データフィード広告「Criteo」を徹底解説!

ECノウハウ

Criteo
 
こんにちは、satoshiです。
 
「リスティング広告で集客してみたが、思い通りに売上が上がらない!」そんな悩みを抱えているネットショップ担当者の方に向けて、今回は最近話題のデータフィード広告「Criteo」について解説していきます。

まずは「データフィード広告」について復習しよう

データフィード広告」という言葉は聞いたことあるが、従来の広告とは何がどう違うのかよく分からないという方は少なくないと思います。
 
データフィード広告とは、「データフィードを使った動的リターケティング広告」のことです。あれ、説明になってませんかね(笑)データフィード(自社の商品データを、広告配信先のフォーマットに変換・提供する仕組み)の技術を使って、ユーザーのサイト訪問履歴に合わせて動的に再訪問を促す広告(追跡型広告)のことを、データフィード広告といいます。
 
分かりやすく言うと、ユーザーが見ていたページの内容を記録し、ほかのサイトを訪れた際その内容に応じた商品の広告を自動で表示する機能です。よくYahoo!トップページなどに、以前自分が閲覧したことのある商品の写真が表示されることがありますよね?僕があれをはじめて見たときは、データフィード広告だとは知らずに「あ、気になっていた商品だ!」と、何の疑問も持たずに思わずクリックした記憶があります。
 
仕組み的には、自社サイトにタグを仕込んでおき、自社サイトに訪問したユーザーのブラウザにCookieを付与することで、今後の訪問者の行動を追跡できるようになっています。
criteo2
画像引用元:Criteo「プロダクト」

「Criteo」について

「Criteo」は、データフィード広告のパイオニア的存在であり、日本国内においてトップのリーチを誇るフランスの会社です。実に日本人ユーザーの約9割が「Criteo」の提供する広告を目にしているそうです。
 
Criteoの広告配信先は、Google、Yahoo!、Facebook、goo、msn、食べログ、はてなブックマーク等々、多岐にわたっており、これがCriteoの最大の魅力です。尚、データフィード広告においては、このCriteoと、Googleが提供している「Google動的リマーケティング(GDR)」の二強なので、どちらかを選んでおけば問題無いでしょう。

「Criteo」を利用するのに必要なもの

ではCriteoのサービスを利用する際に必要となるものについて見ていきましょう。
 

1.Criteo用の商品データフィード

まずはCriteo側に自社の商品データを提供しなければなりません。
フィードの形式は決められており、データ形式はCSV、TSV、XMLのいずれかです。
入力すべき情報は、タイトル、ディスクリプション、商品ページのURL、価格、画像のパスなどがあります。
 

2.Criteoが用意するタグの設置

そしてCriteoから提供されるタグを自社のECサイト上に設置する必要があります。
タグを設置する場所は、広範囲であるほど、ユーザーがどこで離脱したかといった情報がより詳細に把握できるようになります。
 
推奨される場所は、トップページ、検索一覧ページ、商品ページ、カート、コンバージョンページなどです。また「Googleタグマネージャ」を使ってCriteoタグを設置することもできます。
 
尚、バナーは商品データフィードから自動で生成されるので、作成する必要はありません。
バナー作成の苦労から解放される点も、Criteoを導入するメリットのひとつといえるのではないでしょうか。

「Criteo」を利用するための条件とは?

Criteoを導入するには、最初に審査にパスする必要があります。
その条件の1つとして「月間ユニークユーザー数が4万以上」というものがあります。ほかにもいくつかの審査項目があり、それらを総合的に判断しているものと思われます。この審査が「Criteoは中小規模のECサイトにはハードルが高い」と言われる所以でしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。
審査は厳しいですが、離脱客をピンポイントでリーチできる点は大きな魅力であり、従来の広告では実現できなかったことです。この記事を参考にして頂き、データフィード広告「Critio」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 
 

2014年に東京から静岡県三島市に移住してきました。現在は自宅でネットショップ運営の傍ら、記事の執筆をしています。

ニュー アキンド センター
タイトルとURLをコピーしました