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アキンド探訪

元々、音楽活動をしていてボーカリストだった女性が一念発起して起業した株式会社バルーントリップの代表取締役 朝倉香氏に単独インタビューを行ってきました。   自分の好きなことといっても起業をすることは、なかなか大変だと思います。バルーンで人を喜ばすことが好きで起業し、軌道に乗せた朝倉社長が2016年に会社化し、本格的にバルーンデコレーションを事業として展開していく決心をしたことについて伺いたいと思います。 バルーントリップを起業する前の原体験 朝倉社長:私はもともと、 12ヒトエというブラスロックバンドに所属していました。歌を歌うのが好きなので、ライブやその他ラジオなど本格的に活動していました。けれど、それだけでは収入が安定しないので、アルバイトを掛け持ちしながら音楽活動を続けていました。   高校卒業後、接骨院の受付など色々な業種でアルバイトをする中で、従業員2~3名の小規模のリムジンサービスを扱う会社で、バルーンを車内にしきつめるという業務を行う機会がありました。これがいわば起業の原体験ともいえます。   前職の経験が大きいということになるんですね。もともとバルーンには興味はあったのでしょうか? 朝倉社長:はい、幼い頃からバルーンでデコレーションするのが好きで、バースデーで友達に作ってあげたりと、趣味の範囲ではずっと続けていました。バルーンは、海外のパーティでは当たり前に、デコレーションとして用いられています。華やかでかわいい世界観をバルーンで表現するのがスタンダードで、特にアメリカのパーティ文化には憧れを抱いていました。   最初の頃は、音楽がやりたい、続けたいがために、お金が得られるから働くというある種、受け身の姿勢で仕事をしていたのですが、次第に働くのが楽しいと思えるようになってきたのです。社員が多いわけではないので、バルーンのデコレーションや、仕入れ、管理など裁量ある仕事を任せてもらったことが仕事に対する意識の変化に繋がったのだと思います。   このまま会社の枠の中でやると、制限されてしまって視野が狭まったり、自分のやりたいことができなかったので、一から自分でやってみようと思うようになりました。もちろん最初は、会社に属しながら、空いている時間で仕事を受けようと考えていたのです。   しかし、務めているリムジン会社の社長が、社内でやるには賛成するが、起業したらライバルになるということで反対されてしまい、結果として退職することになってしまったのです。全くの起業のイロハも知らない私が、収入のあてがないのはとても辛い現実ではありましたが、「何とかなるさ」精神で乗り越えようと頑張ってきました。 バルーントリップのこれまでの道のり 朝倉社長:起業に関しては右も左も分からないので、最初はとにかく行動、行動の毎日でした。クラブや結婚式場などに電話をかけてアポ取りをしたり、またプレゼンや資料も模範はないので、とにかく思いをぶつけていました。持ち前の明るさと元気なことを生かし、「キャラ売り」で仕事を受注していましたね。全て自分がこなさなければならないので、一年くらいは休みがない状態が続きました。   -随分とパワフルな感じですね。起業して学んだことは何ですか? やはり会社に属してやるのと自分でやるのとでは、モチベーションが全然違います。実は、起業してバルーンをデコレーションするための機材や移動する車などの資金不足を工面するために、国の金融公庫に書類出して申請をしてみたら、何と450万ほど融資を受けることが決まったので、スイッチが入ったのだと思います。   もちろん、商売道具は揃っても、受注しなければ生活できませんから、がむしゃらに行動して、仕事をこなすうちに、新規で営業をするよりも友人知人からの紹介営業の方が受注しやすく、かつリピートに繋がりやすいことに気がついたのです。他の起業家の方にとっては常識かもしれませんが、私の場合は行動してみて気がついた感じです。   特に優秀なわけでもない私が唯一、他に負けないと確信しているのが、バルーンのデザイン力、デコレーションです。そこには絶対の自信を持っていました。そのため、一度オーダーを頂いたら、80%の確率でリピートをいただけるようになったのだと思います。   私だけではさばけない大口案件の場合は手伝ってもらうスタッフと協力して個人から企業案件までこなすようにしています。また他の事業者と違い、事業規模もそこまで大きくない分お客様のニーズに沿ったバルーンデコレーションや価格についても柔軟に対応できます。そのため、最近ではEC(ネット通販)販売にも注力するようになり、月間50件ほどお客様からオーダー頂けるようになりました。   次はどのフェーズを目指していますか? 朝倉社長:今のままでも良いのですが、会社化することでもっとできることはあると思ったので、会社化にいたりました。ただ、今でも忘れないのがバルーンアーティストとしての感覚ですね。好きなバルーンで人を感動させたい、そんな想いを信念にデコレーションをしているのです。会社化することで、もっとバルーンアーティストの仕事の幅を広げ、色々なことに挑戦できればと思っています。 バルーントリップのビジョン 今後の目標やこれから起業したい方についてメッセージがあれば教えてください 朝倉社長:ホームパーティや結婚式、バースデーはもちろんのこと、ちょっとしたお祝いごとにも、バルーンをプレゼントするような文化を作っていきたいですね。特にバルーン花束は、バルーントリップでしか販売していなく、可愛くて定評あるものなので、もっと広めていければと思っています。   ゆくゆくは、海外ではスタンダードな「気軽にパーティができるパーティスペース」を持てればと思っています。その空間にいけば、バルーンはもちろんのこと、パーティの盛り上げに必須なものが全て用意されていて、誰でも気軽にパーティができる、そんな空間をプロデュースしたいなと思います。   また、資金的にも余裕ができたらデコレーションケーキ屋も始められたらと思っています。これは、今はネット販売でしか行っていないバルーン販売をリアル店舗としてオープンし、併設してデコレーションケーキを販売するものです。可愛いものに囲まれて、お客様の喜ぶ姿が見られたらいいなと思っています。   ここまでやってこれたのも、本当に周りの方のおかげだと思っていますが、一番大事なことはマイナス思考にならないことだと思います。   やってみてだめだったらまたやり直せばいいわけで、何事もやって失敗してみることで、さまざまなことが学べると思っています。私に例えれば、バルーンデコレーションに大事な資材を忘れても、悲観するのではなく、ピンチはチャンスだと思えるかどうかです。   結果的にうまく対応してお客様に喜んでいただいたときは、またさらに学ぶことがあるので、自分の成長に繋がるのです。なので、やりたいことには失敗を恐れずにどんどんチャレンジしていけば良いと思います。 編集後記   インタビューを終えて感じたことは終始、明るいキャラクターで話しやすいイメージを持ちながらも、起業家にとって大事なメンタル面も兼ね備えている方だと思いました。   自分の好きを貫き、その想いを失敗を恐れずに伝えていく。このことがもしかしたら何を行うにしても大事な要素なのかもしれません。終始電話が鳴って忙しそうな雰囲気でしたが、今後もさらなる発展に期待が持てる株式会社バルーントリップの朝倉社長のインタビューでした。     ▼バルーントリップについてはこちら▼    ...

現在、兵庫県の姫路を中心に活躍する粘土アーティスト「アシュラ帝国」   あえて粘土というニッチなジャンルで勝負をしているアシュラ帝国さんにニッチな商材を扱う上で認知させる、集客させるをニッチビジネスの戦略を伺いました。 ニッチな粘土作品をはじめたきっかけ アシュラ帝国さんは最初から粘土アートを制作しているのですか? いえ、もともと大学生の時はリアル路線の禍々しい絵を書いてきていました。そのころ尖っており、先生に対しても悪態を付いていたりと、なかなか評価してもらえなかったんですね。絵で頑張ってるのに・・・と中々うまくいかない状況で悶々としていました。   で、ある時にゼミで箱を使って作品を作ってくださいという課題がでたんです。ちょうどクリスマスシーズンということもあり、プレゼントを作ろうというと思ったんです。でも、箱を作るなら、その際中身がなきゃいけないな・・・と思って、中身として今の作品のベースとなる『アダムくん』というキャラクターの粘土作品を作ったんです。   高評価を受けたましたね。そこから絵と同時進行で粘土作品を作っていくようになりました。その後は、卒業制作の時に粘土作品にしたほうが良いと助言を受けて、300体の粘土作品を作って、またそこで高評価を受け、今もキャラクターを中心に粘土作品を作り続けています。 ニッチ市場での販売方法 販売方法などはどうされているのでしょうか? 基本は対面での販売が主となっています。というのも、もともとネットの方でも販売は行ってはいたんですが、そもそもジャンル自体が認知がされていないので、あまり反応は多くはなかったです。   粘土作品をネットで検索することがあまりないので、それならいっぱい知り合いを作って、そこで色々とつながって販売していった方が、やりやすいと感じたので対面が主になっています。   現在はFacebookからも多少注文はくるので、ネット販売を行っています。FacebookとかインスタグラムなどのSNSはを使う際は、粘土作品という利点を生かして、風景などに今中心で制作しているアダムくんを溶け込ませて撮影したものをSNSで発信していっています。   だから、旅行に行くときなんかは絶対に持っていきますね。キャラクターたちをある種エンターテイメントの一つとして活用しています。見ている人にいかにおもしろいと思ってもらえるか。そこを意識してSNSを使っています。   ニッチなジャンルだからこその対面なんですね。その際意識していることってありますか? やっぱり対面で売っていく以上、作品以上に売る側の態度であったり、姿勢が大切になってきます。売っている人間の態度が悪かったら、対面なのでやっぱりいらないですということになりかねませんしね。   そうなると、買ってくれる人もそうですが、粘土作品に対しても失礼なので意識しています。   対面である以上作り手の印象も重要になってくるんですね。確かに喋っててもいい人オーラがすごいです。それと、今かぶっているお面も対面での販売のためなんですか? これはマスクではなく素顔です。本当のことを言うと、特殊造形をしている友人に作ってもらったのですが、これはお客様に顔を覚えてもらうには最高のアイテムだと判断しました。   実際これをつけていると初見の人からも話しかけてもらいやすくなるし、かなり役に立ってます。 お客さんを惹き付けるニッチな戦略とは 粘土作品を作る上でお客さんを惹き付けるためにやっていることってありますか? やっぱりまずは、いかに手にとってもらえるかですね。だからこそ『アダムくん』などキャラクターを作っていることもあります。そして、実際に手に取ってもらうためにキャラクターの形も変えてきました。   最初は尖ってたり角ばっていたりしていたんですけど、あまり手にとってもらえなくて・・・。で、そこから今のような角を極力無くし、丸っこいデザインに変えたんです。   形を変えてからはお客さんの反応にも変化があり、それまでは、イベントに呼ばれて粘土作品を見せるだけでその場限りで終わってしまうことが多かったです。もちろんそこから次のイベントに呼ばれたり、作品を購入してもらったりはあったんですが、あまり広がっていきませんでした。   でも、いかに手に取ってもらうかを意識し始めてからは、お客さんからの反響も徐々にですが最初よりも大きくなって、作品が人から人に渡ってもいるという実感も感じました。さらに、その実感があるからこそ、作品自体の精度上がってきたのも嬉しいですね。   アダムくんは好評ではあるんですが、やっぱり中には「ちょっと・・・」と感じる人もいらっしゃるんで、そういった人も楽しんでもらえるようにいろんなキャラクターを展開してます。   この他にもお客さんを惹き付けるためにやっていることってありますか? 次に意識していることは、とにかく気に入られることです。なので注文が入れば、その人が過去にどんなことでワクワクしたのか、そして集めていたものは何なのかなどを徹底的にリサーチをします。   それをアダムくんやそれ以外の作品にも反映し、その人のだけに合わせたオリジナルを追求していき、ピンポイントで気に入ってもらえるような作品になるようにしています。基本はオーダーメイドで、お店や個人の方から注文をいただくことが多いです。で、リサーチをアダムくんなどに反映して作っています。 ニッチ市場で売上を上げていく方法   こういったニッチな作品の売上は一体どのようにして広げているのか? やっていることはシンプルです。声がかかればイベントなどには必ず参加しますし、広告を作って街で配ったりと、とにかく知ってもらうようにしています。そして注文も極力お店などを中心に作るよう売り込んで作っていっています。実際にお店に置いてもらえば、いろんな人に見てもらえるわけじゃないですか。   そうしていかに知ってもらって、人から人につながっていくかを意識して売上を広げていっています。地道ではあるけどやっぱりニッチなジャンルである以上こういった人に知ってもらうというのは重要ですね。実際に反響とかはあるんですか?   結構ありますよ。実際に神戸にあるお店のために作ったアダムくんをみた人が姫路に来たときに「ここにもある」と驚いていたなどの話もよく聞くので確実に作品は広がっていっているなという実感はあります。 ニッチ市場で戦ってきて思ったこと お話を聞いてるとニッチなジャンルである以上、地道な広げ方が多いように感じました。今まで心が折れそうになったりはあったんですか? 心が折れそうになったことは一度もないです。確かにイベントなどをやって1個も売れずに帰るなんてことはたくさんあったし、順風満帆でもありません。ですけど、粘土でやっていくと決めてやっているわけですし、さらにアダムくんなどのキャラクターが励ましてくれているようにも感じる時もあります。   なんとかこのキャラクターたちを有名にしたいという気持ちがあるので、辞めようとは思ったことはありません。そして、イベントやギャラリーに呼ばれたり、そこから実際に人に触れてもらったりし反響も大きいので需要はあるという確信があったのも理由ですかね。 編集後記 今回、アシュラ帝国さんのインタビューを通して感じるのは、粘土アートという世間の認知度が低いニッチなジャンルだからこそ、ネットではなくリアルでの販売を中心に展開していき、粘土アートというものが頭にない人にも少しずつ目にふれ、手にとってもらうのかという地道ではあるものの、その丁寧なニッチ戦略であったり、それを可能にする自分のキャラクターなど作品に対する愛情など多くの刺激を受けることができました。   アシュラ帝国さんは「アダムくん」の他にもほかのキャラクターの粘土作品も展開しているので、大注目ですね。     Twitterはこちら:https://twitter.com/ashra_original Facebookはこちら:https://www.facebook.com/ashrateikoku.adamkun/ インスタグラムはこちら:http://www.imgrum.net/user/ashra_teikoku/1901320831     ...

現在、注目を浴びている異色のファッションデザイナー「鶴田能史」。   昨今のファッション業界の低迷のニュースが叫ばれる中、新しいファッション業界に風穴を開けてくれるのではと期待される、病気とファッションとの結びつける新進気鋭のファッションデザイナーにお話を伺ってきました。 祖母の病気から今の「tenbo」が始まった   -ファッションデザイナーとして独立したきっかけとtenboを立ち上げた理由について教えてください。   鶴田氏-私がファッションデザイナーになろうと思ったきっかけというよりも、何でtenboをやろうと思ったかを話した方がいいと思うので、このブランドについての創業ストーリーをお伝えしますね。   私はもともと文化服装学院出身で、将来必ず、独立してブランドを持つと決めていました。つまり、ファッションデザイナーになるために進学したので、今に至ったのもその流れからなんですね。   大学を卒業してからは、しばらく現場でスキルを磨こうとコシノヒロコやしまむら、西松屋の子供服のデザイナーの仕事を行っていました。   -最初は、企業のインハウスデザイナーだったんですね。tenboの構想はいつ頃からされていたのですか?   鶴田氏-実は、私の祖母の介護からヒントを得たんです。当時、私が働いている時に祖母がアルツハイマー病になり、車いす生活をする日々を過ごす中で、あることに気付いたのです。   それは、車いすに座りながら、スカートを履かせたり衣類の着脱が非常に不便に感じたことです。福祉の分野では、車いす専用のトイレや出入り口など、建築についてはユニバーサルデザインが進んでいるのに、ファッション業界は全然進歩がないことに気付いたわけです。 -なるほど、そのような原体験があったわけですね。それでご自身でやろうと思ったんですね。   鶴田氏-はい。こうした障害者も問題なく、おしゃれができるそういったファッションブランドを作ろうと思いました。まだ誰も挑戦していない、新しい市場ですので、唯一無二の存在になりたいと思い、決心しました。   しかし、障害者と向き合うことは必ず人権問題の壁も立ちはだかると思っていましたので、社会問題の解決にもつながるのではとやりがいを感じましたね。   -本当に素晴らしい取り組みですよね。実際にtenboが産声を上げたのはいつですか?   鶴田氏-2015年に立ち上げたので、大体1年半くらいですかね。社会問題を解決するというビジョンを持った以上、しっかりと自分のこと、ブランドのことを伝えることが非常に大事だと思いましたので、ブランドを立ち上げる前の4年間、専門学校で先生の仕事をしました。   学生にたいして、しっかりと物事を伝えることができないと、絶対ブランドを立ち上げても失敗すると思ったので。また、ここでの経験は、ブランドの展開以外に、次世代のファッションデザイナーを目指す卵を育てる服作りを教える塾をやっているのも、この頃の経験が生かされていると思います。 なぜ、ハンセン病をテーマに掲げたブランドの展開をしたのか -次にお聞きしたいのですが、なぜハンセン病についてのファッション掲げたのですか?   鶴田氏-ハンセン病は、人権問題がいまも残る病気の代表例となっており、tenboの掲げる「世の中全ての人へ。みんなが分け隔てなくオシャレを楽しめる服。」のミッションを遂行するために、避けてはならないことだったからです。   つまり、人権問題を乗り越えてこそ、健常者と障害者どちらでも分け隔てなくおしゃれを楽しめる、そういった世の中にしたいと考えています。   間違えてほしくないのは、ハンセン病や障害者のためのファッションは作っていません。障害者も健常者も、ピープルデザインに沿った着やすい服を心がけデザインをしています。   例えば、通常のボタンではなく、磁石でくっつくタイプのボタンであれば、問題なく取り外しができますよね。また、点字をファッションに取り入れることで、おしゃれに見せたりと、従来にはないデザインをtenboの服には採用しています。   -すごい斬新ですね。つまり、私たちもtenboのファッションを着れると。   鶴田氏-はい。障害者、健常者の壁は作りたくありませんですし、従来のファッションでは正直、健常者向けのデザインしかされていないと感じたので、私がtenboで、ファッションのユニバーサルデザインという新しい市場でチャレンジしている感じですね。機能性重視で許容範囲のある服を目指しています。 -なるほど。現在tenboはどこで手に入るのですか。   鶴田氏-現在は、オンラインショップだと無料のECプラットフォームのbase、リアルショップだと、原宿ラフォーレ内にあるHOYAJUKUで買うことができます。また、障害者のご家族より直接、おしゃれな服を着せたいという要望をいただいて、オーダーメイドで服の注文を受注する場合もあります。   -すごいですね。ファッションショーも行っていますよね。   鶴田氏-はい。ハンセン病をテーマに、差別偏見をなくしたい、という思いを込めたファッションショーやtenboプロデュースのショーとして以来いただくこともあります。中でも、今年のamazonファッションウィーク(東京コレクション)では、クラウドファンディングを活用し、ショーにかかる費用300万ほど調達することができ、初の東京コレクションデビューを果たすことができました。   -えー!すごいですね。東コレですか!   鶴田氏-はい。これもひとえに応援してくださる皆様のおかげですし、改めてtenboとして服のユニバーサルデザイン、ファッション業界に風穴をあけるということに、やりがいや責任を感じるようになりましたね! tenboの今後の展望について -では最後に今後のtenboの展望について教えてください。   鶴田氏-はい。今のファストファッションが台頭し、おしゃれな服を安く買うことが当たり前の時代になりました。しかし、その大量生産の功罪が人々のおしゃれの概念を変えてしまい、いうなれば飲食の使い捨てのような状況になってしまったのです。昔は人のためになる服を製作していましたが、利益優先でいかに効率化、合理的にしていくかということにフォーカスされてしまい、ファッション業界はガラパゴス化しています。   実は、tenboのブランドを初めたことで気づいたことが2点あります。   まず1点目は、購入してくれるお客様に非常に喜んで頂いていることです。今まで健常者も障害者も、隔てなくおしゃれができるファッションがなかったので、tenboのコンセプトやデザインに感動し、涙を流すほど喜んで下さすお客様もいらっしゃいました。この体験は、自分のこれからのtenboのやる意義やモチベーションにもつながっています。   2点目は、海外から感銘の声や問い合わせをいただくのですが、tenboと同じようなコンセプトで運営しているブランドはNYに一つあるだけで、世界中を見渡しても、2つしかファッションのユニバーサルデザインに取り組むところがないのは驚きました。非常にニッチな世界ではあるとは思いますが、この分野では先駆者、唯一無二の存在になれるよう精進していきたいと思います。 編集後記 今回のインタビューを通し、あらためて市場のニッチを狙うこと、さらに社会問題までも解決するというこれからの企業のあり方を見たような取り組みを伺うことができ、とても刺激を受けました。tenboの取り組みがより評価され、世の中に人権問題がなくなるようになったらと思わせてくれる、そんな可能性を秘めた素晴らしい事業だと感銘しました。   また、NHK WORLDにて世界170カ国へ英語でtenboの取り組みやハンセン病をテーマにしたファッションショーの特集が組まれたとのことで、ワールドワイドな活躍が期待できるtenboにますます目が離せませんね。     ▼取材協力▼ テンボデザイン事務所    ...

私、古田島が運営に携わっているイベントについて、経営的視点から見たイベント運営やイベント企画の創り方について書いていきます。   私が運営に携わっているイベントが、FLATというアーティスト支援の団体です。作品展示の機会やプロモーションとなるイベント告知のお手伝い全般を行うことを目的に立ち上げられた団体です。   これまで主に大きなイベントを2回実施、特に広告を打ったわけでもないのですが、2回とも400人ほどのお客様がイベントに来てくれました。 FLATの運営で学んだ知見などをご紹介したいと思います。 イベント企画運営メンバーはそれぞれ得意分野を持っている FLATのイベント企画運営メンバーは下記5名で構成されています。 DAICOちゃん(一番右:古田島大介):PR、 DJ、アライアンス担当 りくちゃん(右から2番目:髙橋陸人):FLAT副代表、空間デザイナー あいちゃん(真ん中:菊地愛):FLAT代表、フォトグラファー がくちゃん(左から2番目:五十嵐岳):アーティスト、元幼稚園先生 こうちゃん(一番左:春名浩輔):イベント運営   それぞれ全く違う畑出身で構成されている運営メンバーなわけですが、お互いの強みを生かしてイベント運営に当たっているということになります。   代表の菊地愛は、アーティスト肌が強く、FLATの展示では、写真を展示していましたが、普段はフォトグラファーとしてクライアントワークで、現場入りし、腕利きの仕事をしています。また、夜はDJという側面を持ち、仕事の垣根を越えた交流を行っているので、自然と輪が広がり、結果としてFLATの活動や集客にもつながっています。   菊地愛とともに、FLATの運営を支えるのが、髙橋陸人です。今はフリーランスの空間デザイナーとして働いており、FLATでは募集アーティストの面談や各種やりとりを担当しています。   続いてがアーティストの五十嵐岳です。もともとは幼稚園の先生だったこともあり、その繊細でどこかかわいらしいイラストレーションはSNSでもイベントでも人気があります。一アーティスト目線で物事を考えてくれ、イベントでもアーティストにとってあったいいものや、展示のバランス、構成などを指示してくれる、現役アーティストならではの意見が生かされています。   最後に春名浩輔は、仕事がイベント運営なので、仕事の延長でFLATの当日のイベント進行や枠組みを担当しています。FLATへの協賛をしてくださるスポンサー探しにも従事しています。   このように、運営メンバーそれぞれがお互い協力しあいイベントを作っていきます。得意分野が似たり寄ったりだと、どうしてもいいアドバイスやアイデアが制限されてしまうので、業界を広くみてメンバーを集めた方がより知見が集まりやすくなります。 イベント運営で気をつけること イベントの規模感でいえば、FLATに登録しているアーティストの中から展示したいという希望があったアーティストが数十名単位いたとして、その全てが入りきる会場を借りなくてはなりませんので、結構大規模なイベントになります。   前回を例に出すと、1階から5階までの施設を一棟借りし、階ごとにアーティストのジャンルを分け、展示を観に来るお客様に飽きがこないよう工夫しました。   また、毎回イベントで意識するのが、ただアーティストが集まって展示するだけだと他のギャラリーでの展示などと変わらないため、必ずDJや音楽ライブができる時間ないしはスペースを確保することです。   イベントには賑やかしが必ず必要です。それは単にお客様に飽きさせないためではなく、作品展示以外の音楽やパフォーマンスを得意としているアーティストにも機会を与え、かつお客様とアーティストとがオープンに集える環境を整えることで、お互いの交流が生まれ、シナジー効果が期待できるからです。   イベントには緩急がとても大切なので、日中はゆったりと展示作品を眺めたりし、夜はちょっとお酒を交えながら気軽にアーティストと交流できる、オフライン施策ならではの楽しみともいえるでしょう。 イベント集客で大事なこと イベントには集客がつきものです。FLATは、抜群に人が呼べる、というメンバーはいないのでどうしたのかというと、お客様をアーティストに呼んでもらったということです。   アーティストもやはり展示機会を求めていた方が大半なので、自分の展示作品を観てもらいたいと、まわりの友人・知人に声掛けして来てらもらうよう計らいます。   お互いに持ちつ持たれつの関係性を保ち、運営メンバーならずとも参加アーティスト全員で創り上げたイベントといえるでしょう。FLATメンバーもSNSでシェアしたり、声掛けをしましたが、やはりアーティストが一番多くのお客様を集めていました。   つまり、自分が出る、もしくは展示するから見て!という訴えかけがどれほどのパワーを持つのかが見てとれます。FLATの運営メンバーの中でも菊地愛と五十嵐岳はアーティスト展示も兼ねていたため、抜きん出てて集客していました。   もちろん、集客が全てではありませんが、ダウンロード数やセミナー集客など目標値はどんな業界であれ、設定します。いかにそのサービスを、自分がとことん使い込むまで気に入っているか、自分が話す内容を本当に自信があり、他の方とシェアしたいと思っているかにかかっています。   FLATは今後とも、アーティスト支援リアルプラットフォームとしてできる展示イベントやアーティスト活動に役立つコンテンツを拡充できたらと思います。     ...

今回は、平成生まれの女性社長で、「お姫様プロデューサー」という何とも興味深いメルヘンチックな肩書きをお持ちの方がいらっしゃる川原あやか氏実際にお会いしてインタビューさせていただきました。果たして、お姫様プロデューサーとはどういう意味なんでしょうか? 川原あやか氏が18歳で起業に至った理由 -こんにちわ。今日はお忙しい中ありがとうございます。早速本題に入っていきたいと思うのですが、若くして色々なご活躍されていると伺っております。何か現在の活動のきっかけになったのですか?。   川原氏-はい。よろしくお願いします。私はもともと福岡の農業系の学校に通っていました。   -え、農業系ですか。全然想像つかないです。   川原氏-いえいえ、その学校では食品科学の研究・製造を学んでいまして、入学当初からトマトの畑を一区画頂き、夏休みも毎朝クラス全員で水やり通い、作物つくりから食作りと日々食のプロフェッショナルとなるために、温かく厳しい先生方から毎日お叱りを受けながら、学ばせて頂いておりました。   進学校よりも自分で自ら考え実行するという時間が多く、先生とも地域の方との距離が近く、不明なことはすぐに聞く、調べられる。そして感謝を丹精込めた手作りのものと心で返す、人間力を学べた大切な時間でもありました。農業高校に通えたことは、今の意志ある人生を生きていくなかでも誇りの体験です。   -そして、いまは起業家ですよね? 川原氏-実は起業家になろうと思った原体験が2つほどありまして、順番にお話ししていきますね。まず1つ目は高校時代に、とあるみかんの農家さんとふれあう機会があり、そのみかんの美味しさ、クオリティーが私が思うに、とても素晴らしかったのです。   しかし、今の生産のビジネスのままでしたら廃れていってしまう。「こんなにいつも笑顔で幸せそうに作っている作り手の方々の生活が一生続いてほしい!」と思いました。そこで、もっとこの農家さんの生産量が上がり、喜んでもらうにはどうしたらいいだろうと考えたときに、学校で学んでいた食品科学の知識を活かしてみかんのパンづくりを企画したのです。   試行錯誤して、ようやく完成した試作品を地元のローソンに企画商品として持ち込みしたところ、見事認められ、九州全土で企画したみかんのパンが売られるようになったのです。   -え、まだ高校生だったんですよね、すごい!   川原氏-このときに人生で初めて、身近にあるものでアイデアを出して、喜んで頂けたことが本当に嬉しくて嬉しくて幸せな感情に包まれたんです。そして、新しい幸せな気持ちに出会える企画を世界に作り手の気持ちと共に発信することができる商品ブランディングというお仕事は最高だと思ったのです。といまのプロデュース業に通じる原体験をしたことが、起業する一つのきっかけになったのです。   -なるほど!ちなみに2つ目はなんですか?   川原氏-はい。2つ目は夢を叶えると決められたことと、憧れだ!と直感を持った方にお会いできたことです。   -はるばる東京に?行動力ありますね。   川原氏-私の小さなころからの夢が「新しい世界にあえるリゾートをつくること」。そして18歳のはじめに山川咲さんの本を読んで、素直に会いたいと思ったのです。   お会いした中でのきらきらした雰囲気と女性起業家としての心構えが、対面でお会いすることで、さらにぐっと心にしみたのです。本で一方的にまず出会っているのですが、対面で会うことで、その人のひととなりが掴めるということも学ばせていただいたことで、起業の後押しとなりました。   こうやって今日も会ってお話しているのですが、スカイプやメッセージではやはり伝わるものも伝わりません。いかにその人と仲良くなるか、これを意識してずっとやってきていると思います。 海外展開を成功させるコツ -続いてですが、川原社長、海外にも事業展開されてますよね。   川原氏-はい、今年で23歳になりました。海外展開についても、福岡にてイベントや商品企画をさせて頂くうちに、起業家の中で偶然紹介してくださった方が、たまたまニュージーランドでリゾートを運営されており、新規事業としてウェディングリゾートのプロデュースをするとのことで、私が任されたのが最初です。 最初は現地の人ともにウェディング全般のプロデュースを行い、次第に私が関わらないでも回るように仕組みを作り、いまでは現地に任せている状況です。   初のウェディングのお仕事がプランナーでもなく、ドレスコーディネーターでもなく、『事業』の立ち上げでした。ビジネス英会話というと、もちろん英語もスキルもありませんでしたので立ち上げの半年は英語の単語を必死で覚えながら、リゾートでみんなからモテている美しいなと思う女性スタッフの会話方法を習得に必死な毎日でした。   日本との違いに戸惑い手探りな毎日でしたが、ニュージーランドでしかできない世界を幸せのスタートをする海外の新郎新婦様、そして旅行にこられた女性に感じて欲しいと「おとぎの国」ならではの、ヴィンテージのドレスを纏い、馬に乗って、美しい絶景の丘を駆け上がったり、頂上でお茶したり、夢のサービスを作ったり...

  こんにちわ。ニアセ編集部です。   商人を応援するハイブリッドメディア「ニューアキンドセンター(以下、ニアセ)」では取材を受けていただける、いや、むしろ取材してほしいという企業様、アキンド様を募集をしております。   具体的内容については、個別にご相談させていただきます。 【対象】 ■対象:商売をされている個人事業主、法人 ■取材エリア:主に東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・静岡県(他エリアは要相談) ■ニアセはこんな方に取材したい:廃業したことがある、倒産したことがある、事業撤退したことがある、チームが崩壊したことがある、海外事業で大失敗したことがある方   ※個人の方、法人ともに取材可能かの確認をさせていただきます。 【応募方法】 下記フォームに必要事項をご入力いただき、送信をボタン押してご応募ください。   ------------------------------------------------------- ■お名前(必須):ご自身のお名前 ■メールアドレス(必須):ご自身のメールアドレス ■題名:ニアセ取材オファー ■メッセージ本文 ・URL:個人の方、法人ともに公式サイトのURLの記載をお願いいたします ・依頼内容:ニアセに伝えておきたい想いがありましたら、ぜひ記載してください。 -------------------------------------------------------     >> ニアセフォーム ...

こんにちは。ニアセクリエイターズの中根です。   今回は感涙療法士:吉田英史(よしだ・ひでふみ)氏が推奨する『涙活』について取材をして参りました。   2016年11月某日、感涙療法『涙活』セミナーが開催されていたので、セミナーに参加させて頂き、『涙活』の流れを拝見させて頂きました。 涙活とは   吉田氏:   涙活とは、一ヶ月に2,3分だけでも能動的に涙を流すことで心のデトックスを行う活動です。涙活セミナーでは主に3~8分程度の感涙動画を7~8本観て、泣いてもらうという流れです。数本の動画を見る目的は個々により泣けるツボが違うので、理屈抜きで泣くという体験をしていただきます。   現代社会では涙を流さない方々が増えていると感じました。近年、泣きたくても泣けない、涙が出てこない。このように、自分の感情にすら鈍感になっている方々が急増していると思います。そこで『自分の泣けるツボ』を把握する為に涙活では最初に多種多様な動画を観て貰っています。   動画は、家族や恋人・ペット・世間の人々の優しさ・温かさを感じさせるような多種多様なジャンルで、セミナー参加者はメモを取りながら映像を観ていただきます。   どの動画に感銘を受けたか 動画のどの部分で涙が溢れたのか   これは自分なりの『涙感のツボ』を把握するために行うものです。 涙活セミナーでやること   吉田氏:   「類は友を呼ぶ」という諺の、類(るい)を涙(るい)と、もじって、『涙は友を呼ぶ』。同じ場所で泣きの体験を共有した人同士で、交流してもらいます。映像を見て、どういうところで泣けたのか、なぜ泣いたのか、あるいは泣けなかったのか等々、みなさんと意見交換していきます。   泣き言セラピーも涙友タイムも、泣いたあとにやるのですが、これにも深い意味があります。人は涙を流すことで素直になり、思いを吐露しやすくなります。 セミナー参加者女性の声:   涙を流すことにより日頃のストレスから、感情を我慢していた部分を吐き出せました。その結果、心のつかえがなくなると、心に余裕の隙間ができて他人を思いやれる余裕・寛容さができると思いました。   心に余裕ができれば、仕事への取り組み方にもより良い方法が思い付いたり、活力があがり仕事が効率的に進むようになれると感じています。また、泣き顔を見せ合うことでチームとしての結束力が高まりました。 どんな内容で「涙を流す」と良いのか   吉田氏:   1番効果的なのは『感動・感謝の涙』です。涙には、感情の涙と目を保護する涙の2種類があります。例えば玉ねぎで溢れる涙は催涙性物質である硫化アリルが涙腺を刺激するため多くの涙が出ますが、それは『涙活』の効果が発揮できません。   情動による涙は感情の起伏により『交感神経過緊張』になるため、脳の大脳辺縁系で発生する作用により涙が目から溢れ出します。ストレスが生じると副腎皮質ホルモンが分泌され、心身ともに悪影響を及ぼします。   しかし、涙を流すことによってストレス物質である副腎皮質ホルモンも一緒に流れ出ます。これが『涙活』です。また、悲しい時の涙より『感動』の涙の方が涙活には有効的です。 涙活の最適な時間帯   吉田氏:   基本的に時間帯は問いませんが、より効果的な時間帯は1日仕事を終えた夕方から夜にかけて行うと良いかと思います。ぐっすり寝られて、翌朝、仕事に向かう気持ちが上がります。   また曜日は週末(休日)が良いでしょう。仕事で溜まったストレスを洗い流し、翌週の仕事に向けて気力を充実させられるようにしましょう。 涙活がビジネスパーソンを救う?   吉田氏:   ビジネスのグローバル化により、長時間労働や休日出勤が増えており、肉体的なストレスや疲れが溜まりやすい状況にあります。中には、無理な依頼を受けたり、ミスが許されない業務であったりすることもあり、精神的なストレスを強く受けやすく、また、愚痴を含めた日常的な雑談がしづらくストレスが溜まりやすい状況も生まれています。   過労死や自殺が社会問題になり、うつ病などの精神的疾患を未然に防ごうと従業員50人以上の全事業所でストレスチェックを実施することを義務化する改正労働安全衛生法が2015年12月に施行されました。   しかしチェックはするものの、ストレス解消に対しての対策に追われて具体的な対策を取れていない企業が多いのが現状です。だからこそ大袈裟な準備等を必要とせず、気軽に行える涙活を取り入れて頂きたいと願っております。涙活でデトックスを行い、肩の力を抜きリラックスする事で仕事効率化結びつけましょう。   それだからこそ緊張感が常にあり精神的に疲労がたまっている方も多いことでしょう。常時張り詰めた緊張感の中にいるような方で、なかなか泣けない人でも大勢の人と共に涙を流す場を体験すれば自然と精神が弛緩し涙が溢れてくるはずです。   身近にそういう機会がなければ家で1人、涙活をしてみて下さい。方法としては『自身が泣けるツボ』の動画や本などをストックして、時間があるときに観るよいと思います。 さいごに   吉田氏:   「涙」を流す引き金はストレスです。映画やドラマ、小説など他人が経験したストレスで泣く“感動泣き”をしたほうが スッキリと解消することができると思います。しかも他人の苦しい経験やつらい経験を追体験することで、自分のストレスに対する耐性もアップ。泣くほどストレスに強くなれるのです。   私は、この涙活イベント、つまり泣く場所を社会に作っていく事が求められていることではないのかと考えるようになりました。この活動をやっていて、現代人は、泣く場所を探しているとさえ、思うようになりました。   「泣いたっていいんだよ」 「弱音(泣き言)を吐いたっていいんだよ。」   そう言ってあげられる社会になればと考えています。   なぜ、人は涙を流すのか。 それは、きっと、神様が、私たち人間が前を向いて生きていけるようにするために、つけてくれた機能なのかもしれません。   涙活は、「明日笑うために今日泣こう!」というのも1つのテーマになっています。辛い事・苦しい事があって、泣いて落ち込んでいるだけでは勿体ない!人は泣いた分だけ強くなれる・輝ける、それを多くの人に伝えていきたいです。       【取材協力&記事監修:感涙療法士、吉田英史】 プロフィール:鎌倉市出身。早稲田大学大学院教育学研究科修了。老人ホーム、学校勤務を経て現職に。...

こんにちわ。最近、AI(人工知能)という言葉を多く耳にする機会が増えてきました。とりわけ、ソフトバンクの開発したペッパーは、大衆を人工知能が可能にする近未来を想像するようなプロダクトに感動をおぼえた方も多いのではないでしょうか。   AIについてどうビジネスに生かしたり、サービスと連携されるかについて多くの企業が頭を悩ませたり、試行錯誤を繰り返しているなか、カラフル・ボード株式会社の代表取締役CEO/人工知能科学者・渡辺祐樹氏は、そのAIについて大学院時代から学んでおり、常に最先端のAIについて大学機関と連携して、研究を重ねています。今日は、渡辺社長にずばり、今後のAIの可能性について伺ってきました。 SENSY(センシー)とAI(人工知能)をサービスに取り入れた理由   -まず、SENSYの立ち上げについてお伺いしてもよろしいでしょうか。   渡辺氏:はい。まず私たちSENSY(センシー)は、いきなりこのサービスを始めたわけではなく、最初はデザインのクラウドソーシングプラットフォームであるCOLORFUL BOARDを始めました。   -え、そうだったんですね!しかもデザイン系とは今のファッション系とはまた違いますね。   渡辺氏:まあ、そうですね。デザイン系といっても、エンジニアやフロントエンドのデザイナーではなく、どちらかというとアーティスト系ですね。たとえば、趣味でイラストを描いていたり、企業に勤めながら、傍らでグラフィックデザインをしている人、フリーランスで活躍の場を探しているアーティストを、COLORFUL BOARD上で業やアーティストのデザインを必要としている人とのマッチングを行っていました。   サッカーチームのロゴTシャツのデザインなど、全国からクリエイター・アーティストがオンライン上にて毎月デザインが投稿され、Facebookなどソーシャルメディアと連携したスコアリング(投票)により、人気が出たデザインを実際に製品化、販売する仕組みです。   -すごい良いサービスですね。アーティストの活躍の場を広げるというか…   渡辺氏:実はCOLORFUL...

11月2日に最新刊「検索刑事(デカ)」を発売された竹内謙礼氏。     SEO対策本ということでしたが、なんとSEOを舞台とした検索エンジンミステリー小説とのこと。話題の最新刊「検索刑事」について伺うべく、竹内謙礼氏を独占インタビューしてきました。 検索刑事ができた背景 竹内氏:11月2日に最新刊の「検索刑事」という本を出版しました。SEOをテーマにした物語なんですよ。これが無茶が色々あったんです。私自身『会計天国』という共著の本があって。そのシリーズがPHPさんから出ています。シリーズが今5冊目で、ビジネス書小説はこれで9冊くらいなんですよね。     ▼最新刊:検索刑事(デカ) (日経ビジネス人文庫) ▼ ...

小学校の校庭で見かけた事がある二宮金次郎の銅像。     勤勉の象徴として知っている人は多いと思いますが、どんなことをして、どんな教えしたかを知る人はあまりいないのではないでしょうか。     本日は「二宮尊徳翁(二宮金次郎)」が祀られている報徳二宮神社さんに地域貢献の極意を学びに伺いました。 そもそも二宮金次郎とは     報徳二宮神社の宮司 草山明久氏     草山氏:ここの社(やしろ)は二宮尊徳(二宮金次郎)翁をお祀りしている神社です。実在した歴史上の人物を祀っている神社って、そんなに多くありません。まして農民から神さまになったのですから本当に偉大な方なのですが、幼少のころはたいへんな苦労をしているのです     翁はもともと相模国栢山村(今の小田原市栢山)の比較的豊かな農家に生まれたのですが、度重なる酒匂川の氾濫で田畑を流されてしまい、家は没落、過労により両親は亡くなって、兄弟はばらばらに親戚の家に預けられました。     翁は、朝早くから夜遅くまで一生懸命働いて、その合間を縫って勉強をしました。そして荒地を開墾してお金を貯め、質に入れていた田畑を少しずつ買い戻して、24歳までに一家を再興したのです。     小さな努力でも、積み重ねることで一家再興という大きな事が為せる(積小為大)という事を学び、これは二宮金次郎の後の行いや考え方の基礎になりました。     草山氏:そのときの経験でいろんな目に遭いながらも、独学でたくさんの勉強し、多くの気づきを得たり、物事を習得して、後に自分の中で行き着いた教えを実践していきます。     何をしたかと言うと、当時疲弊していた、のべ600にも及ぶ村々の農村復興とか、借金で苦しんでた武家の再興とか。彼の生涯の後半生、時代にして江戸時代の末期くらいの話です。     70歳でお亡くなりになってからまもなく明治維新となりました。明治時代、幕末の方から明治の頃にかけて生きていた方には二宮尊徳さんを知っている方が多く、お弟子さんが書いた『報徳記』は有名ですね。     あとお伝えしておきたい翁の教えのひとつに『分度』という言葉があって、身の丈を知るというか、要は何をやるにしてもきちっとそのラインを決めるということを大切にしました。 報徳二宮神社が地域貢献のために仕掛けていること 草山氏:現在、報徳二宮神社が発起人となり『小田原柑橘倶楽部』という屋号で農家さんを応援しながら、農商工連携による地域活性を目的とした活動を行っています。     具体的には江戸時代に二宮尊徳翁が実践した手法をお手本に、この神社で出資したお金を元手に、農家さんから柑橘類などを高値で仕入れ、サイダーやドロップ・ジェラートなどの加工品を製造販売しています。昨年には地元の14社と連携して農業法人を設立し、耕作放棄地の開墾にも着手しはじめました。これらはすべて、次世代を担う農家さんたちや地元で商いをする方々の応援につながるものです。   この時代に小田原で生きる私たちは、今後ますます消費や労働人口の減少が顕著になる未来を見据えて、右肩上がり・経済一辺倒の考え方から、今まで以上に「人・物・お金」を地域に循環させながら、持続可能な社会づくりへの発想・業態の転換が求められていると考えます。 天地の中で生かされているという、人間の分度をわきまえながら、天地の恵みに感謝し、四季の彩りに心を和ませ、自然環境とも調和しながら、人と人との絆を大切にした心豊かな社会づくりを目指して、今後も小田原柑橘倶楽部は活動していきます。 引用元:偉大な功績 草山氏:報徳二宮神社では報徳会館という施設も運営しており、結婚式のご披露宴や記念日のご宴席など幅広くご利用いただいておりますが、昨年から境内に「杜のひろば」という空間を設け、新たに『きんじろうカフェ』も運営しています。     これは参拝客や観光客の方に神社の良さや尊徳翁の偉大さをもっと知っていただくためにはじめたものです。カフェでは翁の語録や格言などが入ったオリジナルグッズを販売し、Hameeさんにもご協力いただいて二宮金次郎像のスマホスタンドも扱っています。このひろばは今後も、もっと人が集まる場所、地域の方に使われる場所にしたいと思っています。 杜のひろば きんじろうカフェ   二宮金次郎像のスマホスタンド     ▼「二宮金次郎像のスマホスタンド」がこちらから購入できます▼ >> Motif. SMART...

  こんにちは。皆さんはアウトドアの遊びに行くとき、スマートフォンケースをちゃんと耐衝撃のものにしていますか?していないのなら、買った方がいいです。外ではしゃいだ瞬間にスマホがポケットから滑落、粉微塵に砕けてテンションガタ落ちなんてのはよくある話です。       今回はアウトドアモバイルギアブランドROOT CO.を企画開発するROOT株式会社の代表 三尋木準さんに立ち上げのきっかけや、激しいアウトドアスポーツなどでも耐えられるような商品へのこだわりなど聞いてきました。   ROOT...

こんにちわ、Niase-Creators所属の古田島です。   今回は女性のライフスタイルに、活力を与えるための企画・発信をしている株式会社Morning Laboの中村朝紗子さんにお話を伺いました。 株式会社Morning Laboについて中村朝紗子社長に聞いて見た   -まずは、自己紹介とどんな事業をされているか教えていただけますか。   中村社長:はい。株式会社Morning...

  隣の駅は大手町。お洒落なカフェ・高級料理店なども多く軒を連ねる日本橋は観光地であると共にオフィス街です。どうも、こんにちわニアセクリエイターズの中根です。   花のお江戸・日本橋。 三越本店・COREDO室町などが立ち並ぶセレブな街です。 カフェをオープンさせるには、かなりのリスクを伴う覚悟が必要と思われる激戦区。 今日はこのセレブ街「日本橋」で【芝生カフェ】を開業したサニサニーピクニックさんにお邪魔し、カフェ開業の裏話を聞いてきました。 【自分の感覚を信じること】が決め手 -オーナーの小栗太氏は言います。   小栗氏:ここにカフェをオープンしようと思った1番の決め手は感覚です -感覚!?あと、なぜ日本橋なんですか?・・・   小栗氏:平日は通勤で日本橋に来る人が殆どなのでセレブが多いイメージはありません。そして、この街に住んでいる人は昔ながらの江戸っ子です。1本、横道を入れば違う顔が見える街。そこに惹かれました。   -ですが、事前のリサーチは充分に行ったとの事。   小栗氏:「寛げる空間」をコンセプトにする事は最初から決めていました。芝生カフェ、というのが日本橋では庶民的で珍しかったので受け入れて頂けたのだと思います。自分が好きだと思える街で、自分なりのコンセプトで勝負したい。最終的には自分の感性・感覚を信じた独立開業でした。 勝ち組、負け組を考えている時点で「すでに負け組」だと思う 小栗氏:自分よりコーヒーを美味しく作れる人、より良いサービスを提供できる人はたくさん居ます。なら、他人と比べず自分にできる最善のことは何かを考えて行動してみる。その繰り返しが大切だと思っています。勝ち、負けなんて考えた時点で負けだと思います。   -精神論だけでは経営は成り立たない、とした上で小栗氏は言います。   小栗氏:思う・考える・動く・努力・諦めない、これが経営者に必要なマインドだと思います。   -また、欲を出さないことも必要だと言います。   小栗氏:万人受けするカフェならチェーン店で充分。全てのお客様に満足して頂ける店は作れない、と最初から思っていたので自分の感性に重点を置くことができました。欲と夢は違うと思っています。 こだわりがない、が「こだわり」 小栗氏:寛げる空間であることがカフェのコンセプト。   -ですが、「こだわりがない」とは?   小栗氏:店に対して、こだわりを持ちすぎてしまうと新しい企画にチャレンジできなくなってしまう。自由な発想で思いついたことは、まずやってみる。これが、こだわりを捨てるという、こだわりです。 広告費・宣伝費ゼロ。どうやって集客をしているのか? 小栗氏:平日ランチはサラリーマン、OLで満席になります。まわりのカフェや料理店より価格を下げることで、平日の集客にはそれほど苦戦はしませんでした。1Fはテーブル席、2Fは靴を脱いで人工芝生の店になります。男女問わず、2階で昼寝をする社会人は多いですね。苦戦したのは社会人が居ない土日でした。   -まず行った事とは?   小栗氏:まわりのカフェ、料理店、老舗店などを回ってチラシを置かせてもらいました。チラシを持参してくださったお客様の売上の一部を、そのチラシを置いてくれている店舗に還元しています。土日は観光客が多く、有名店は満席になるため「待つなら他のお店に行こうかな……」というお客様を分けて頂いている、というもの。もう1つ、このカフェの名物にもなっているのはイベントです。あと、ウォーカープラスを見て来店して下さるお客様が多いです。   小栗氏:「東京 イベント 日付」この3つのキーワードで検索をしている人が多いです。実際に検索するとウォーカープラスというサイトが出てきます。このサイトは、飲食店のイベント情報を収集して勝手に載せてくれますので、うちはホームページをマメに更新してイベント情報を載せてイベントを拾って宣伝してくれる、という仕組みを利用しています。   Walker...

徐々に冷えてきた今日この頃。あんなに暑かった夏も、過ぎてしまうと一抹の寂しさを覚えてしまいます。 どうも、佐賀です。   越境ECをしていると、日本の常識が通用せず信じられないトラブルに発展する事があります。 PayPal(ペイパル)はそんなリスクを少しでも軽減する事が出来る決済方法として、世界中に普及しています。   今回は少し趣向を変えて、ペイパルの中の人に話を聞いてきました。 ペイパルってどんなサービス? 佐賀:今日はどうもありがとうございます。早速なんですが『ペイパル』って簡単に言うと何でしょうか。 野田氏:ペイパルの基本のコンセプト、ベースになっているのはAさんBさんという二つのアカウント間の「送金」です。インターネット上に残高を持つというか、自分の財布を持つみたいな。ペイパルがそもそも創業しているときからのコンセプトとして『デジタルウォレット』というのがあるんです。   日本だと遠くの相手に対してお金を払う時って、銀行振り込みとかですよね。ペイパルは創業約20年のアメリカの企業なんですが、アメリカって昔は小切手文化なので、遠くの相手にお金を払う時は、小切手を郵送するのが一般的だったんですね。 すると当然アメリカは広いので、相手にお金が届くのに一週間とか時間が掛かります。で、実際届いてみたら「自分が思っていたものではなかった」とかクレームが多いと。こういった「送金」のやり取りを瞬時にEメールで行う事ができる送金サービス、というのがペイパルの原点です。   佐賀:当時のアメリカにとっては、すごい画期的なサービスですね。   野田氏:はい。お金を送金したり請求できたりするので、eBayや個人間のECのやり取りですごい流行ったんです。そうしてアカウントがどんどん増えていったときに、それが個人対個人だけではなくて、個人対店舗、という広がりを見せていって、今の形になっています。現状をお伝えすると支払う側のユーザーが今グローバルで約1.9億人ぐらいいて、売る側が、約1400万ぐらいです。 他社とペイパルの違い 佐賀:海外サイトだとかなりペイパルが普及していますが、他の決済サービス、例えばクレジットカードと比べて、何が違うんでしょうか。   野田氏:大規模から小規模の企業まで、色々な方にペイパルを使っていただけているのは、大きく分けて三つの理由があるからですね。   まず一つは誰でも始められます。クレジットカード会社だとか、ほかの決済サービスとはちょっと逆のパターンをしていまして、まず最初の審査のハードルがとても低いんです。ペイパルアカウントを作成し、本人確認をすれば、基本誰でも始められます。 通常のクレジットカード審査って、最初に厳しく審査をしてOKの判断をしますよね。逆にペイパルは入口は入り易く、そのあとの途上管理を取引などを見てすごい厳しくやっているというイメージですね。 佐賀:実績のない会社や個人事業主でも、簡単に利用する事が出来ると。   野田氏:はい。二つ目にお金回りの所ですね、アカウント to アカウントの送金なので、基本は瞬時にお金が移動します。ですので、決済代行さんとかほかの決済のように入金サイクルが40日とか60日が一般的だと思うんですけど、我々は大体、3〜5営業日で出金できます。特に物販や中小企業でそこまで運転資金が潤沢にない方々に対してはそれだけで一つのメリットかと思っています。   三つ目にリスク管理です。ペイパルの根幹の部分でもあり、他社と大きく違う部分ですね。リスク管理、セキュリティはやはり一朝一夕にはできないので、いろんなノウハウのかたまりだったり、体制だったりする部分が強みです。   佐賀:リスク管理に付随するサービスとして『売り手保護制度』というのをやってますよね。買い手ではなく売る側の保護制度っていうのは珍しいですね。   野田氏:買い手の保護制度もちゃんとあります。両方あります。買い手保護というのは大体のクレジットカード会社さんもあると思うんですが、売り手さんを保護する仕組みって、あまりないですね。 我々は費用を頂かずに、基本条件を満たしていただければ売り手さんを無償でその被害から保護するという制度を設けています。定量的に見えづらいんですが、特に海外越境の物販っていうのはやはり、不正やトラブルが多いのでこういった売り手保護を用意しています。   佐賀:不正やトラブルって、越境ECだとなかなかすごいのがありそうですね。   野田氏:たとえば、越境ECでは何かしらの理由で商品が税関で止まってしまって、買い手に配達されないというケースがあります。商品が買い手に届かず、買い手はしびれを切らせ売り手に返金を要求しました。一方、売り手からすると商品は適切に発送したのに自分が損をしてしまうという状況です。   佐賀:おお・・・(笑)   野田氏:そこでペイパルは売り手保護制度により、商品が配達されなくても、条件(例:発送証明の提出)を満たせば売り手に代金を入金し、このようなトラブルを回避できるような制度を提供しています。この場合の損失はペイパルの負担になります。 それは本当に一例ですけど、そういう売り手さんを守るという立場も我々は取っています。   佐賀:実際、日本国内でのEC事業者さんの導入件数は伸びていますよね。   野田氏:はい。伸びていますね。売り手側も買い手側も、市場より高い成長率で伸びています。海外サイトでの買い物という目的もあるんですが、国内のやり取りでペイパルが使われる事も多くなりました。 これは必ずしもECの話ではないんですが、例えばペイパルにはメールで料金を請求できるサービスとかがあるんです。物販でサイトを持っていない個人事業主の方が、よくこのサービスを使われます。 たとえば僕が、佐賀さんに何かサービスなり、商品を提供したとして、佐賀さんからその料金をもらうとします。その場合、僕はペイパルアカウントを作れば、「ここで2万円払ってください」というペイパルの支払い画面へ飛ばすことのできるリンクのついた請求Eメールを佐賀さんに送れるんです。で、佐賀さんがクレジットカードなり、ペイパルアカウントで払っていただくと、私のペイパルアカウントに2万円入ると。   佐賀:ECサイトを持たない人でもペイパルを使って決済が、ネット上で出来るんですね。   野田氏:はい。アカウント to アカウントで送金できます。アカウントは誰でも持つことができるデジタルウォレットがコンセプトです。 越境ECのハードルを下げる 佐賀:最後に総括というか、ペイパルとしてのこれからの越境ECに対しての意気込みを教えてください。 野田氏:そうですね、僕の意気込みという視点になるかもしれないですけど、越境ECのハードルを下げたいという思いがあるんです。   今、日本からの越境ECで売れているものって、フィギュアだとかブランドバッグだとか、最近はロリータファッションもよく売れているのですが、それってもう明らかになっているニーズなんですね。そういったもの以外にも、海外から見てすごくクールだったり「あっ、これすごいね」って思われるものはたくさんあると思うんです。それは地方の工芸品だったりするんですが、そう言ったものを作っている人たちに、越境ECのハードルをなるべく下げて、新しい販売先を広げていって、今までアプローチできなかった人に販売することで、その地域が盛り上がってくれればいいなと。今すごい抽象的な話をしてますけど、そういったものは思いとしてあります。 なので、どうやって越境ECのハードルを下げるかとか、どうやって売りたいと思っている人たちにリーチするか、郊外の人たちに知ってもらうか、そこが今の我々の課題です。   野田氏:そのさきがけという訳ではないんですが、先日eBayさんと、京都市と一緒にプレス発表やったんです。京都の工芸品は良いものが非常に多いんですが、そういう工芸品の職人さんたちがタクシーの運転手をやっているという現状があって。 工芸品の職人だけだと生計が成り立たないので、やむを得ず、タクシーの運転手で生計を立てていると。そういうのって、マーケティングが上手くいっていない、つまり本当にいいものだと思って、その価値を感じてくれている人たちにリーチできていない。特にそれが海外に向けてだと絶対できない、っていうのがあるので。そういうところにチャンスや機会を提供できたらいいなと思っています。 佐賀後記 買い手に限らず、売り手も含めて安全に、早く決済できる仕組みやその思想を聞く事が出来ました。越境ECだけでなく、あらゆるお金のやり取りで使う事の出来るペイパル、導入を検討されている方は、購入者として試してみてはいかがでしょうか。   以上、佐賀でした!       PayPalアカウントの新規登録はこちら!! 初期利用料、月額利用料無料 サービスのことをもっとよく知りたいなどご質問・お問い合わせはお気軽に お電話からのお問い合わせ:03-6739-7135(※通話料がかかります。)       ▼「佐賀一哲」が最近書いた記事▼ ・海外進出!越境ECに挑戦するべき3つの理由   ・越境ECに挑戦するべき理由   ・ebayとヤフオク!、いま「ニッポンの中古」がアツい!(その1)   ・ebayとヤフオク!、いま「ニッポンの中古」がアツい!(その2)   ・【佐賀一哲が語る越境EC】「海外物流」にまつわるエトセトラ     ...

私的な話で非常に申し訳ないのですが、先日引越しをしました。 こんにちは、ジェームズです。   引越しをする時、皆さんは「新しい部屋はこんな家具を置いて、こうしよう!」と希望に満ち溢れている場合が多いと思います。私もそうでした。 ですが実際は引っ越し代、敷金礼金などの経済的圧迫により、結局適当に安い家具を、酷い時はダンボール椅子とダンボール机に落ち着いてしまう事が多いのではないでしょうか。私がそうでした。   おしゃれだけど安い・・・そんな欲望を満たす家具はないものか・・・まずは寝床だけでも・・・ わずかな家財道具とダンボールに囲まれながら、そんな風に検索していると「人をダメにするベッド」というものを発見。   こんな悪魔のようなベッドが存在していいのか。欲しい。   この神をも恐れぬベッドの開発、販売元の「ロウヤ」は、楽天市場で5年連続ショップオブザイヤーを取っていて今年上場もしたすごいお店。 これは取材しなければ、ということで今回はロウヤの運営元、株式会社ベガコーポレーション専務取締役の手島武雄さんにお話を聞いてきました。 ベガコーポレーション、家具専門店ロウヤの生い立ち   -まずはベガコーポレーションさんの成り立ちについて聞かせていただきたいです。   手島氏:設立は2004年の7月になります。代表の浮城が家具の輸入商社に勤務しておりまして、彼がもともと独立志向が非常に強く、当時小資本でドロップシッピングから始めることが、家具は商材的に可能でしたので、家具を選択してビジネスをスタートさせたというのが、設立のきっかけになります。   設立から1年、2年ぐらいまでは、商品をしっかり説明をすることによって、他社商品ページとの違いということでお買い求めいただいていました。しかし薄利であるという点と、設立3年目あたりから競合他社の値下げによって運営が厳しくなってきました。 なので、ドロップシッピングでなく、直接貿易に切り替えていって、そこから自社商品、自社仕入れという形にしていきました。そこから利益が好転してきて、今のビジネスモデルの原型が生まれたというのが、2007年あたりです。   -ベガコーポレーションさんは今年上場されましたよね。優秀な人材を確保したいというものが狙いの一つとしてあるのではないかと思っているのですが、どういった人材をこれから厚くしていきたいと思われていますか。   手島氏:今、我々が求めている優秀な人材とは、エンジニアのことです。自社コンテンツというか、自社ドメインの本店であったり、もしくは今越境ECサイトを始めていますが、これを自社で開発していく中で、多くのエンジニアがかなり必要だなというふうに思ってます。 弊社はコアになる部分というのは、常に内部で開発をしたり、自社の人員で作業していくということを基本強みとしてます。そうやって内部にどんどんノウハウ、情報を溜めていくということを行っています。   家具は実際に見て触って確認したいというニーズが高い商材だと思ってるんです。例えばファッションやお水、食べ物というのは、どちらかというと衝動買いもしやすいので、衝動的にネットで買って、自宅に届けてもらうというサイクルだと思うんです。 その点、家具はまだそういう事が少なくて、伸びていってはいるものの、金額の問題もあったりして、確認したいというニーズが非常に高い。     手島氏:そうしたときに、お客様が家具を買った時のことをどこまでイメージできるかというと、例えばARであったり、VRのような技術は、お客様のニーズを満たすと思うんです。 我々としては、ネットで家具を売るだけでなく、コンテンツ力であったり、提案力、そういったものを総合したブランド力というものを活用しながら、「ネットで買うんだったらロウヤだよね」という位置づけを目指していく必要があると。そういう意味での優秀なエンジニアを雇用していきたいということですね。 「おしゃれな家具、やっぱり生で確認したい」・・・ロウヤ・ショールーム開設の意図とは   -実際にロウヤさんの商品を見る事が出来るショールーム(冒頭の写真)を始められたんですよね。   手島氏:楽フェスでお客様から「いい家具なのに安い。」というふうに生で言っていただけるお声が非常に多くて。今まで実際にわかってはいたものの、そういうきっかけもなかったので、実際ショールームを作ってみたらどのような反応が起こるかなと思っていました。 すると「ロウヤさんのこの商品見たかったんですよ」と言っていただけるファン層が、意外に多かったんです。 家具・インテリアの総合通販 LOWYA【ロウヤ】のページ 実際足を運んでいただいている方が、月に大体1,000人ほどいらっしゃって、ほとんどがロウヤのページを見ていただいて、確認しに来てるっていうお客様なんです。やはりネット上で知り得た情報を確認しに行きたいという需要は、家具の中には結構あるんだ、と実感しました。   いわゆるOtoOはオフライン、オンラインですが、それのオンライン、オフラインみたいな。要はオンラインからオフラインに流すというふうな送客が、これでできるんじゃないか、また、今後はこういったノウハウを活用して、いわゆる家具のプラットフォーム的なものの位置付けというものを、我々は別軸で目指していく必要があるんじゃないかと考えています。   -家具のプラットフォーム!新しい言葉ですね。   手島氏:例えば目黒通りっていう家具通りがあるんですよね。 そこには非常にいい家具、珍しいものも含めてあるんですけども、悲しいかな、「行かないとどんな家具があるかわからない」っていう現状がありまして。 でも、こういった家具の情報を扱っている、情報サイトみたいなものがあるかというと、ない。しかし、ニーズとしては非常に高いと思っています。   実際、家具を買いに行くとなると、1日作業じゃないですか。実際に店舗に見に行って、確かめて、じゃ、次イケアに行って、とかそんな感じじゃないですか。 あらかじめ見たいものが、ネット上である程度カタログのように見れて、それを実際店舗に見に行く。そういった情報が、ポータルとして存在していれば、間違いなくそこに顧客のニーズとしてはあると思うんですね。そんなサービスを提供していくことが、我々の次の課題になってくるのかなと思っています。   既存の店舗様の情報っていうものを、我々がプラットフォーマーとして提供していく。これが次なる構想ですね。 ロウヤでの売上の9割強を占める自社ブランド   -「人をダメにするベッド」のように、ロウヤさんでは今、自社商品に力を入れてらっしゃると思うのですが、売り上げ全体からみると、自社ブランドの比率はどれぐらいなんでしょうか。   手島氏:売り上げの約9割強がプライベートブランド商品なので、もうほぼ自社の商品で成り立っている状況ですね。 最近ではもう一からデザイン3D起こして作っています。   -ロウヤさんでは「これ売れるな」とかそういった経験則、ノウハウなどはどのように溜めていかれたのでしょうか。   手島氏:家具といってもいろんなジャンルがありますよね。ダイニングあり、ベッドあり、ソファーあり、テレビボードありと、いわゆるそういうジャンルの中で売れてる商品は何か、というのをまず軸に考えています。   その売れている商品の上の値段、下の値段の商品というものがありますよね。つまりお客様にとっての比較対象商品ですね。 「値段が上の商品だと、安い物と比べてここがいい」とかそういう点を明確にすることで、お客様が、5,000円出すか、1万円出すかっていうように選択肢に広がりが出てくる話になりますよね。 なのでこれはノウハウというよりも、どちらかというとマーケティング戦略ですね。また、家具に限った話ではないですが、目玉の商品を売るためにどう見せるかっていうふうなことだと思うんですね。   -しっかりマーケティングして、攻め所を見つけているわけですね。   手島氏:もう一つ、最近ですと家具だけじゃなくて掃除機だったりだとか、ハンディークリーナーとか、夏物の今ですとテントとか、あと人工芝とかが、かなり売れてきているんです。実際この辺っていうのは、確かにやってみないとわからないというのはあります。 しかし、ある程度マーケットがどのぐらいあるのかっていうのが、大体リサーチできますので、その中に競合さんがどんな感じで売ってるのかとか、どのプライシングで売ってるのかとか、ページはどうかとか、細かいところまでマーケティングすることで、この商品は勝てるなとか、取っていけるなとかいうふうなことは、あらかた想像がつきます。 画像が、集客する   -ロウヤさんのページってすごく具体的で、その商品を利用した時のイメージがすごく湧きやすいんです。ページの作り方がとても上手いですよね。   手島氏:ありがとうございます。ただ、今まではそれでよかったんですけど、これからは少し違ってくるのかなと。   いわゆるSNSがこれだけ普及してる中で、商品のイメージを売っていく事が、やっぱり必要なんですね。 最終的にはコンバージョンにつながるかどうか、アクセスがそれによってどれぐらい広がるのかという事はあるんですけれども、画像が仕事をしてくれるというか、画像がお客様を連れてくる時代なんですよね。 そうすると、いわゆる商品のイメージカット写真に、どれだけ「いいね!」やシェアしていただけるのかとか、そういったお客様の共感が必要なんじゃないかなと。   ロウヤのインスタグラムアカウント lowya.showroom   手島氏:うちはロープライスの家具屋、ローの家具屋さん、それでLOWYA(ロウヤ)という名前なんですね。楽天のランキング画面でクリックを取るために、とにかく枠を赤くして最安値とか書いてっていう激安をうたってた時期も正直ありました。でも、こういった手法が楽天中で非常に増えたんですね。   ですから、安かろう悪かろうではなく、「ロウヤだから買う」っていう値段以外での理由が必要なんです。今そういう戦略に移行してきてますね。社内に専属カメラマンもいて、商品イメージを高める演出といいますか、そういった所にも力を入れています。 顧客目線に立った、出荷を外部倉庫に任せない理由   -倉庫の事業もやられていますよね。あれは自社倉庫ですか。   手島氏:いいえ。あれは賃借ですね。そこに弊社の社員を派遣しています。 出荷オペレーションやピッキングを社員でやっていますね。   -出荷のアウトソーシング化をされる企業様もおられますが、完全に外部に出荷を任せない理由は何でしょうか。   手島氏:顧客目線で考えたときに、やはり出荷を自社でやってると融通が利くんですよね。 例えば家具って不良品がまだ多い商品なんですよ。やれ傷が入ってたとか、何かが足りないとか、工場がまだまだオートメーション化されてないんです。家具って、どちらかというとまだ人海戦術に近くて、人が加工することが非常に多いんですよ。   そうすると、やはりヒューマンエラーが出るのでそれが不良につながって、お客様のクレームにつながってしまう。 お客様の期待を裏切った反動がクレームとしてくるわけですから、明日中に着けとか、送れとかがよくあるんです。例えばこれが出荷を外に依頼すると、外部倉庫としてのルールがありますから、もう明後日にしか送れないとか、当然ですが融通が効かないんですね。結果、ロウヤの信用を下げてしまう。   なので、できる限り柔軟に対応していこうという思いから、自社でオペレーションをしています。また、自社で倉庫をオペレーションすることによって、過去の経験則から、効率化の問題などを考えて取り組みができる。これもやはりコストダウンにつながるところなんです。   すると結果的に、お客様に還元ができるという話になります。ですから核となる部分は自社でやるという姿勢は、ずっと変わっていないです。   -コスト面からみても、自社で出荷をするメリットがあるという事ですね。   手島氏:そうですね。結局他社に預けると変動費にはなるんですが、自社でやると人を雇うので、固定費になりますよね。結局その固定費になったときに損益分岐点を超えるラインってあるわけじゃないですか。ですから、そこの分岐点を超えてきてるっていうのもありますね。 IT企業としてのベガコーポレーション   -越境ECの「DOKODEMO(ドコデモ)」というサービスをされていますが、こちらはいかがでしょうか。   手島氏:ここはまだ現段階としては、投資先行です。 ご存知かと思いますが、訪日の外国人が1,600万人だとかって言われてて、間違いなく今後の日本の消費を支えるのは、外人の方たちになると思っています。   爆買いなどと一時期言われてましたけども、これって実際来て買わなくてもいいじゃないか、という考え方があって。たまたま円安で、本国よりも安いので買う。これは確かに、日本人でも海外行ったらそういうことがありますが、買うためだけにその国に行く必要はないのではないかなと。 人のニーズと物をマッチングさせるのがECじゃないですか。基本的に日本に来なくても、もしくは帰った後にでも、リピートオーダーできるという安心したサイトを目指してるっていうのが、「DOKODEMO(ドコデモ)」なんです。 今ははシステムの作り込みを自社でやってるので、セキュリティー問題のクリアですね、お客様が買いやすい状況になるように、ずっと構築していっています。   -そのためにも、エンジニアの人員増加をすすめているということですね。   手島氏:そうですね。やはり我々はIT企業ですので、自社でそういう開発ができないと、新しいものが作られていかないからですね。 結局物を売るために既にある場所を利用するのか、自分たちで何かイノベーションをしていくのかというような違いかもしれないですね。 -自分たちで作っていく?   手島氏:世の中が求めてるものとか、ニーズっていうもの、「こうなったらいいよね」って何かしらあるじゃないですか。それってそう思ったときに、おそらく世の中ってそうなっていきますよね、基本は。   例えば携帯があったらいいなと思ってたら、携帯電話ってできましたし、それにカメラがついてたらいいなと思ったら、カメラがついて、インターネットも乗りましたし。 世の中のニーズというものを、誰かしらがキャッチアップして作っていってるわけですよね。それによって、ビジネスっていろいろと生まれているので、それを待つのか、自分たちで作っていくのかっていうと、僕たちは後者でありたいと思ってるんですよ。   そうでないと上場した意味もないですし、我々が世の中に受け入れられる存在価値ってどこにあるのかなと。確かに商品を提供するっていうのはあったにしても、それだけだと単なる小売業じゃないですかっていう話なので、あまりもう魅力がないんです。 僕たちは小売業という枠組みではなく、やはりIT企業なんですというふうな枠組みで考えています。   -そうなんですね。ベガコーポレーションさんのイメージが変わりました。   手島氏:そうですね。最初はやはり物を売る、物を売り方が上手いとか、家具屋としての企業でしたので。これはこれでやめませんよ。やめませんし、商材として家具って別に10年20年たっても家具は存在してますので、これは安定的な収益を生む事業として引き続き伸ばしていきます。   でも、その伸ばしていく過程であったり、それ以外のところを、我々の自社ドメインサイトであったりだとか、新しい事業として生み出していくというイメージですね。     Interviewee...