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ホーム > EC  > 「私は死ぬまでオタクです」二次元を愛するEC担当者の人生遍歴【ネクストエンジンライフ】

「忙しい」と言われるEC担当者でありながら、業務効率化をすることでプライベートを充実させている。そんな「イケてる」EC担当者にお話しを聞く【ネクストエンジンライフ】。

第4回目となる今回は、ペットと人の新しいつながりをつくる株式会社こころの広報、鵜飼 剛さんのこれまでの人生&プライベートに迫りました。

芸能界を志した過去、ギャルゲーやアニメに熱狂するオタク、そして、腕利きのECサイト運営・広報担当者――。特異な経歴をもつ彼は、なぜ今ペット業界に情熱を注ぐのでしょうか。

【ショッププロフィール】
社会貢献ペット用品店cocoro (http://cocoropj.shop11.makeshop.jp/
商材:二次流通のペットフードやペット用品

【ご本人のプロフィール】
名前:鵜飼 剛
年齢:33歳
肩書:株式会社こころ 広報担当
趣味:大道芸、オタク

大道芸に芸能界――。目立ちたがり屋の少年がEC業界に出会うまで

物心ついた頃から目立ちたがり屋で「お笑い芸人になりたい!」と夢見る少年だった私は、何でもいいから人前で喋りたくて、学級委員長や生徒会長をしていました。常に私の周りに人が集まるような、人気者になりたかったんだと思います。とにかく、みんなでワイワイしたかったんですよ。

そして中学生のときに『TVチャンピオン ジャグラー王選手権』に衝撃を受けて、「これは面白い!人気者になれそうだ!」と大道芸の練習を始めました。お笑い芸人になりたいと言ってもこれといった特技がなかったので、何か人と違うことができるようになりたかったんです。

最初はおばあちゃんが小豆で作ってくれたお手玉を投げる練習から始めたのですが、みるみる上達。学校でお披露目したり、コンビを組んでジャグリング協会へ最年少加盟するなど、どんどん活動は本格化していきました。中学時代はとにかくジャグリングの練習に打ち込みました。

高校生になり、ジャグリングを融合させたお笑い芸人になろうと考えた私は、ジャグリングの活動に興味を持ってくれた大学に入学することになったんです。大学時代は有名になるべく、とにかくオーディションを受けまくりました。大学3年のときには、ドワンゴさんが企画した声優の卵を生み出すオーディション番組に応募し、ジャグリングを披露したら見事合格。その合格の副賞で、一年間芸能界のスキルアップを図る養成所の受講費用がタダになったんです。芸能界って、蓋を開けてみるとお金がかかる養成所ばかりでしたし、この合格は本当に嬉しかったですね。

念願の芸能界へ!MC、声優、CDデビューと東京に通う日々

こうして養成所に通うようになり、大学を卒業したタイミングでドワンゴアーティストプロダクションに所属。お笑い芸人になる夢を追いかけて、渋谷のライブハウスで地下アイドルのイベント司会や前座をひたすら続けていました。他にもアニメの脇役で「うわぁ〜!」と倒れる役だけで出演したり、本当にできることは全てやりましたが、給料はビックリするほど少なかったですね。月に多くて3,000円。交通費も出ないのでお給料だけだと赤字です。

それでもコツコツ活動していると、良いこともあります。お笑い芸人の飛石連休の藤井さんがMCを務める番組の企画で、男性4人組でCDを出すことになったんです。ユニット名は「UNOA(アンオンエアー)」。AmazonでCDを1,000枚限りで販売したんですけど、ちゃんと完売したんですよ。こうして少しずつ知名度が上がっていき、初めて出待ちを経験して「これが出待ち…!」と感動しましたね。そこからは「個別で番組やってみないか?」などとオファーが来たり、変化も感じていましたよ。

その頃、私は25歳。番組を持ったからと言って、すぐにお給料が上がるわけではありませんでした。正直、その状況が厳しくて。働いている同級生たちはとっくに社会人。飲みに行けばボーナスやお給料の話がよく出るようになっていました。芸能界の夢を語り続けるのはいいけど、身の振り方も考えないといけない年頃になってきたわけです。そのタイミングで、マネージャーさんに激怒されるなど色んなことが重なり、「すみません。私には芸能界は無理でした」と幼い頃からの夢を諦めました。25歳で、もう芸能界は辞めようと決断したんです。

身の振り方を変えた20代。ひょんなきっかけから、EC業界へ!

夢は諦めてしまった。「この先、どうしようかな…」そんな風に考えていたタイミングで、風船で動物などをつくる「バルーンアート」のお仕事をしないかと、ある会社からお声がけいただきました。たまたま過去、大道芸の1つとしてバルーンアートを作っていたので、せっかくの機会に頑張ってみることに。2ヶ月かけて作品を作ったり、壁一面の特大バルーンアートを作ったり。以前私がやっていたバルーンアートとは規模が違いすぎて、入社早々、圧倒されていました(笑)。

その会社では、バルーンがブーケの形をしているブライダルギフトなどを販売していたのですが、「この商品で通販をしてみたい」と社長が言っていたので、すかさず「インターネットやホームページ制作には詳しいので、私が担当します」とECサイトを立ち上げて、通信販売を始めました。

そこからECの面白さにどんどん惹かれていき、「もっとEC業界を勉強したい」と、一元管理ソフト「ネクストエンジン」の設定代行をする会社に転職しました。これが大きな分岐点になるんですけど、そこから4年後、当時クライアントだった株式会社こころの事業や想いに強く惹かれ、「こころの活動をもっと色んな人に知ってもらいたい…!」と使命感にかられるようになりました。こうして、社長に「担当しているクライアントの会社に入社したいです」と直談判。願いが通じて、現在「ペットフードロス・ゼロ」の活動に取り組む株式会社こころのECサイト運営担当兼広報として奮闘しているところです。

人生を変えた「二次元」の世界。中学生で青髪の女の子が大好きに

「聖地」と呼ぶAKIHABARAゲーマーズ本店

そして、私の人生を語る上で欠かせないことが、アニメとゲーム。ちょっとテンション上がっちゃいますけど、アニメとゲームとの出会いや、好きな理由を語らせてください(笑)。

出会いは中学2年生のとき。ある日、女の子の友達が私にゲームを貸してくれたんですよ。当時の私はゲームのことを何も知らなかったのですが、興味はあったので家でやってみることにしました。最初にプレイしたゲームが『ときめきメモリアル』。このとき「こんなにかわいい子が世の中にいるのか!?」と、すぐにハマりまして。青髪の女の子が大好きになり、中学3年にして抱き枕デビューをしました。部屋には大量のグッズやポスターを飾り、父親にもドン引きされるくらい、明らかにオタクの部屋でした。

そこからパソコンゲームにも手を出し始めまして、秋葉原にも行くようになり、エロゲーの世界にも入るなど、どっぷり楽しみました。そして、次の神的な作品に出会ったのが『メモリーズオフ 2nd』というギャルゲー(女の子のキャラクターを恋愛攻略するゲーム)です。この頃この作品にハマりすぎて、自分で稼いだバイト代を全額つぎ込んでいました。総額60万円以上は使っていると思います。

そして他にも『Ever17 -the out of infinity-』の叙述トリックに魅了されたり、アニメ『CLANNAD』や『SoltyRei』を観て号泣したり、『デュラララ!!』や『東京マグニチュード8.0』、『ソードアート・オンライン』など好きなタイトルは挙げだすとキリがないです。

私は、死ぬまでオタクです。これは絶対にブレません。私が好きなゲームなどを1人でも多くの人に体験してもらえるんだったら「ゲーム機の本体ごと全部貸しますよ」と本気で思っています。

そして、先ほど少しお話ししましたが、現在のEC業界にたどり着いたのも、少しだけ「オタク」が関係しています。どんな繋がりがあるかというと、アニメが好きすぎて、独学でアニメのことを発信するサイトを作成していたんです。ゲームサイトや、自分のコミュニティーサイトを作成していたので、インターネットでサイトをつくるスキルを持っていましたし、Flashを製作して2chにあげるなどもしていました。この経験が、バルーンアートのECサイト立ち上げに役に立ち、今につながっているんです。

「ペットフードロス・ゼロ」を目指して。株式会社こころの活動

現在は、「ペットフードロス・ゼロ」を目標に掲げる株式会社こころでECと広報を担当していますが、ペットでいうと、実は私の家にも柴犬がいました。すごく身近な存在で大好きだったので、もともとペットショップやブリーダーの生体売買についても、疑問を抱いていたりもして。こういう背景から、今の会社の活動を見たときに「私も力になりたい」と強く感じたんだと思います。大好きなペットが、現在の仕事に携わる一番大きな理由になったんです。

私たちこころは「ペットフードロス」という言葉をうたっているのですが、これは自分たちで生み出した言葉です。「捨てるを考える」というコンセプトで、動物を捨てる、ペットを捨てる、ペットフードを捨てる、用品を捨てるなど、「捨てることについて考えましょう」という意味を持っています。

もともと、ペットフードは平成29年度のデータで596,270トン出荷されています。廃棄量に関しては公表されていませんが、独自の調査によれば、最低でも1%以上は廃棄されていると想定されます。市場規模でいうと、6,000トンがいま廃棄されていることになります。廃棄されているペットフードの中には、まだ安全な賞味期限間近のペットフードや、外箱がへこんでしまい販売ができなくなったペット用品など、本当なら食べたり使えたりするはずのものが含まれています。

動物愛護団体などはフードや用品を寄付してほしい。一方で、メーカー・卸業者はコストをかけて業者に商品の廃棄を頼んでいるわけです。そこで、弊社では1次流通から外れてしまった商品を買い取り、「ペット用品の2次流通」としてECサイトで安価でお客さんに販売しています。

さらには販売価格の一部が動物愛護団体などに寄付されるようになっていて、ECサイトを利用するお客さま自身が、支援したい愛護団体を選べるシステムです。猫、犬、もっというとパグ専門の愛護団体など様々なので、自分の意志と合う活動をしている団体に購入金額の一部を寄付することができます。

ちなみに弊社のECサイトでも、在庫や受注の一元管理ソフト『ネクストエンジン』もガンガン使っています。前職で培った知恵を今の会社に全投入していて、多分ネクストエンジンのカスタマーサービスのスタッフさんよりも使いこなしているんじゃないでしょうか(笑)。

今後の目標はプロジェクトの推進。全員に「捨てる」を考えてほしい

また、持続可能な開発目標「SDGs」の項目でも掲げられている「つくる責任、つかう責任」に伴い、「フードロスを2030年までに半減に」という目標が大きくうたわれていますが、私たちも「ペットフードのロスを2030年までに半減させる」ことを目標にしています。同時に、このペットフードやペット用品のロスをなくす、捨てるを考えるプロジェクトのことを「Cocoro Connect Project (CCP)」と名付け、推進しています。

直近の目標は、まず知っていただくこと。 ペットフードが大量に廃棄されていること、その廃棄に多額のお金がかかっていること、でも実は廃棄されてしまうペットフードを求めている人たちがいることなどを、すべてのペットオーナーの方に知ってもらいたい。そのために今後、「ペットフードロス協議会」の設立や2次流通品を扱う実店舗の出店、アプリの展開などを考えています。

そして、「人間の食べ物以外でもフードロスがあるんだな」と皆さんに知ってほしい。動物の命や人間の食べ物や物もそうですが、すべてにおいて皆さんが捨てることを色々と考えてくれたら、世の中が変わっていくんじゃないでしょうか。

編集後記

幼い頃から熱中できることに囲まれて人生を歩んでこられた鵜飼さん。芸能活動、オタク、ペット、EC業界、様々な鵜飼さんの「タグ」が見えたユニークなインタビューになりました!

また、本記事の読者の方の中には「ペットフードロス」という言葉を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。ペットフード、ペット用品の廃棄の実情が少しでも世の中に伝わり、「捨てる」を考えるきっかけになれたら嬉しいです。また次回もお楽しみに!

協力:AKIHABARAゲーマーズ本店
https://www.gamers.co.jp/

【ニアセ読者限定】期間限定クーポン

今回ご紹介した「社会貢献ペット用品店cocoro」のオンラインショップでご利用できる、お得な期間限定クーポンをご用意しました。ぜひこの機会にご利用ください。

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この記事を書いた人

北海道出身、食べることが大好きなフリーランスのライター。ECサイトを運営する事業会社での経験を基に、様々な媒体で執筆中。朝ごはん巡りが大好き。

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