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ホーム > EC  > 原点はコンビニ?「THE BODY SHOP」EC担当者が語る、仕事。そして家族【ネクストエンジンライフ】

「忙しい」と言われるEC担当者でありながら、業務を効率化することで、プライベートを充実させている。そんな「イケてる」EC担当者にお話しを聞くインタビュー連載【ネクストエンジンライフ】。

第2回目となる今回は、イギリス生まれの自然派化粧品ブランド「THE BODY SHOP(ザ・ボディショップ)」のEC管理・運用業務を担当する斉藤正賢さんです。

プライベートでは1児の父親として家族とともに休日を過ごしながら、多い時は週に4日も社外の勉強会や交流会に参加することがあり、サイクリングや写真撮影といった趣味ももつ。日々多忙な中、仕事、家族との時間、個人のプライベートをいかにして両立させているのか。様々な角度からお話をうかがい、その素顔に迫った。

【会社プロフィール】
株式会社イオンフォレスト (http://www.the-body-shop.co.jp/shop/
事業内容:イギリス生まれの自然派化粧品ブランド「ザ・ボディショップ」の日本国内での経営及びフランチャイズ展開

【ご本人のプロフィール】
名前:斉藤正賢
年齢:33
肩書:「THE BODY SHOP」デジタルセールス部 EC担当
趣味:サイクリング、イベントでの友だちづくり、家族と過ごすこと、カメラ

「THE BODY SHOP」のEC担当になるまで ― 仕事の軸は変わらない

最初は、包装用品・ラッピングの販売を行う会社に販売員として入社しました。その会社がECサイトを立ち上げることになった時に、少しパソコンが使えるってことで私が担当することになって(笑)。当時はまだ電話やファックス、たまにメールで注文を受けるような時代。ECの知識なんてまったくありませんでした。それでも、外部の方に手伝ってもらいながら、もうひとりのスタッフと二人体制で立ち上げから運用までを行いました。

元々対面での販売をする人間だったので最初はと戸惑うこともありましたが、対面販売とはまた違った反応や結果が目に見えて出ることが楽しい、ECの世界にどんどんハマっていきました。

そうして売り上げも順調に伸びていき、「Yahoo!ショッピング」にも展開し始めた時に、ようやくEC専属担当になったんです。元々の自社ECサイトとYahoo!ショッピングのページの受注を一括管理するために、初めてネクストエンジンを導入しました。

その会社で10年勤めたころ、あるイベントに参加したことが最初の転職のきっかけになりました。そこで知り合った方々の話を聞いたときに、純粋に「すごいな、この人たち」と思って。それと同時に、「このままだと自分は、この人たちみたいには絶対になれないな」と感じました。30歳の時です。

当時、ECでの結果を認められて順調に昇進もしていたんですが、そのころちょうど子どもが生まれて。「この子を守っていかなきゃ」と考えたのと同時に、市場で自分が必要とされる人材になるには何が必要かと考えたんです。そうして考えて出た答えは、EC業務の受託側としての経験でした。

そうして転職をし、1年間いろんな会社のECサイトの立ち上げや運用をお手伝いをする仕事を経験しました。今思えば、子どもがいて、家のローンもあるのに、自分のやりたいことを後押ししてくれて会社を辞めることも許してくれた妻はすごいと思います(笑)。

その後、現在の会社に入社しました。費用対効果を考えてきちんと提案すれば、新しい仕組みを導入することも歓迎してくれる環境で「やりたい」と手を挙げれば、チャレンジさせてもらえますし、ありがたいです。これまでの様々な経験を会社に還元し、貢献していきたいと思っています。

対面販売とECでも「変わらないこと」

最初のキャリアはお客様と対面での販売員、今ではお客様の顔が見えないEC担当と、仕事内容がガラッと変わったように見えるかもしれません。でも、私の意識としては同じです。対面だとかECだとかは、あくまで販売手法で、私の仕事は一貫して「販売」なんです。

思い返してみれば、学生時代になんとなく始めたコンビニのバイトをきっかけに、「販売って楽しいな」と思うようになったんですよね。毎日決まったものを必ず買っていくお客様がいたんですけど、ある日そのお客様が入店されたとき、言われる前にすぐ出しておいたんです。そのときの私にとっては何気ない仕事でしたが、そのお客様が「お前、やるなあ!」と喜んでくれて。それが嬉しかったんですよね。

それからは他のレジが開いていても、私のレジがあくまで並んで待って、会話するのを日課にしてくれるようになりました。私の接客を気に入ってくれたようで。そういった経験を通して、「人と人との関係性」の興味深さを知り、販売の道を志しました。

今はECなので、訪れたお客様の顔を直接拝見する機会はなかなかありませんが、画面の向こうに人がいるのは間違いないんですよね。対面での接客経験があるから自然と想像できるのかもしれませんが、個人的には対面とECの差はそんなに感じていません。お客様が訪れるのがECサイトでも実店舗でも、どこで購入していただいても嬉しい。

毎朝、「昨日は何個売れたのかな」と確認するたびに、思わず笑顔になってしまいます(笑)。たとえその日あまり数字が良くなくても、弊社の商品を気に入って買ってくれたお客様が1人でもいたと思うと、やっぱり嬉しくなりますよ。

自分が寂しかったから、子どもには同じ思いをさせたくなかった

元々土日は休みでしたが、ネクストエンジン導入前は、毎日必ず発生する「受注処理」と「在庫管理」に時間を取られて、どうしても残業時間が増えがちだったんです。疲れが溜まるので、土曜日は昼頃まで寝て過ごすことが多く……そうすると妻の機嫌が悪くなっちゃう(笑)。導入後は業務効率があがり、業務負担が減ったことで、土曜日の朝も早く目覚めて、10時くらいから出かけられるようになりました。平日の夜に子どもとお風呂に入る回数も増えたように思います。

子どもの頃は、父親がとにかく忙しく働いていたので、あまり休日に遊んでもらった記憶がないんです。それが今思うと寂しくて、妻も同じような環境で育ってきたんですよね。だからこそ、自分たちはなるべく多くの時間を子どもと過ごしたいと思っていて。今日もこのインタビューのあとは家族とたっぷり遊んで帰る予定です(笑)。

家族との時間だけでなく、自分の興味を広げるための時間も、以前より多く取ることができるようになりました。弊社は完全フレックス制なので、月の勤務時間だけが決まっていて、1日の勤務時間はほとんど個人の裁量に任されています。

たとえば、前日に12時間働いたら、翌日は「今日は交流会に参加したいから16時に帰ります」といったことが許される環境なんですね。業務効率化によって生まれた時間とフレックス制度をうまく組み合わせることで、参加したいイベントやセミナー、ミートアップにたくさん参加できるようになりました。

仕事が長引いて、当日ドタキャン…なんてことになる心配がなくなったので、有料イベントにも躊躇なく申し込みをするようにもなりましたね。昨日も交流会に出席したので、今週のイベント参加数は4回(笑)。さすがに予定を詰めすぎですが、そういう出会いや学びの機会を我慢しなくてもよくなったのも、大きな変化のひとつです。

元々ひとりでもくもくと勉強するタイプだったんですが、昔の上司がよく勉強会や交流会に行く人で。その人のおかげで、「人から教えてもらって学ぶことの魅力」を知ったんです。それからは仕事の勉強兼趣味として、積極的にECの知識を身に付けたり、友達づくりをしたりするために、多くのイベントに参加するようになりました。

自分の好きなこの仕事を、子どもに語れるようになりたい

これから挑戦したいのはオムニチャネルの推進です。すでにオフライン/オンラインの顧客IDの統合は済んでおり、土台はあります。これを元にアプリや店舗にデジタルを加えた施策などお客様とザ・ボディショップのより良い関係作りを行っていきたいです。

個人的な話で言えば、自分が何をしている人間なのかを、もっと言語化できるようになりたいと考えています。子どもが成長し、小学生くらいになって「父親はどんな仕事をしているんだろう?」と考えることがあると思うんです。でも、まだまだ「ECの担当者」っていうのは説明が難しい。今後は、「こういうことをやってるんだよ」ともっとうまく説明できるようになれたらなと思います。

編集後記

「仕事とプライベートは、理想的なバランスをとれるよう常に意識しています。効率が落ちてバランスが崩れ、やりたいことを我慢することになるのは嫌ですから」と話す斉藤さん。好奇心旺盛で向上心が高いからこそ、現場の業務効率化もどんどん進んでいくことでしょう。現在構想中という新しい販売手法にも期待が膨らみます。

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この記事を書いた人

奈良出身のライター。海が好きで、海が青くなるから夏も好きです。どこに住むのか、どう働くのか、人それぞれの個性に合った「らしい暮らし」を探ることに興味があります。1杯目はビール、2杯目以降はハイボール。いろんな場所で、いろんな人と、おいしいごはんを食べながら呑みたい。

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