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商品マーケティングを進める上で、よく登場する言葉「ブランディング」   しかし、そこまで「ブランディング」って必要?と考える方もいるかもしれませんが、侮ってはいけないのがブランディング。しかし、ネットショップ担当者にとっては手強いものです。そもそもブランディングとはなんなのか?   成功事例に見るブランディングや、ネットショップにおけるブランディングとは?「オワコン」にならないために、時代とともに共生し続けなければならないブランディングについて見ていきます。 ブランディングとは? 簡単に説明するとブランディングとは、世の中に認知されていない商品にアイデンティティを持たせるということ。トイレといえばTOTOとか、高級時計といえばロレックス・・・などなど、具体的な商品を指さずとも、イメージとして結びつきが出来上がってくるものがブランディングです。   言葉で表現するのは簡単なのですが、これがなかなかどうして・・・かなり手強い相手であることは、ネットショップ担当者であれば想像に難しくないのではないでしょうか? どうしてブランディングが必要なのか? ブランディングは企業規模関係なく自社で商品開発をしたり、新商品を発売する際だけでなく、ネットショップを運営していく限り、かなり重要になってくるものです。   なぜなら、商品を販売する限り必ず起こってくるのが価格競争です。例えば、吉野家やなか卯、すき屋と言った牛丼チェーンの価格競争。いかに安く・・・ということが先行してしまい・・・ブランディングはそっちのけ。   こうなってくると、安かろう悪かろうの世界で・・・どれもこれもどんぐりの背比べで、そのブランドの「らしさ」がどんどん薄れていってしまいます。そこで重要なのがブランディングというわけです。 成功事例に見るブランディング では、ブランディングの事例を見ていきましょう。   近大マグロ まずは、今や「ブランド」として認知されている「近大マグロ」。 近大マグロは、世界で初のマグロの養殖に成功し、天然マグロの方が格上という常識を覆して、世間に養殖マグロのブランドとして認知された良い例です。近大マグロの成功の鍵は、マグロの養殖に成功したこともさながら、そのネーミングにあります。   「近大マグロ」と大学名を前面に押し出し、且つ大学発なので「卒業証書」をつけて販売するという戦略です。そして近畿大学は、この近大マグロのヒットで大学出願者数を大幅に増やしました。近大マグロという商品が近畿大学の価値を押し上げた良い例です。   近畿大学に関しては、大学宣伝のキャッチコピーも実にユニークで、関西っぽさを前面に出した戦略に出ています。関西特有の「面白さに対する確固たる自信」は、ブランディングにとって大きな武器になっています。   ニトリ 同じようにキャッチコピーでとても印象深いのが「お値段以上のニトリ」ではないでしょうか? こちらも家具といったら高級なものという固定概念を打ち破って、格安でも安かろう悪かろうではなく、お値段以上の価値を見出すことができるということを前面に押し出しブランディングに成功しているいい例だと思います。   スターバックスコーヒー ニトリとは真逆で、広告戦略を打たずして成功しているのがスターバックスコーヒーです。 スターバックスのコーヒーは決してお安くはないコストパフォーマンスで、一杯一杯手で入れるので時間もかかります。   しかし特に何の宣伝もしていないのに、いつの間にか世間に認知され、当たり前に「スタバ」と呼ばれ愛されています。 スターバックスの勝因は、店構えや扱う商品やロゴのスタイリッシュさであったり、徹底されたスタッフ教育であったり、そこで過ごせばなんとなくハイクオリティーな気分を体感させてくれるところにあるといえます。広告でイメージをつけるのではなく、実際に体感した人がイメージを後付けしていくという手法ですね。   商品に対する絶対的な自信 3つの事例をあげましたが、それぞれ業界も、扱う商品も違いますが共通しているところがあります。 それは、「商品に対する絶対的な自信」です。   ブランディングにはいろいろな理論もありますし、戦略もあります。机上で考えるべきことはたくさんありますが、何をもってしても必要なものはこの「商品に対する絶対的な自信」。これがなければ、マーケティングの理論はほとんど意味をなしません。   ブランドアイデンティティを考えていく上で、根幹になるのは「商品に対する絶対的な自信」に他ならないと私は考えます。これを根幹にいろいろなことを肉付けして、ブランディングは成り立っていくのではないでしょうか? ネットショップにおけるブランディングとは? では、有名企業でもない、そんなに広告宣伝費もかけられないネットショップにとってのブランディングとはどのようなものが理想的なのでしょうか?   ブランディングとは一過性のものではなく、中長期的に継続してイメージ構築をしていく必要性のあるものです。ですので、派手な広告宣伝が絶対というわけでもないですし、その商品にあった戦略を考えるのがベターだといえます。   地味な戦略かもしれませんが、SNSでの拡散を実行してみたり、キャンペーンを行ってみたりしながら、その商品やブランドのカラーを徐々につけていくというのもブランディングの方法です。また、新商品開発などに際しては、商標や特許、実用新案などの手続きも必要になってきます。その分野の専門である弁理士に頼るというのも一つの方法です。   弁理士は、いわばブランディングのプロのようなものなので的確なアドバイスをしてくれる場合もあり、もちろん有料にはなりますが相談してみる価値はあるのではないかと考えます。 さいごに 時代は移り変わります。どんなモノにも始まりがあれば終わりがあります。そんな中で、ネットショップのブランディングを考えた時、「オワコン」になってしまうのが一番もったいないと私は考えます。インターネットの世界は特に移り変わりが激しい分野です。   いわゆるちょっとした一発屋のように、派手な広告宣伝をして世間にある程度認知はされたけど、極めて短期間でブームは去ってしまい、そこに投入した広告宣伝費や労力のことを考えれば決して黒字ではない・・・   そうなってくると、もう・・・燃え尽き症候群のような状態になり、次へのモチベーションがなかなか上がってきません。そこである程度売り上げを上げて、次への展開があるのならまだしも、なかなかそう簡単にはいかないのが現実ではないでしょうか?   ブランディングには体力と気力と忍耐が必要です。前述に紹介した近大マグロが開発に取り掛かったのは1970年です。近大マグロが近大マグロとして認知されだしたのは、ほんの数年前のことです。そんなことを考えると、ブランディング戦略は決して短期で結果が出るものではないということが想像できますよね。   ネットショップを運営していく限り続いていくブランディングは重要です。ブランドは時代と一緒に育てていくもの、共生していくものという側面も持ち合わせています。根幹には確固たる自信を持ちつつ、腰を据えてじっくり焦らず、時に小賢しく行っていかなければならないものです。     ...

ネットショップ担当者にとって、やはり一番気になるのが売上ですよね。それだけでなく、何がどのように売れているのかもかなり重要です。   そして、売る側の勝手な都合だとはわかっていても、この商品のグレードアップしたこっちの商品を買ってもらえたらなぁ・・・というものや、この商品とこの商品はセットで買ってほしい・・・(片方の在庫ばかり増えるなぁ)・・・などなど   単価アップの施策として実施される方法がアップセル・クロスセルという手法です。今回は、アップセル・クロスセルについてのお話です。 アップセル・クロスセルとは? 簡単に説明するとアップセルは、本来ユーザーが買おうと思っていたものよりももっとグレードアップした商品を勧めて販売することです。そして、クロスセルとはユーザーが買おうとしている商品に関連商品をプラスアルファで追加販売することです。   実店舗販売で見てみると、例えばマクドナルドやその他ファーストフード店での対応例だと、今だけセットでこちらの商品がお得です、というやり方がアップセルです。一方ご一緒にポテトはいかがでしょうか?というのはクロスセルです。   百貨店や小売店などアパレルブランドのトルソーは、アップセルツールといえるでしょう。スーパーのレジ前やそばにある電池やガム、清涼飲料水などは、本来欲しいものプラスアルファのクロスセルの代表格ですね。 ネットショップにおけるアップセル・クロスセル ネットショップにおけるアップセル・クロスセルで行われる手法について考えてみます。   1.広告からの誘導 2.レコメンド機能からの誘導 3.確認フォームからの誘導   順に例を見ていきましょう。   1.広告からの誘導 例えば、格安ノートパソコン¥49,800という広告に惹かれてやってきたユーザーが、同列に並んでいるwindows搭載¥55,000ノートパソコンや、より高スペックで¥69,800のノートパソコンに惹かれ、別のハイグレードなものを購入したとすれば、それはアップセルの手法として成功です。   2.レコメンド機能からの誘導 アップセル・クロスセル両方のアプローチが可能です。まずは、アップセルのアプローチ方法から。そもそもレコメンド機能というのは、商品を買おうとするとき「この商品を買った人はこんな商品も買っています」などというコメントと写真が入りますよね。レコメンドとは、つまり、アップセルのアプローチとしては、広告からの誘導とフローは似ていて、レコメンドを見て元々思っていた商品よりもハイグレードなものをユーザーが購買した場合、アップセルの成功といえます。   レコメンド機能の特徴が遺憾なく発揮されるのは、クロスセルの方といえるかもしれません。元々購入しようと思っていた商品に、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というようなレコメンドが入ると、買わなかったとしてもついつい見てしまうというのが人間の心情です。この段階でのレコメンド機能からの誘導は、アップセルにもクロスセルにも有効だと考えられます。   3.確認フォームからの誘導 確認フォームからの誘導は、店舗販売でいうクロージングの部分です。 もうユーザーは買うことは決めているので、そこへの上積みとしてお得情報で誘導するととても有効な手法です。   例えば、その購入商品と抱き合わせで他のものを購入すると今なら何パーセント引きとか、他の商品と一緒に買うともう一点何かがついてくるとか・・・そういった特典を確認フォームで提案してその商品が購入されれば、クロスセル成功ということになります。 アップセル・クロスセルに必要なシナリオ作り 最近の広告販売手法としてLPのような縦長1Pで商品をクロージングまでするようなものが増えてきているのは、ストーリー性によってこの押し売り感を払拭しようという狙いからです。しかしながら、そうそう商品ごとにストーリーを持たせるのは至難の技ですよね。   そこでポイントになってくるのが購入までのシナリオ作りです。 聞いただけだとなんだかそれだけで憂鬱になってきますが、成功した時の達成感といったら・・・憂鬱ではなくむしろ楽しくなってくるものです。   ネットショップにおけるアップセル・クロスセルは、ユーザーの導線や購入までのシナリオをある程度想定したアプローチをしなければならないので、闇雲に広告を入れてみたりレコメンドを入れても、実店舗でいうところの押し売りになってしまうので注意が必要ですが、楽しみながらそれを行えるのもまたWEBマーケティングの楽しさではないでしょうか。    ...

※本記事は自社商品を受注生産しているネットショップ担当者向けの内容になります。   ネットショップ担当者にとって、ひときわ厄介なもの・・・「在庫管理」。 在庫管理といっても、単純に在庫の数を数えるだけなのであれば、取扱商品の棚卸をすればいいだけなのですが、何か商品を作って販売している場合、その原材料も管理する必要性があります。   例えば、アパレル関係やアクセサリーなどは代表的なところではないでしょうか?そもそも在庫管理の意義とは何か?なぜ在庫管理がうまくいかないのか?どうすれば適正に在庫管理できるのか?など在庫管理について見ていきます。 在庫管理の方法とは? 在庫管理の意義とは何なのでしょうか?そこには2つ大きな意義があると考えます。   ・お金の流れを明確にすること ・在庫切れのリスクを避けるため   単純に在庫管理といっても、既製品を販売しているだけなのであれば、その商品数を数えれば大方把握できるのですが、商品を作って販売している場合は、そういうわけにはいきません。   そこには材料費が発生しますし、ただ単純に売れた数だけではなく、それを作るにあたって発生した費用全体を見なければいけないので、一筋縄ではいかないのです。 複雑化するさまざまな在庫管理の方法 扱う商材が多ければ多いほど、在庫管理の方法は複雑化していきます。ですので、システムを導入しているネットショップが大半なのではないでしょうか?しかしながら、システムを導入してもなお「憂鬱」と感じられる在庫管理の実情とは一体どんなものなのでしょうか?   いくつか例をあげてみます。 1.とにかく把握する数が多い 2.在庫管理を複数人で行っており、しっかり情報共有できていない 3.不具合が出たとしても、出荷を優先している 4.実際のフローの中にシステムをうまく取り込めていない 5.サンプル品などの非売品の数をカウントしていない ざっとあげるとこんなところではないでしょうか?一つずつ見ていきます。   1.とにかく把握する数が多い 簡単なようですが、これは根深い問題です。在庫管理において管理すべき細目が多いと、管理がかなり大変になってきます。ある程度をグループ化し、一つの項目として把握するようにしなければ、細かく把握しようとすればするほどに自分の首を絞めているような状態になりますね。特に原材料の把握などに多く見られる傾向ではないでしょうか?   2.在庫管理を複数人で行っており、しっかり情報共有できていない 在庫管理を、複数人で行っている場合、それぞれが共通意識を持っていなければ、いくら良いシステムを採用していてもほとんど意味をなしません。   在庫管理は責任者を定め、記帳するスタッフは限定した方が効率的だと私は思います。しかしながら、なかなかそれを専門に任せられるスタッフというのが、現場では確保しづらいというのが現状ではないでしょうか?   結局のところ、それをネットショップ担当者の仕事の一部とする流れになるのですが、現場の全てを把握していないと照合が取りづらい・・・というなんとも「憂鬱」な仕事であることは想像に難しくないと思います。   3.不具合が出たとしても、出荷を優先している 在庫を管理している者にとって、最も厄介なことというのがこれではないでしょうか?   在庫を管理しているはずなのに・・・なぜか欠品が出る。しかしながら、売りは立っているので、用意しないわけにはいかない・・・そうなってくると、状況はともかく、一番優先するのはお客様なので、なんとか間に合わせの材料で出荷にまでこぎつける。   しかしながら、「間に合わせ」であって、根本解決をしないままでまた新たな「番狂いの種」を投入しているので、在庫管理としてはとても「憂鬱」です。   4.実際のフローの中にシステムをうまく取り込めていない システムを使用したところで、それを効率的に使用できる人間が限られていたのでは、リアルタイムでの在庫管理はなかなか難しいといえるでしょう。   しかしながら、商品を把握する際その入力作業までを実際作業をしているパートやアルバイトのスタッフ1人できるかというと疑問符がつきます。リアルタイムでの在庫管理と、帳簿上の在庫管理。結局この2元管理を融合させるのが、ネットショップ担当者の仕事になってくるといえます。   5.サンプル品などの非売品の数をカウントしていない 既製品であれば、サンプル品はサンプル品という項目で一元管理できるのですが、商品を作成して販売する場合、サンプル品であっても材料は使用しますし材料費も発生します。   しかし、売り上げは立たないもしくは正規の値段では販売しないので、そこで在庫に変動が出てきます。サンプル品を出荷する場合のほとんどが、原価割れしている場合が多いことが想定されることから、サンプル品をきちんと把握し、それを見越した在庫管理をする必要性があります。 適正な在庫管理の方法とは? いろいろと在庫管理に対するも問題点をあげましたが、結局のところ適正な在庫管理とは一体どういうことを言うのでしょうか?   まず言えることは、ネットショップにおいて在庫チェック、在庫コントロールは必須です。しかしながら、商品を制作しながらの在庫管理はとても大変で、ある程度の期間を定めて棚卸をして計算するのが現実的です。   その棚卸の頻度と質を上げるように、社員教育していくのはもちろんのこと、日常の中で「とりあえず」をなるべく排除していく必要性があります。   とりあえず出荷する、とりあえず追加する、とりあえず立替える・・・   これをしている限り、在庫管理における負のループから抜け出すことはできないと考えます。ものづくりに思いや愛情は非常に大切です。手にしてくれる人に大切にしてもらいたいので、お客様を優先するのも決して間違ってはいません。   しかしながら、一つのショップを運営するにあたって絶対的に必要なものは、お金の流れを把握する力です。お金の流れを把握する=在庫管理という意識を、ネットショップに関わる全員に認識してもらう必要性があります。 在庫管理の方法をマニュアル化する アルバイト・パートタイマーの方の入力は避け、別管理で毎日チェックし入力に関しては責任者が行いましょう。棚卸の回数を増やし、ネットショップ管理者だけでなく、なるだけ全員参加で「お金の流れ」を意識する機会を設けましょう。具体的に数値化した在庫数を、常に全員が把握できるように開示しておきましょう。 さいごに 人・モノ・カネ、すべてが絡む「在庫管理」は憂鬱な仕事かもしれません。いろいろな工夫を凝らし、ネットショップに関わるスタッフ一丸となって在庫の管理をしている意識を根付かせるのが、ネットショップ担当者の憂鬱の種を減らす方法ではないかと思います。     ...

ネットショップ担当者だけでなく、休日を心安らかに過ごしたいのは人の常。しかしながら、その連休明けこそがネットショップ担当者にとっては憂鬱だったりするのです。   どうして憂鬱になるのか?告知の方法は?連休中の対応は?連休明けの営業で気をつけるべきことは?についてご紹介します。 そもそもネットショップにとっての連休って? 一般的に暦通りに行くと、土日は連休といえますが、ネットショップにとっての大型の連休は、GWとお盆と年末年始と考えるのが妥当だと思います。規模にもよると思いますが、GWを休みとするかしないかという論議もありますが、ここは連休の中に含めて考えます。   土日を営業日としないネットショップもありますが、その場合月曜日のルーティンが他の曜日より少し多くなっているのではないでしょうか?連休は、日数が多くなるほどにそのあとの反動が多くなることが常だと考えるのが自然です。今回の連休に関しては、大型連休を想定して考えていきます。 どうして連休明けが憂鬱なのか? ネットショップにとって、受注と発注のやりとりは必須です。しかし、連休中その全てをストップしてしまったら、その発注は溜まっていく一方です。また、これは対策次第ではあるのですが、スパムメールが来るのも日常的な悩みの種です。   連休明けの最初の仕事は、そのスパムメールと発注や問い合わせメールを仕分けるところから始まります。そもそもそこからして連休明けの憂鬱が始まっています。そして、連休前に「連休の告知」をHPやメルマガ、一斉メールなどで流していたとしても、必ずあるのがイレギュラー。   連休に入る前日の営業終了時刻以降に発注が入っていたり、問い合わせが入っていたり・・・連休の告知をする際は、日にちだけでなく営業時刻までしっかり告知しておかないと、イレギュラーが多発します。   基本的には発注に関する問い合わせだったりするので、売り上げ的には嬉しい知らせではあるのですが、連休をまたいでしまうと、対応がその分遅れてしまい、そもそもトーンがクレーム風になったりして・・・喜びが憂鬱に降下する瞬間でもあります。 連休に関する告知の仕方って? 前述でも少し触れましたが、連休に入るにあたり、必ずしなければならない「告知」。しかし、この「告知」の仕方には工夫が必要です。なぜなら連休明けのクレームの種になってしまう恐れがあるからです。どういうことに注意をすべきか見ていきましょう。   1.連休の日時は時刻まではっきり明確に そうなんです。日時だけでなく時刻まではっきり記載しておかないと、ネットショップの利用時間は一般店舗と違って24時間対応できてしまうので、発注自体はシステム上受けることができるのです。なので、この日づけのこの時間のものまでは、連休前として処理できるけれど、この時刻を過ぎたら、扱いは連休後になりますよ・・・ということをかなり詳細に明示しておかなければ、クレームになってしまう恐れがあるのです。   2.告知はHPにだけではなく、メルマガや顧客一斉メールなど伝える これもポイントになります。店舗と違って、口頭で伝えることができないので、より目立つ形で繰り返し繰り返し告知する必要性があります。連休前20日前後から告知し始めても決して早すぎないくらいです。連休明けまで続ける必要性があります。 連休中の取り扱いについて いくら24時間対応可能なシステムといえども、実際対応するのはスタッフです。スタッフがたくさんいて、コールセンターに休日出勤できるほどの規模なのであれば連休中にも対応窓口を作るべきですが、そうなってくるとそもそも「休みじゃない」となってしまいますよね。   中小規模のネットショップにおいて連休を取る場合「完全に休んでしまう」というのが、一番正しい休み方だと筆者は考えます。告知した日の告知した時刻以降に電話に出られる、メール対応できる状態であっても「対応しない」というのが、最大のサービスだと考えます。   大前提として、告知をしっかりとしておくこと、休日対応は自動音声や自動メールがあることとしますが、どんなことがあろうとも、それ以外の対応は一切しないという塩対応が休日対応としては正解ではないかと思います。逆に言うと、その塩対応こそが、お客様も含めて商材に関わるすべての人が機嫌よく休暇を過ごせるようになるポイントだと考えます。 連休明けの対応ポイントとは? 連休中の対応を一切しない場合、連休明けは憂鬱です。どれだけ告知しても、やはりするべき対応はあるものです。そこで重要なポイントは、優先順位を明確にするということです。処理していくことのプライオリティーを決めて動けば、自ずとストレスも軽減されます。   順番の参考としては 1.クレームや返品・交換の対応 2.期日の迫った問い合わせ 3.受発注の返信(日付順) ではないでしょうか?   そしてもう一つ、連休明けの対応は責任能力のあるスタッフに対応してもらうということ。これはかなりポイントです。ただでさえ、通常の日付感覚より時間を待たされて対応の連絡が入るわけですから、そもそもお客様側としてもイライラが募っている可能性が高く、そこであまりいろいろと把握ができていなかったり、確認するのでお待ち下さいの連発では、火に油・・・余計に話がややこしくなって、お互いの憂鬱が倍増します。   そこで最初から、個人である程度判断能力を持ち合わせているスタッフに任せ、関わるものすべてのストレスも少なくスムーズに仕事が捗ります。最優先事項は、率先してネットショップ担当者がすべきですが、優先順位を決めて手分けをすれば、より効率的なのではないでしょうか?また、そういった対処に関する打ち合わせも、連休前から事前にスタッフミーティングなどを行なっておけば、さらに効率は上がります。 連休明けの最大の対処法は根回し 連休明けの憂鬱。お客様がある限り、完全にゼロになるものではありません。事前に告知できるだけ告知し、自動音声や自動メールなどの設定をして、連休前に連休明けの対応についてのスタッフミーティングを行う。つまり根回しを完璧にこなしておけば、その憂鬱は半減します。   しかし、ネットショップ担当者というものは、休みを取る段取りをするだけでも一苦労ですね。     ...

ネットショップ運営において、商品力は武器です。しかし、販売員のいないネットショップでは、手にとって商品を見てもらうことができません。   商品をうまく見せるために、美しい写真を撮り、分かりやすい動画を挿入し・・・それも大事な方法ですが、視覚というものは誤解を生みやすいのも事実。 写真とイメージが違う、動画と動きが違う。こんな風合いだと思わなかった・・・などなど、あまりよく見せても逆にクレームの対象となってしまいます。そこで、活躍するのがコピーライティングです。   今回は、商品説明の書き方についての憂鬱や、それを解決するためのポイント・コツなどをご紹介します。 商品説明のコピーライティングとは そもそも商品説明とは、どういう役割を果たすのでしょうか?写真も撮ったし、金額も納品方法も全部設定した・・・あとは商品説明をちょろっと書けばいいかな。   ちょっと待ってください!   ちょろっと・・・で伝わる商品なのでしょうか? 世間一般に知れ渡っているような商品だったとしても、実際に手にとってみないと、その質感や使用感はネットでは伝わりません。そこで活躍するのが、商品説明のコピーライティングです。   商品について、端的に説明するだけでなく、いかに消費者が欲しくなるかを意識しながら商品説明を書くと、グッとコピーライティングの質が上がります。 商品説明の書き方 そんな商品説明の書き方にも、これは絶対に外せない法則があります。   断定的な表現をしない(絶対・完璧・完全など) 主観的な表現をしない...

ネットショップを運営していると、必ず決済管理が必要ですよね。   現在ではクレジットカード支払いやPay-easy、 デビットカードなどなど自動的に口座に支払われるシステムが充実しています。その中でもひときわ確認が大変なのが、オフライン決済です。 ネットショップの決済方法ってどんなものがあるのか? 決済方法が充実していないと、どんな結果が起こり得るのか?などネットショップの決済方法について解説したいと思います。   ネットショップにおける決済方法 ネットショップを運営するにあたり、最低限充実させていなければならない決済方法。最近では、本当に様々な決済方法があります。   クレジットカード決済(paypal、デビッドカードなども含む)   コンビニ決済   代引き決済   Pay-easy決済   銀行振込・郵便振替などオフライン決済   後払い決済   ネットショップの決済方法においてクレジットカード決済が出来なければ致命傷というほどクレジットカードの決済は一般的になっています。   また、クレジットカード決済の次に多いとされているのが代引き決済ですね。こちらも確実に請求を回収できるので、ネットショップを運営する側としても外せない決済方法ですね。   次に多いのがコンビニ決済ではないでしょうか。Pay-easy決済などもこれのバリエーションと言えるでしょう。クレジットカードを持てない世代や、個人情報の観点からクレジットカード決済を望まない方から重宝されている決済方法です。   そして昔から行われている、銀行振込や郵便振替などといったオフライン決済です。 ネットショップ運営者にとって決済方法のベストは確実に回収できること いろいろな決済方法をご紹介しましたが、ネットショップにとって何をおいても優先するのが請求金額の回収です。確実に回収できなければ元も子もない話ですので、そういった意味でもクレジットカード決済は請求金額をカード会社が代行支払いしてくれるので、確実な回収が見込める方法です。   しかしながら、そこでどうしても発生してくるのが手数料です。その手数料がかからないというのが、オフライン決済になります。   オフライン決済は、手数料がかからない代わりに振込み確認を自分で行わなければならなかったり、クレジットカード会社を経由しないので、売り上げが上がっても即入金とならなかったりするケースも考えられます。   そう考えると少々手数料がかかっても、確実な回収が見込めるクレジットカード決済の方が理想的なように思えてきます。しかしながら、運営者側だけの都合で決済方法を絞ってしまっては、ユーザー側からすれば、時に不便だと感じてしまう場合もあるのです。   特に、前述したように、近年スマホの普及とともにクレジットカードを保有していない若い世代や、会社名義のカードしか保有していない世代だったりと・・・様々な事情でクレジットカード以外の決済方法を希望する人々も存在します。   そういう人々にとっては、決済方法に選択肢が豊富になければ、他のショップへ流れていってしまうということにもなりかねません。   しかし、決済方法が多様化すると、管理するのも大変になってきて、また一つネットショップ担当者の憂鬱が増えるという結果になってしまうのが決済方法選択の課題でもあるのです。 ネットショップ担当者の憂鬱 オフライン決済 オフライン決済の場合、代引きも含め手数料がネットショップ側ではなくユーザー側の負担になります。一見、手数料もかからないし、いいんじゃないか・・・と思いがちなのですが、この手数料のユーザー負担こそが、憂鬱の一つであったりもします。   オフライン決済の場合、基本的に振込先の銀行などをこちらが指定し、そこに振込をしてもらう決済方法です。しかしながら、「振込手数料はお客様負担」という記載をしていたとしても、なぜか負担されていないケースがあったりもします。   どうしてそうなるかというと、どこも経由をせずダイレクトに口座に請求金額が振り込まれるので手数料負担のチェックがかからずして振り込まれてくるからといえます。   結局のところ、不足金として請求の申し立てをして、振込をし直してもらう手続きを取らねばならなくなります。そしてさらに、この振込先指定に関してもちょっとした盲点があり、大手主要銀行を指定しておかないと、下記のような不具合が出てくる場合も考えられます。   インターネットバンキングからの振込ができない ...

ネットショップで悩まされることの一つがラッピング包装。プレゼント包装とも言われているくらいで、凝りすぎても、逆にコストがかかってしまいオプション料金を徴収しなければいけなくなるということにもあります。   見た目も良くローコストで、喜ばれるラッピング包装とはどんなものなのか?をご紹介します。 店舗ではなくネットでプレゼントを購入する人の心理とは ネットでプレゼントを購入する人の心情を考えてみてください。   本当であれば、誰かにプレゼントを考えるとき、手にとって色々と思いを馳せながら買い物をするのが通例ではないでしょうか?しかし、そこを敢えてネットで買い物をするということは何かしかの理由がある場合がほとんどです。   ・買いに行く時間がない ・あまり市販で流通していない ・一度店舗で確認済みのものをネットで手軽に手に入れたい ・運搬が困難である ・プレゼントを送りたい相手が遠方にいる   本来ならばもっと吟味したいのに何らかの理由でそれが叶わない場合、もしくは既に商品を一度ないしは何度か目にしていて情報をたくさん持っているが故に購入しているという2パターンに分かれます。   前者の、もっと吟味したかった派の人達は、プレゼントを贈る側も贈られる側もその商品を実際に手に取ったことがない場合も考えられます。後者の一度商品を見たことがある派に比べると、そもそもの商品に対して不安材料の大きさが違いますよね。 ラッピング包装に望まれること では、そういった不安材料を抱えているであろうユーザーから望まれているラッピング包装とはどんなものなのでしょうか?   まず一番はプレゼントであっても中身を知りたいというのが心情ではないでしょうか?梱包を開けた時に、中身が確認可能な状態でベストであるといえます。   そして、発送時のラッピング包装状態もさながら、配送後の後付けのラッピングにも気を配られているとさらに評価が上がります。プレゼントした人とプレゼントされた人、両者に気を配ることがポイントと言えるでしょう。   一方お歳暮のようにガッツリ中身の見えないきっちりした包装技術も重要な場合もあります。洗剤や食用油をきっちり確認したいかといわれたら、それはガッツリ綺麗にラッピングしておいてちょうだいというのが心情ですよね。   ネットショッピングでのラッピング包装には、商品によって臨機応変さが非常に重要になってきます。 ラッピング包装でこだわること いろいろな人の気持ちを汲み取って、あれもこれも考えるのは決して悪いことではありません。しかしながらこだわりすぎはNGです。なぜならコストとの兼ね合いがとても重要になってくるからです。   ラッピング包装のこだわりは「無料」だから喜ばれるのであって、そこにコストがかかってくるとなると話は変わってきます。コストをかけてまでラッピング包装をしたということになると、ユーザーにとって今まで「感謝」であったはずの気持ちが、有料なのに・・・という「クレーム」へと変貌するのです。できる限り「無料で」できる工夫をするのが、評価アップへのカギだといえます。 無料でここまでできる感動のラッピング では、実際にどんなことが「気遣い」に範囲内でできるのか?私が今まで一番感動したラッピング包装の実例をもとにご紹介します。   まず商品は、母の日にソープカービングという、石鹸に彫刻を施した商品を購入しました。これは1点ものですし、店頭販売もされていません。前述でいうところの、不安材料が盛りだくさんのプレゼント品ということになります。   幸い友人からのご紹介だったので、商品がどんなものかという前評判は聞いていたので、全てが不安というものではありませんが、やはり実際プレゼントする前に確認をしたい・・・というのが心情です。 サロンドフェリール   しかも商品は、とても繊細なもの。発送時は大丈夫でも運搬中に乱雑に扱われはしないか・・・などと、余計な心配も発生します。しかし、このサロンドフェリールさんは「プロ意識」が半端ないのです。 まず、運送業者から運ばれてきたダンボールに、天地無用・ワレモノなどのシールが貼ってあるのはもちろんのこと、「運送業者様へ、繊細な商品なので丁寧に丁寧に扱ってください。」となんとも達筆な字でわかりやすく記載されていました。   中身を見てみると、エコな緩衝材を使用しており廃棄にも苦労がなく、且つ、商品を透明資材でラッピングしてあるので、購入した側もしっかり中身を確認することができるように工夫されていました。さらに手渡し用に別の袋も入っていました。   そして、ラッピングに使用しているリボンに名前の印字(無料)が施されており、センス抜群のメッセージカード(こちらは有料)にこれまた達筆すぎる字で手書きのメッセージ代筆サービスも・・・さらに達筆すぎる直筆のお礼状もいただきました。   この全てのサービス、購入者である筆者は何も要望していません。メッセージカードの有無だけは聞かれましたが、そのほとんどが「心遣い」のサービスなんです。   受注発注形式なので、数がたくさん入る商品ではないとは思いますが、その心遣いたるや・・・素晴らしいなと感動すら覚えました。また別の機会にリピートしようと強く思いました。 ラッピングはリピート率を上げるためのツールにもなりうる 今回ご紹介したのは、ほんの一例ですが、ラッピングとは付加価値としてつけるものと考えられていますが、これは逆を返せばユーザー側からしても同じことがいえるのです。   人の「心遣い」は、無形ではありますが、伝わってくるものです。ほんの一手間、その二手間が、商品に対する評価に上積みの評価となってキックバックされるのであれば、してみる価値のあるものだといえますね。   そして、それは、「リピート」という形で必ず返ってきます。直接的でなかったとしても、「口コミ」となって広がります。   たかがラッピング、されどラッピングですね。ネットショップ担当者とは、「気遣いの人」となる必要性があるということなんですね。     ▼ラッピングに関する関連記事▼ 『ラッピング方法』ネットショップ担当者が意識するべきこと5点     ...

ネットショップ担当者たるもの、ネットショップの発注から発送・請求・回収まで全てのフローを知っておかなければなりません。製品の特性について知ることはもちろんのこと、それ以外にも在庫管理や売れ筋分析・・・     そんな作業の中でどのようにやったらいいのかわからない、やり方に困るラッピング方法について解説します。 たかがラッピング・されどラッピング インターネットについて勉強して、SEOやリスティング広告といったWEBマーケティングの知識も理解して、日々頭を使って仕事をしています。その他にもやることがたくさんあり、パラレルに仕事をこなさなければならないのがネットショップ担当者です。     特に最初の頃、大変なのがラッピングです。商品によって様々なラッピング方法がありますし、プレゼント包装など特別なラッピングの仕方も存在します。     ラッピングにそこまで労力かけなくてもいいのでは?と思われたあなた。いえいえ違うんです。ローコストハイリターンなラッピングには一定の法則があるのです。 一見簡単なように思えて、意外とコツが必要なラッピング そもそもラッピング作業をそつなくこなせる人というのは、物販経験があり、無駄のないラッピング技術を持っています。     しかし、百貨店の店員さんのように、無駄なく・そつなく・スムーズに完璧なラッピングをすることができるものではありません。ラッピング包み方に関しては、ラッピングについての書籍を参考にしたり、インターネットなどを参考にしてもいいですが、あまりにこだわってしまうと商品以外のコストがかさむという難点もあります。     そうです、ラッピングは雑費です。できるだけコストを抑えたい部分でもあるのです。 ラッピングの包み方で意識したいこと「ファーストインプレッション」 ラッピング技術をあげたい!という気持ちは十分に理解できます。しかし、目線を変えてみてください。もし自分がネットで買い物をしたとして、どんな気持ちになるでしょうか?     商品ラッピングの前に、まずは郵便から届くところからファーストインプレッションが始まっているのではないでしょうか?     ラッピングはユーザーとのリアルでの初対面です。ラッピングさながら、そもそも郵便で届いたところから、次のリピートを生むかどうかの物語は始まっているといえます。     ファーストインプレッションが良ければリピート率アップにもつながるのです。ではどんなラッピングが印象の良いラッピングの仕方と言えるのか?見ていきましょう。     1.見た目(形状、清潔感、取り出しやすさ)   2.無駄がないこと   3.天候に耐えうるものかどうか(雨に濡れても大丈夫な形状になっているか?)   4.天地無用など、配送方法の指示が出せているか?   5.ゴミ出しがしやすいかどうか     この5点は、ネットで商品を販売する場合、絶対に押さえておくべきラッピングのポイントですね。     大切なもの、思い入れの多いものを手放す時に「お嫁に出す」という表現を使う場合があります。まさにネット販売の商品に対する心構えです。自分にとって大事であり、相手にとってこれから大事にされるであろうもの、大事にして欲しいものへの、最上級の敬意を払わなければなりません。     ただ運搬するためだけだからといって、おろそかにしてしまってはせっかくの第一印象が最悪なものになってしまいます。そこに何が必要かというと「愛」ではないでしょうか。   商品愛こそが最大のローコストハイリターンの鍵 ローコストハイリターン。ネットショップ担当者の理想です。ラッピングに関して、その最大の鍵は「商品愛」です。     前述したように、大事な娘をお嫁に出すような気持ちで、愛情を持って商品を扱うことで、受け取ったユーザーにもその気持ちが伝わります。     しかしながら、その商品愛というものは、その商品に対しての思入れと比例します。いきなりやってきたラッピング担当のアルバイトやパートさんに、商品愛を持て!と言ってもなかなかそれは難しいで話です。     そこで必要になってくるのが、社員やアルバイト・パートへの教育です。商品を取り扱うに至ったあらましや、届いた時のロールプレーイングなど、自分のしている作業がいかに重要な仕事なのかということを認識してもらう必要性があります。     しかし・・・それってそんなに簡単なことではありません。商品を取り扱うに至ったあらまし全部を把握しているネットショップ担当者でさえも、地味だなーと感じてしまうような作業です。     そこにいきなり「愛」を持って仕事に当たれ!といったところで、なかなか良い方向に向いていくものではないですね。 まとめ 一見地味な作業かもしれないラッピングですが、物を手で取って買うことのないネット通販にとっては、そこが第一印象であることを意識して作業に当たることがポイントです。   万全なラッピングを目指すのも1つですが、大手通販の事例を参考にクレーム回避策を行うことも一つのテクニックです。しかし、ラッピング一つにもこだわりを持たなければならないなんて、ネットショップ担当者には色々な憂鬱があるもんですね。     ▼あわせて読みたい▼ ネットショップの商品ラッピングで差別化しよう     ...

こんにちは、石嶋です。   ネットショップを運営していると、どうしてもページ構成やページデザイン、日々の売り上げなど目先の課題のことばかりが気になって、大元となる「マーケティング」についてしっかり立ち止まって考えることってなかなかできないものです。     今回は、実店舗との連動も踏まえたオムニチャネルやO2Oなどの成功事例に見る「すべらないマーケティング」について考えていきたいと思います。 ネットショップ担当者の憂鬱 ネットショップ担当者の日々の仕事について周りからよく言われること。 「いいよね〜、実店舗と違って、立ち仕事とかないし」 「営業に出向かなくても、勝手に注文が入ってくるんでしょ?」 「働く時間って決まってるんでしょ?残業知らず」 というような羨望とも皮肉とも取れるような見解を持たれているのではないでしょうか?     しかし、ここは経験者として声を大にして言います。ネットショップ担当者はそんな甘い仕事じゃないんです。なぜなら、仕事の大前提が、「日々課題を見つけ出し、その課題解決のために奔走すること」だからです。     ネットビジネスは日々進化している業界です。ネットショップ担当者とは、より時代のニーズに合わせた、「売れるネットショップ」作りについて日々頭を悩まし続ける仕事と言えます。 ネットショップ担当者が陥りやすい「売れるネットショップ」作りのためのプロセスとその解決策 日々課題と向き合っているネットショップ運営。そんな中で、良かれと思ってついつい陥りがちな「売れるネットショップ」作りのためのプロセスをご紹介します。   1.細かなデザインを気にする ネットショップを他社と差別化しようとした時、やはり気になるのはデザインですよね。毎日同じサイトを見ていると、おおよそその他大勢の人が見てもなんとも思わないような小さな部分でも、妙に気になってきて細かな修正をしてしまいがちです。   <解決策> ネットショップには実店舗と違って販売員がいません。ユーザーは欲しいものを欲しい時に買う傾向もあるので、そこに細かいデザインのクオリティーはあまり求められていません。もちろん、びっくりするくらいダサいデザインというのは考えものですが、まずはユーザー目線のサービス展開を考える方が賢明と言えます。   2.売れることに馴れ合いになる 売れることはとてもいいことなのですが、月の予算も超えたし・・・と馴れ合いになってくると、それ以上の伸びは見込めません。ある程度売れだすと、馴れ合いになってきて、新しいアイデアを考えるよりも、いかに売り上げのラインを切らないかという、若干セコい思考に陥りがちです。   <解決策> 時代のニーズにあった企画の施行してみてください。その企画がたとえ上手くすべったとしても、新しいことへのチャレンジ精神を持ち続けることが売り上げアップの鍵になります。すべらないように他社の成功事例を参考にするのも効果的です。   3.全てを自分だけで解決しようとしてしまう 責任者たるものどんな職業でも、陥りやすいのがこれです。課題を見つけ出したのは自分だし、自分だけで消化してしまおうとしてしまいがちです。しかし、それでは問題意識が全体に認知されず、どんどん負のループへ陥ってしまいます。   <解決策> 顧客動向の共有や商品売れ筋分析など、共有すべき情報は多方面で共有・分析しましょう。実店舗がある場合、顧客のニーズをダイレクトに反映させるためにも実店舗との連携は必要不可欠です。ネットショップ担当者のコミュニケーション能力の見せ所でもあります。 ユニクロ&しまむら ファストファッションの時代に合わせたマーケティング戦略 では、売れるネットショップになるためにはどのようなことが大切なのでしょうか?ジャパニーズファストファッションの2大勢力ユニクロとしまむらが行っているオムニチャネルやO2Oなどの施策を元に「すべらないマーケティング」について考えていきたいと思います。     スマホ普及によって消費者の動向は、年々変化しています。特に時代を色濃く反映するファストファッション業界では、その流れが顕著に伺えます。そこで注目されているのが、オンラインとオフラインの連携いわゆるオムニチャネルやO2Oです。オムニチャネルとO2O、大きな違いといえばオムニチャネルは既存顧客のさらなる囲い込み、O2Oは新規獲得のための施策というところですが、大きく区別して行っている企業は少ない印象があります。では、具体的にユニクロから見ていきましょう。     ユニクロ   ユニクロの特徴といえば、ファストファッションであってもブランディングに力を入れています。イチオシ自社製品ヒートテックやブラトップ、ウルトラライトダウンなども印象的ですね。テレビCMなども、まずは商品認知先行という形で展開されています。しかしユニクロの実店舗売り上げは下降気味。最近はその自社製品のブランディングが若干迷走気味と言われています。     そんなユニクロが行っているのが、オムニチャネル。実店舗での売上低迷に比べてネット販売は順調というのがその所以です。ユニクロは物流の拡充を図り、大型物流センターを竣工するなど本格的な動きを見せています。     ログインが必要なスマホアプリから実店舗で在庫切れ商品を購入できるようにするなど、いわゆる「One to Oneマーケティング」を目指しています。今後、店舗は「ショールーム」のような感覚で、もちろん実売はしますが、実際に目で見て触れて検討してネットで購入する・・・という流れを作っていく方針です。これはともあれブランディングありきの施策と言えそうですね。     ブランディング自体が迷走している現状で、一抹の根本的な問題があるような気は拭えませんが、オムニチャネル施策としては成果を得ているところは「すべらないマーケティング」と言えそうです。     しまむら   しまむらは、扱う商品は基本的に仕入れて売るスタイルの名もない商品で、これといった絶対的イチオシ商品はありません。しかしながら、しまむらの売り上げは純利益前年比45%増です。快進撃と言えるでしょう。     しまむらの強みは、ファミリー・主婦層をコアターゲットに絞り込み、ブレない商品戦略とマーケティングを行っているところです。そんなしまむらがとっている施策はO2Oです。しまむらも公式アプリを立ち上げています。しかし実際見てみるとよくわかるのですが、新聞の広告チラシのようなデザインです。     そしてユニクロと大きく違うのは、ネット通販機能を搭載していない点です。いわゆる「ショールーミング」を終着点としているユニクロとは真逆で、いかに店舗に足を運んでもらうか?というところに重きを置いています。     しまむらの最大の強みは品質と値段のバランスが常にブレないところです。コアターゲットをファミリー・主婦層に絞り、来店さえしてもらえれば芋づる式に売り上げを延ばせるという戦略に打って出ています。   そして、あっても良さそうなクーポンなどが搭載されていない代わりに、ユニークな機能を搭載しています。ユーザーのSNS拡散を誘発するような「しまパト」という機能です。実際に買ったものをSNSで紹介するとそれがしまむらアプリ内に掲載されるという、イマドキの主婦層の心をぐっと掴むような機能です。コアターゲットを絞り込みブレない商品戦略に加え、時代に合わせ寄り添う形の「すべらないマーケティング」と言えそうですね。 まとめ 同じファストファッションでありながらも、ユニクロとしまむらのマーケティングの終着点は全く違い、それぞれに実績を上げています。こうした成功例に習って、逆算の方式でマーケティングプランを立ててみるのも「すべらないマーケティング」をする一つの方法かもしれませんね。日々の身近な課題に追われるだけでなく、一度立ち止まってマーケティングを見つめ直す。「売れるネットショップ」作りの参考にしてみてはいかがでしょうか。     ▼あわせて読んでおきたいオムニチャネル戦略について▼ 実店舗とネットショップに垣根を作らないオムニチャネル化     ...