は、順調に進みました。前日までの雨により、山道が沢のようになっているポイントもありましたが、方位磁石と地図を頼りに進みました。明らかに山道ではないポイントに入り込んでしまったこともありましたが、そんな時はすぐに間違った地点に戻って、別の道を探すことが重要です。

金時山を確認(10:15)

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登山開始から約2時間後にやっと金時山が見えました。そうなのです。つまり、先ほどまで金時山のふもとを歩いていただけなのです。残りの約40分で金時山の山頂にたどり着かなければならないということです。しかも金時山の登山道は、崖になっているため、下の写真のような階段が整備されているポイントもあります。
 
しかし、その階段も壁のように急登になっているのですべらないように注意してください。
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金時山山頂着(11:30)

数々の急な上り坂を登り、11:30に山頂に着きました。
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無事登頂できたことが嬉しかったです。山頂での遠くまで見渡せる爽快感は、登山した人にしかわからないと感じました。この日は特別景色が良く、大涌谷のほうまで見渡すことができました。
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以下のように、富士山もきれいに写真に収めることができました。金時山を登ってよかったと思えた瞬間です。
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とはいえ、登ったからには自らの力で下山しなければいけません。そのために、まずは失ったスタミナを補給する必要があります。そこでランチタイムの開始です。
 
疲れた体に補給する食材はしっかり選ぶ必要があります。そのため、今回の場合、飯盒(はんごう)をする計画にしました。その理由は、今日は晴天のため気温が上がることが予想されたため、炊いたご飯を持ってくると腐ることを想定できたからです。このように天候によってもランチの内容を計画する必要があります。
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上の写真が飯盒(メスティン)です。このサイズで1合の米を45分程度で炊くことできます。その間に具材を切ります。まな板を忘れたので、ビニール袋の上で切っていますが、衛生面には問題ありません。
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えのきと生姜をみじん切りにしたものをクッカーで焼きます。粗目みじんにした生姜が、後にいい活躍をします。
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そして、最後にすべての料理を美味しくするエスビーのカレー粉を投入。
経営 計画

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こちらで完成です。登山と言ったらカレーですよね。エスビーのカレー粉があれば、簡単にカレーを作ることができます。是非試してみてください。(オニオンスープは、即席のものです。)

下山開始(12:50)

ランチを美味しく完食したところで下山の準備に取り掛かります。山頂に長居すると、汗が引いて寒くなります。それで風邪をひいてしまうかもしれないので、ランチを食べたら即撤収です。
 
下の写真は、金太郎が素手で割ったという大岩です。近くで見ると大迫力です。金時山は、力水といい、夕日の滝、急登、山頂からの景色、大岩と見物が多くあり、楽しいです。
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ゴール(14:16)

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こちらがゴール地点の今時神社です。登山開始から6時間25分での下山です。登山は、山頂に登って終わりではなく、無事に下山して初めて終わりです。怪我無く安全に下山できたことを、今時神社の神様に感謝しました。下山後は、箱根湯本方面に出るので、興味がある方は、是非温泉に入って、登山の疲れをいやすことをお勧めします。

登山とは、計画を立て、計画外のことに対応すること

登山は情報収集と具体的な計画立案が必要です。そして、そのエネルギーになるのは、目標を達成したいという信念です。信念をもって、確実に目標を達成するための行動が求められます。なぜなら、そうしないと死んでしまうかもしれないからです。それは、十分に計画を立てていても、いなくても同じです。天候やメンバーの体調不良など、自分ではどうしようもない問題も出てくるからです。
 
そういった計画外のことや、辛いこと、悔しいことがあっても、あの山に登りたいという気持ちがあるからこそ、作業的な手間や、急な山も乗り越えていけるのです。そのような、一心不乱でまっすぐな気持ちをエネルギーにして、自分を成長させてくれるスポーツが登山です。

まとめ

このように信念に忠実な点や、目標達成のための手間を惜しまい点では、会社経営も同じなのではないでしょうか。社会貢献や、人生で残したいこと、成し遂げたいことなど、絶対に譲れない何かによって動かされ、行動を起こし成長していくことが、企業にも求められています。
 
そして、その成長のためにどうしていけばいいか具体的な計画を考えるのが、経営者だと考えます。
 
そのように計画と成長を繰り返すうちに、その信念やひたむきな姿に惹かれた仲間が集まって、大きな組織になることで、さらなる成功を遂げていくことでしょう。
 
そのような第一歩のためにも、まずは地道な情報収集と計画を立てること。その計画をもとに目標を実行にうつし、それを成功させること。その繰り返しです。これは、「登山と経営」の両方に共通していえることです。いつか経営者になろうと思っている方は、計画と成長のサイクルを身に着けるためにも、登山を始めるべきです。

 
 

この記事を書いた人

大学時代に探検部という部活に所属し、登山を始める。 社会人になってからは、会社で「登山部」を設立し、部長を務める。 現在は、フリーランスとして活動し、平日に単独で登山をすることが多い。 好きな言葉:「ナメクジより遅くてもいいから、前に進み続けること」 (↑プロ登山家であり、大学の先輩であるプロ登山家の竹内洋岳さんの言葉)

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