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ホーム > EC  > 「投稿するだけでは無価値」EC売上を最大化するSNS戦略って? 【ECやるならトイアンナに聞け⑥】

こんにちは、トイアンナです。

ECサイトを作ったから、さあ売ろう! と思ったら、最初に考えるのがSNSでの告知かと思います。しかし、前回記事にも書いた通り、最初からSNSをやみくもに投稿しても知名度は上がりません。

知名度向上には手堅くプレスリリースを始めとするPR活動で始めていただき、次のステップとしてSNSを検討していただければと思います。

SNSをただ投稿しても無価値

さあ、SNSを投稿しよう! となれば、まず考えるのはfacebook, Twitter, Instagramのアカウント開設です……が、少しお待ちください。日本3大SNSをすべて始める意味はあるでしょうか?

しかし、すべてのSNSにはざっくり「こういう方が多く使っている」という中心層がいます。まずはSNSごとの差を知り、「弊社のサービスを使いそうな人が多いSNS」だけでアカウントを開設しましょう。やみくもに全SNSを開始しても、更新作業に追われる割には顧客が増えず疲弊してしまうからです。

Twitter, Instagram, facebookそれぞれのユーザー像

ここからは、各SNSの代表的な利用者像を紹介します。
イラスト:ゆぴ

【Twitter】
4,500万人と圧倒的なユーザー数を誇るSNS。20代が多い。ただし年齢が上がると男性比率が上がるので「30~50代男性を狙いたい」といった場合も有効。面識がない人同士でも気軽に交流する傾向が強く、おすすめ商品が地域や年齢を問わず広まりやすい。いっぽう、炎上した場合も地域や年齢を超えて広がってしまうリスクもはらんでいる。

【Instagram】
10~30代の女性が中心の画像投稿SNS。ハッシュタグ(#)で同じキーワードに注目する人同士を検索できる。投稿へ複数ハッシュタグをつけ、見つかりやすくすることができる。日本では写真やイラストへ文字を書き込み「ここがおすすめポイント」とチラシのように文字・画像混合で紹介する投稿も多い。好意的な投稿が多い反面、キラキラした「インスタ映え」する投稿でないと拡散されない大変さもある。

【Facebook】
現実で出会った友人同士が実名でつながりあうSNS。文字・画像ともに数多く投稿できるため、ブログの代わりとして日記調に投稿する方も多い。40代以上の男性が多く、ビジネスパーソン同士の交流にもよく使われる。Twitter/Instagramにはない「グループ」機能を使い、仲間内でオンラインのサークルを作れるのも特徴。実際の仲間でつながる特性からか、シェアは他のSNSより頻繁にされない。

まずはこの3者を比較して「どれが自分のECサイトに合うだろう?」と考えてからSNSアカウントを作りましょう。もし「全員へ売りたい」という目的を持つなら、そもそもECサイトの戦略が甘いかもしれません。売りたい方のイメージを絞ってから、各SNSへ手をつけてください。

 SNSを開設する前に明確化したい「承認フロー」

そして、SNSを開設する段になったら「承認フロー」を固めましょう。社内で誰がSNS投稿をつくり、誰が承認するかです。投稿を作る側に十分な時間が必要なのは当然として、承認する側もすぐに承認できる余裕が必要となります。というのも、SNSではすさまじいスピードで流行が生まれ、すたれていくからです。

たとえば元AKB48の篠田麻里子さんが結婚されたとき、旦那様と仲良くなったきっかけが「玄米を食べて育ったから」と話題になりました。そして玄米ネタに便乗さえすれば、どんな企業も拡散してもらえるボーナスタイムが生まれました。

しかしその時流に乗って
「わが社の炊飯器で目指せ玄米婚!」
「この農薬を使うと玄米が信じられないほど育ちます!」
「玄米色のTシャツで……せめて……せめて二次元だけでも玄米婚いかがですか」
と、ネタにのった投稿ができた企業はごく一部でした。
イラスト:ゆぴ

というのも、多くの企業ではあらかじめ熟慮された投稿を企画・承認し、それをえらい方が承認して……と、承認フローが煩雑で時流に乗れないからです。しかしファンを獲得するSNSアカウントは、この承認フローを簡略化しているか、あるいは担当者へすべて任せているかのいずれかです。

もちろん、いきなり全権を委任するのは難しいでしょう。しかしSNSでファンを得たいなら「これだけはNG」というリストを作り、あとは承認フローをできる限り無くすのがファン獲得への道です

「中の人」へ他の業務を任せすぎない

そして、SNSの「中の人」となる担当者へは、できるだけ他の仕事を兼任させないようにします。というのも、他の仕事と比べてSNSへの投稿は優先度を下げられやすい業務だからです。

誰しも目の前で雑誌の校正や催事の準備に追われていたら、SNSは二の次となるでしょう。したがってSNSの投稿を担当する方には、緊急度の高い業務を兼任させない方が望ましいのです。たとえば同じPR部門でも週次レポート作成や媒体貸し出し品の在庫管理などあまり緊急度が高くない業務をお任せし、「中の人」へはSNS画面を常に表示できるくらいの余裕を持たせます。そうすることで常に時流を理解し、多くの方に共有される投稿を作れるのです。

無料だからと安易に手を出せるわりには、フォロワーを獲得するのが難しいSNS。だからこそ、絞ったSNSを選び、担当者へきちんと投資してください。

連載まとめ

ECショップ運営のためのコツやノウハウをお伝えしてきた連載 【ECやるならトイアンナに聞け】 いかがでしたか?お伝えしてきたポイントをしっかり押さえれば、あなたのサイトもきっと生まれ変わるはず。ぜひ売上大幅アップを目指してください!

この記事を書いた人

慶應義塾大学在学中に起業を2回経験。卒業後は外資系企業に勤め現在は独立。フリーのマーケターとして活動するほか、ブログ『トイアンナのぐだぐだ』(http://toianna.hatenablog.com/)をきっかけにライターとしても活動中。

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