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ホーム > アキンド探訪  > 「複業は全員にオススメしない」横塚まよがパラレルキャリアをはじめた理由

 
株式会社ウィルゲートにて広報を務めながら、スマホ特化型タレント輩出を行う株式会社COMPLExxxの創業者であり、取締役CCO(Chief Culture Officer)を務める横塚まよさん。副業での起業は大変だったかと思いきや、「会社がサポートしてくれました」と彼女は笑顔で語ります。
 
そこで今回、「広報」と「起業家」として二足のわらじを履く横塚まよさんにインタビューし、COMPLExxxを始めることになるまでの経緯から、スマホ動画時代の特徴についてお話をお伺いしました。

複業のキッカケ―趣味を仕事にして本業のスキルアップに

横塚まよ
 
― まずウィルゲートでの活動について伺えればと思うのですが、会社初の広報担当だったんですよね?
 
横塚氏:はい、当時は、社内には広報という部署がなく、人事がプレスリリースなどを兼務している状態でした。2014年10月に広報担当となりましたが、まだ新卒6ヶ月目だったのもあり、本当に何をしていいのか分からなくて。
 
いまはいろいろな方に協力してもらってメディア掲載も増えてきましたし、社内広報、採用広報と広報活動の幅を広げられるようになりましたけど、最初は「いろいろなところに顔を出す」くらいしかできてませんでしたね。振り返ってみれば、会社の方針や広報のあり方を勉強する1年だったなと思います。
 
― 広報活動で一番難しかったことは?
 
横塚氏:会社として見せたいものと見せるべきものが違う、というのが難しかったなと。理念経営をしている会社として、文化や制度をもっと見せるべきだと思いながら、運動会などの社内イベントくらいしか発信できていなかったんです。
 
ただ、2016年4月にウィルゲートでは副業が容認され、私自身も副業容認のタイミングでサイバーエージェントさんとゲーム実況を始めました。ウィルゲートの「一人ひとりの『will』を実現する」という経営理念をわたし自身が体現できましたし、副業をはじめる社員も増え、いろいろな働き方をサポートする会社であることが世の中に発信できるようになってきたのかなと思います。
 
― ちなみに、なぜゲーム実況を始めたんですか?
 
横塚氏:課金するレベルで、ゲームにハマっていたんです(笑)。月に数万円はゲームに使っていて。その話をサイバーエージェントグループの広報の方に話したら「ゲーム実況やってみる?」という話になってやることになりました。
 
ただ、自分は出る側よりも他の子をアサインするほうが好きなんですよ。だからゲーム実況も “ゲーム女子会” という形で他の子を巻き込んでやって、その延長線上に『COMPLExxx』があるのかなと思います。

複業に向いているのは「飽きやすい人」―全員にオススメはしない

COMPLExxx横塚まよ
COMPLExxx サイト:http://complexxx.co.jp/
 
― COMPLExxxではいまどんなことをしているのですか?
 
横塚氏:スマホ特化型のタレント輩出をメインとして行っています。スマホ番組に適したタレントって、テレビのタレントとはまた別のスキルが必要なんですよ。テレビだとカンペがあり、出演者が多いので、いかに司会者に振られた内容を大きくできるか、いかにひな壇で目立つか、ということが求められると思うのですが、スマホだとカンペもないし、出演者も自分だけだったりするので、「MCスキル」が求められるんです。
 
そこで、わたしはスマホ特化型のタレント候補を集めて育てたり、番組の企画をやったりしています。最近では企業から協賛をいただいて、世界中にライブ配信をしながら挑戦する企画を進めていました。スマホで活躍した子をプロにするというのを目標に、いまは絶賛奮闘中です。
 
― COMPLExxxを始める、というのをウィルゲートに伝えたとき、どんな感じだったんですか?
 
横塚氏:めちゃくちゃスムーズで。上司や社長に「会社をつくってもいいですか?」と相談したら「いいじゃん」と(笑)。さらにCOMPLExxxは副業にもかかわらず、法務のこととかもウィルゲートがサポートしてくれて。ウィルゲートは本当に「一人ひとりの意志を実現する」ことを応援してくれるんだなと実感しました。
 
ウィルゲートって、面談がとても多い会社なんです。人によって違いますが、多い人だと週1回、面談の機会をもらえます。そこで自分がやりたいことを伝えることができて、実際にやらせてもらえる環境がウィルゲートにはあります。副業を応援してくれる会社ってなかなかないですよね(笑)。
 
― ウィルゲートとCOMPLExxx、どういったバランスで仕事をしているのでしょうか?
 
横塚氏:これまではウィルゲートで週5勤務をして、夜の時間とか土日をCOMPLExxxに使っていたのですが、2017年3月からは週4でウィルゲート、残りをCOMPLExxxという形で働いています。
 
ただ、いまって副業推進の風潮があると思うのですが、いわゆる副業ではなく、本業と同じくらい行う「複業」に関しては、全員にオススメしたほうが良いかと言うと、わたしはそうは思わなくて。
 
複業をやるとプライベートの時間はとれないし、体調管理もしないといけないし、精神的にもツラいこともある。なので複業に向いている人、向いていない人がいると思っていて、複業に向いているのは「飽きやすい人」だなと思います。わたしはすごい飽き性だから、このワークスタイルが合っているなと。

「クラスにいそうな子」等身大のコンテンツがスマホ動画では人気

横塚まよ
 
― スマホ動画で人気のでやすい女の子の特徴ってありますか?
 
横塚氏:3つあると思っています。
 
1つは「ユーザーの代表になれる子」です。わたしは「クラスにいそうな子」という表現をしたりするのですが、芸能人並に可愛いというよりも、親近感が湧く、視聴ユーザーに近い側の子が人気が出やすいですね。
 
2つ目は「スマホ特有のリアクションがとれる子」。動画配信サービスだとコメントができたり、投げ銭(課金)ができたりしますが、そういったスマホ特有のユーザーのアクションに対して「コメントありがとうございます!」などのオリジナルのポーズをする子とかはやっぱりユーザーも嬉しいので、人気になります。
 
そして3つ目は、「定期的に配信できる子」。毎週何曜日何時に配信する、と決めてやったほうが、ユーザーも定期的に見に来てくれます。さらに配信内容に松竹梅をつけたほうが良くて。毎日5分の配信、週1回は番組っぽいもの、月1回は人を呼んだりするような大きいものをやったほうが、よりユーザーの人に楽しんでもらえると思っています。
 
基本はこの3つを軸に企画やマネジメントを行っています。
 
― 最後に今後の展望をお願いします。
 
横塚氏:10、20代って、もやもやしていている子が多いと思っていて。わたし自身も疲れ果てると闇がでてきて、なんにもやる気がなくなるんですよ(笑)。そういった若い子たちの複雑な想いがエモーショナルでカワイイなと思い、「エモカワイイ」と名付けて。
 
COMPLExxxを通して女の子のエモーショナルな部分を輝かせていきたいです。共感できるのって、つくられたコンテンツよりも悩みもある女の子の等身大コンテンツだと思うので。スマホ特化型のタレントから、プロを輩出していきたいです。

 
 

この記事を書いた人

1987年生まれ。北海道大学卒業後、EC事業会社を経てLIGへ転職、4代目広報に就任。2016年に独立し、現在はフリーでライター、ディレクターとして国内外で活動中。

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