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  ▲おふろの国「ゆ」のネオンが揺らぐ鶴見川。この川周辺にスーパー銭湯が3つもひしめき合う激戦区となっている。     私は1年程前からサウナが好きだ。 好きというより愛してる。いや、愛してるではなく空気のようにあって当たりまえ、完全に本妻としてサウナを迎え入れている状況だ。   サウナの良いところとして、一番に挙げられるのはリラックスできること。一人ハダカになって熱いサウナと冷たい水風呂を往復することで、日頃のモヤモヤや将来に対する不安などが、いつの間にかすべて汗とともに流れ出てしまう。   そんなサウナのこと、サウナ施設のことをもっと知りたいと思い、いろんなサウナを巡り歩いていたら、リラックスとは違う、自分の心に火を灯すような元気を与えてくれるサウナ施設と出会うことができた。 それが今回ご紹介する神奈川県横浜市鶴見区にある「おふろの国」。   「おふろの国」は、プロ熱波師の「サウナ皇帝」井上勝正をはじめ、全国の温浴施設看板娘で構成するアイドルグループ「OFR48」、歌うマッサージ師大西一郎など多彩なスタッフを抱え、No.1熱波師を決める「熱波甲子園」や「大サウナ博」、「熱波道プロレス」などユニークなイベントを多く打ち出す異色のスーパー銭湯だ。   ん?プロレスが入ってた?とお思いの方。正しい反応ですが、読んでいただければ腑に落ちると思います。この「おふろの国」の店長であり、これらの仕掛け人でもある林和俊さんに、イベントの意図や個性的な従業員の発掘方法などについてお話を伺ってきた。 スーパー銭湯「おふろの国」は温浴業界に熱い波を起こす ▲お話をうかがった「おふろの国」林和俊店長。     浴室の壁ごしに声をかけあう「愛してマス風呂」、お風呂にまつわる話しだけをする放送「オフロナイトニッポン」など、温浴業界の常識を打ち破るイベントをプロデュースしてきた。バケツで熱波!設備がなくてもとりあえずやってみる。   - おふろの国ができたのはいつですか?   林店長:2000年の11月ですね。僕はそのオープンの半年後に入社しました。   ...

  世田谷区経堂。にぎやかな商店街のどまんなか、ビル2階にある「パクチーハウス東京」は世にも珍しいパクチー料理専門店だ。   パクチーサラダにパクチーライス、お酒にもアイスにもパクチーがはいっている徹底ぶり。オープンは2007年12月。今年で開店10周年を迎える。   パクチー、すべての食物のなかでもっとも好き嫌いがわかれる食材ではないだろうか。好きな人は狂うように愛するが、嫌いな人からは忌み嫌われる。圧倒的なクセの強さ。ましてやオープン当初の10年前は、パクチー自体の認知度が低かった。いまでこそパクチーをウリにする店は増えてきたが、それでも専門店はめずらしい。   創業者の佐谷さんに繁盛の秘訣をうかがってきた。 「パクチーハウス東京」って、どんなパクチー料理があるの? ▲トマトときゅうり、そしてお皿が隠れるぐらいたっぷりのパクチーが盛られたカスピ海サラダ。 ▲パクチーの葉っぱと根っこを揚げたパク天。ぱりっとおいしい。 ▲生地にパクチーがはいってる緑のパクチーバケット。 ▲パクチーの種や葉っぱがはいってるお酒、カクテルならぬパクテルだ。「カンパク!」の合図で飲もう。こんな具合でなにを頼んでもパクチーがついてくる。 ▲パクチーハウス東京では追加パクチーも自由にできる。「追パクください!」と唱えれば、おもう存分パクチーが食べられる。 ▲イラン料理のチェロケバブ。「あれ?パクチーがない」と不安にお思いかもしれないが… ▲もちろんご飯のなかにパクチーとお肉が入っている。 「パクチーハウス東京」にはブルーオーシャンならぬグリーンフィールドが広がっていた - いろいろある食材から、なぜパクチーを選んだんですか?   パクチーハウス東京店長・佐谷 恭さん(以下、佐):2005年から「日本パクチー狂会」をやってたんですよ。といっても、パクチー好きを集めてオフ会を開くのがおもな活動ですけど。それでも名刺作って飲み屋で配ると「店長!パクチー狂会の会長が来てます」って具合に広がってくんです。   そこで「ここ、パクチーないじゃん!」とか「パクチー好きな人たくさんいるから、置いたら客来ますよ!」とか軽口叩いたりして。まあ冗談で言ってたことですけど、いざなにか店をやろうって時にその言葉たちがぜんぶ自分に返ってきたわけです。もってる資源でおもしろいことをやろうと考えていたら、自然とパクチーハウスの構想に行きつきました。   -...

  日暮里のお菓子屋さん「江戸うさぎ」で販売している「妖怪★いちご大福」が大人気だ。   テレビ番組・雑誌・ネットなど各種メディアにもとりあげられ、冬のシーズンになるとSNSでも写真をよくみかける。1日200~300個ほど手作業でつくっているが、日によって昼過ぎに売り切れてしまうことも。   開発したのは観光土産品及び進物用菓子食品類の企画卸売を行っている「大藤」。 妖怪いちご大福以外にも小判型のおせんべい「これでよしなに」、お尻型の生菓子「美尻」といったおもしろお菓子から、3種類の味が楽しめる飴「アメノミックス」といった政治家シリーズものまで幅広くとりあつかっている。   江戸うさぎ店長兼、大藤商品管理部の横尾さんにユニークな商品の開発秘話をうかがってきた。 江戸うさぎの「妖怪★いちご大福」ってなに? ▲妖怪★いちご大福 1つ258円   口からぴょこんとはみだしたイチゴ、ゴマ粒で作ったつぶらな瞳がかわいい。谷中霊園からやってきた妖怪という設定だ。いちごシーズンの冬限定商品。 ▲妖怪★くり大福 1つ285円   秋になると「妖怪★くり大福」が販売される。芸術の秋にふさわしく栗のハンチング帽をかぶっている。 ▲妖怪★あんず大福   通年販売の「妖怪★あんず大福」も人気だ。 江戸うさぎの「妖怪★いちご大福」はどうやって生まれたの? ▲お話しをうかがった横尾さん(「江戸うさぎ」店長兼大藤商品管理部)   ●社内は「気持ちわるいよ」とほとんど反対意見だった   - 横尾さんが「妖怪★イチゴ大福」を開発されたそうですが、どんなきっかけだったんでしょうか   商品管理部 横尾文乃さん(以下、横):新しく和菓子職人さんが入られたときに「イチゴ大福が得意です」とおっしゃったのがきっかけです。それじゃあイチゴ大福でなにかつくろうと。ただお店は人通りのすくない地味なところにありますし、コンビニのレジ横でも100円で売ってます。それならどうにかお客さんをお店まで呼ぶにはおもしろいものを作らないとって思いました。   でも、職人さんは別におもしろさを求めてないですよね。できあがった大福に「これ、なにがおもしろいんですか?」ってしょっちゅう揉めてました。 ▲開発当初はこういう形だった   -...

中央線の西側、高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪あたりにはラーメンの名店がひしめいている。   昔ながらの中華そば「春木屋」、濃厚塩スープが人気「チキュウ」など枚挙にいとまがない。うまいラーメンをだしてなお生き残りが難しいこの戦場でパイナップルラーメン1本で営業を続ける異色の店がある。西荻窪の「パパパパパイン」だ。 提灯だってパイナップル「パパパパパイン」 西荻窪駅から徒歩2分。通りを歩いているとパイナップルの提灯がひときわ目をひく。券売機をみると「パイナップル塩ラーメン」「パイナップルしょう油ラーメン」「パイナップルつけめん」「パイナップルえび塩ラーメン」と、本当にパイナップル メニューしかない。   2011年のオープン当初から6年間、パイナップルラーメン一本で勝負してる異色の店だ。繁盛の結果、2016年には2店舗目のラーメン店「81番」をオープン。こちらは一般的なラーメンを提供している。   私は「東京別視点ガイド」というサイトで、日本全国の変わった飲食店をめぐっている。なかにはコーヒーラーメン、ココアラーメン、青汁ラーメンを提供する店もあるが、あくまで数あるメニューのなかの1つで変わり種はいろいろだ。さもなければ商売が成り立たない。   しかし、パパパパパインはパイナップルラーメン一本のストロングスタイル。 看板にはこんな問いが投げかけられている。 「ラーメンとパイナップルが大好きだからラーメンの中にパインがはいってもいいんじゃない?」   こんなに力強く問われたら「はい、いいです」と肯定するしかない。 いまだ「酢豚にパイナップルを入れるのは是か非か」を論争している我々がちっぽけに思える。私は近くに住んでいたこともあり、何度か通っていた。   そんなおり流れてきたのがこのツイート。2017年4月末に閉店とのこと。           パイナップルラーメン屋さんパパパパパイン、明けましておめでとうございます!私事で恐縮ですが、店主高齢につき2017年4月末頃にパパパパパインを閉店とさせて頂きます。32回目の誕生日を年末に迎え、寝る間も惜しみ1時間程熟考して出した答えなのでどうか御理解頂けましたらと思います。— パパパパパイン...