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ホーム > 越境EC  > 【越境EC】数字から見る越境ECに挑戦するべき理由

こんにちは。
越境ECのサービスの立ち上げや越境EC向けセミナーを行っている佐賀です。

 

前回掲載記事「海外進出!越境ECに挑戦するべき3つの理由」では、越境ECに関する所感をざっくりと述べさせていただきました。

 

読み直してみるとちょっと「実体験」からくる「感覚」「印象」に寄せすぎたかなぁ…と感じているので、今回はもう少しデータというか、数字というか、そういったものを使いながら

 

「越境ECに挑戦するべき理由」

を語らさせていただきますね!

世界最大級のショップカートサービス「Shopify」

下記少し古いデータになりますが、”Shopify”という海外向けの自社カートシステムの数字になります。

 

流通総額

・2014年 約37億ドル
・2013年 約17億ドル
・2012年 約7億ドル

店舗数

・2014年 約140,000店舗
・2013年 約80,000店舗

 

店舗数は日本で出店数が最大のモールと同程度、流通総額は倍々ゲームという勢いです。
注目していただきたいのは、「出店数」と「流通総額」との伸び方ですね。

 

「流通総額の増加率<店舗数の増加率」となっていると、店舗は厳しい戦いに巻き込まれているとういうことになるのですが、Shopifyは店舗数と流通総額がともにグンっと伸びています。
※むしろ流通総額の伸び率の方が上ですね。所謂「ブルーオーシャン」に進出している状況です。

 

まだまだ超大手のマーケットプレイスに比べると規模は小さいですが、上場申請して1億ドル程の資金調達し、もっと広げていくことを考えているようです。

 

なぜこちらのサービスの紹介を最初にさせていただいたかと申しますと、「海外ECサービスの勢い」を数字でイメージしていただきたかったからです。
「世界」をステージに戦っているサービスは、やはり勢いがありますね。

海外ECの市場規模

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海外ECに関して、もっと俯瞰的な数字もちょこっとご紹介します。

 

BtoC Eコマースの市場規模

US

2013年⇒3952.8億ドル
2014年⇒4419.5億ドル
2015年⇒4920.7億ドル
2016年⇒5458.1億ドル

中国

2013年⇒1816.2億ドル
2014年⇒2745.7億ドル
2015年⇒3585.9億ドル
2016年⇒4397.2億ドル

 

2013年から、アメリカは約5兆円規模、中国は約10兆円規模でEC市場が発展しており、2016年には40~50兆レベルでのEC市場が存在します。
一方日本では、

2013年⇒1185.9億ドル
2014年⇒1270.6億ドル
2015年⇒1355.4億ドル
2016年⇒1431.3億ドル

 

2013年から約1兆円規模での成長になります。
こういった数字を見ると、どこの国でもEC業界は伸びていくんだなぁ、と感じます。
が、やはりアメリカや中国の伸び方に比べると、日本は見劣りしてしまいますよね。

 

人口増減が与えるEC市場への影響

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もう1つ気になるのは「人口増減」というファクターです。
2016年まででしたら、現在と比べて大きな変化はないですが、2030年、2050年という長いスパンで考えますと、人口の増減は事業者にとってクリティカルな問題になってきます。

 

日本では2010年に1.28億人だった人口が、2030年には1.17億人、2050年には0.97億人にまで減少するという統計があります。
現状で「国内EC業界は伸びているから大丈夫」と油断していると、15年後には全く違う状況になってしまう可能性が大きいです。
何と言っても、人がいないとモノは売れませんので…

 

一方で、海外では、2010年に69.2億人だった人口が、2030年には84.2億人、2050年には95.5億人という増え方をすると言われています。
「人口が増えていくのでECのチャンスが増える」というのは当然のこととして、ここで注目していただきたいのは、「特に2010年から2030年にかけての増加率が高い」ということです。

 

増加率が高い時期には、当然モノの売れ方も急成長します。その時期に合わせて、いやむしろ先んじるつもりで様々な販売方法にトライしていけば、市場が成熟した時にそれまでに培ったノウハウを存分に活かして、成功できる可能性が高まります。

 

そして、特に日本のEC事業者にとって最も嬉しいのは、2010年と2030年との間に「2020年」という年があるということです。

 

はい、2020年。東京オリンピックですね。

 

これから2020年にかけて、日本へのインバウンドの旅行者数は右肩上がりです。
当然、日本でモノを買って帰り、日本の製品が世界中に拡がっていきます。
そうすると、クオリティの高い「日本のモノ」に触れる方が圧倒的に増えます。

 

海外ECでユーザーが不安に思うことの一つとして「品質」という項目がありますが、一度買ったモノ、お土産として家族や知人からもらったモノですと、その「品質」への理解が保障されているので、購買のハードルが格段に下がります。

 

つまり、今後5年の状況を数字的に分析していくと、2020年までに「日本」に触れるお客様の数が増え、そのお客様とその後もECの顧客としてお付き合いするという形の越境ECが、非常に現実味のあるものとして浮かび上がってくるんです。

 

なので、冒頭にお伝えしたテーマ「越境ECに挑戦するべき理由」は少々間違いですね…

 

「【今すぐにでも!】越境ECに挑戦するべき理由」

 

が正解です。
日本で人口が減っていく2030年をにらんで、その途中にある2020年を軸に海外戦略を立て、実行に落とし込んでいく。
それができるのは、国内EC市場も伸びていて、資金的に余裕も生まれている今しかないかもしれません。

 

それが私の考える「【今すぐにでも!】越境ECに挑戦するべき理由」です。

まとめ

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グローバルセリング事業へのジョインから約半年、越境ECのイベントにご来場される方の熱気は、各段に高まっています。
「なかなかその一歩が踏み出せない方も多い」と前回は書かせていただきましたが、最近は「もうそんなに進んでいるんですか!?」と口に出してしまうことが多くなってきました。

 

ネクストエンジンをグローバルにつなげていく仕事の関係上、越境ECへの期待と不安、成功と苦しみ、挑戦と挫折のお話をお聴きします。

 

ただ、越境ECに少しでも関わる(または関わろうとしている)方は、その視線の先に「世界」が見えているな、と強く感じます。
それは、口では「分からない」とおっしゃっている方も同じです。何かぼんやりとしたイメージがあって、そのイメージが正しいのかどうかが「分からない」というだけであって、確実に何かを目に捉えていらっしゃいます。

 

視線の先のイメージがぼんやりしているときは、もうとりあえず「やってみる」しかないです。
とりあえず「やってみる」ことで、失敗もするかと思います。でも、失敗を繰り返す中で「越境ECってこういう感じなんだ」というイメージが確実なものに変わっていきます。

 

「越境ECという言葉の熱量を、実行のエネルギーに変換していきましょう!」

この記事を書いた人

Hamee株式会社 プラットフォーム事業部ECパートナー部 グローバルセリング開発責任者の佐賀です。越境ECに詳しいです。ハロプロの実力派アイドルユニットJuice=Juice(ジュースジュース)(リンク:http://goo.gl/Cv0npS)にもめちゃめちゃ詳しいです。

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