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【アパレル】の記事一覧

出典:Superdry     こんにちわ、Niase-Creators所属の古田島です。   今回は、日本のものをみてインスパイアされたファッションブランドについてみていきたいと思います。皆様はスーパードライと聞いたらほぼ間違いなくビールを連想するのではないでしょうか。     アサヒビール株式会社が出しているアサヒスーパードライは日本人にとって、メジャーな飲み物として認識されています。しかし一方で、最近海外の人にスーパードライと聞くと、Superdryというファッションブランドのことを挙げます。     このSuperdry、海外によく行かれる方はご存知の方もいらっしゃると思います。極度乾燥(しなさい)という文字を見て、日本人ならとてもおかしな日本語に思わず笑ってしまったのではないでしょうか。     もともとSuperdryは30年続くロンドンの繊維メーカーが新事業として自社ブランドを展開する案があり、日本に視察に来た際に、Barでアサヒスーパードライを飲み感銘を受けこの名前になったとされています。     イギリスでは約50店舗近く出店していて、全世界40ヶ国以上展開している急成長ブランドで、2010年にはロンドン証券取引所に上場しました。なぜ世界的にみて縮小傾向のあるファッション業界においてここまで成長を遂げたのでしょうか。 実は考えられてつけられた変な日本語 Superdryのファッションブランドに惹かれる最大のポイントは変な日本語にあります。ブランド名の「極度乾燥(しなさい)」の他にも「会員証な」、「極度のガソリン」、「精神東京」など日本語としては決して意味がわからない単語を堂々とプリントに取り入れられています。     しかし、それはあくまで我々日本人だからこそ、そう思うわけであって海外の方にとっては、Coolに見えるわけです。2020年の東京オリンピックが開催に伴って、ここ数年はさらに日本の文化が海外に影響を与えることが多くなるでしょう。それは、日本独特の漢字やひらがな、カタカナといった文字についてもいえることで欧米社会の人にとっては英語が公用語なため、日本語に触れる機会はあまりありません。     最近の日本食ブームや日本のかわいいブームなどにより、メディアやSNSを通じて日本のカルチャーに触れる機会が増え、訪日外国人が年々増えてきているのも日本の独自のカルチャーが世界にも受け入れられていることから、Superdryの変な日本語も海外の人にとってはあの日本語がプリントされているだけで、他のファッションブランドと差別化されているため、注目されます。     また、認知度を広めることに関してはサッカーのベッカムがこのブランドを愛用していたことで一気に知名度があがりました。日本人はついつっこみたくなる日本語、海外の人は日本語のデザイン性や斬新さに惹かれる、見事にその2つのポイントを押さえていることが成功の要因になっているといえるでしょう。     ここに今回の大きな考察の余地があり、本題に入っていこうと思いますが、双方の相違点がビジネスになっているという視点から、単なる言語の違いをどう見せてファションブランドとして確立していくかについて見てみたいと思います。 文字を意味ではなくデザインとしてみなす 私たち日本人は良く、レコードのジャケ買いや英語のデザインがおしゃれと横文字で書かれたものを好む傾向があります。西洋に習えと文明開化が起こり急激に外来語が入ってきて、いまある多くのものが欧米諸国に影響されてできたものではないでしょうか。     「Life is beatiful」や「I...

いま、アパレル系の商品に特化したECモールとして勢いに乗っている「SHOPLIST」。出店側にとってSHOPLISTとはどんなモールで、他のモールと比較してどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。 ユーザーから見たSHOPLISTの魅力とは? 最近、僕の知り合いの運送会社の人から「SHOPLISTの荷物がやけに増えている」という話を聞きました。特に若いお客様からの注文が多いようです。アパレル系のECモールではZOZOTOWNのほうが取り扱いブランドも商品点数も多いですが、CROOZが運営する「SHOPLIST」はオンライン専門ブランドが数多く出店しており、「安くてかわいい商品が多い」ということで、特に若い女性から支持されています。   このようなアパレル系ECモールは、ブランド独自のECサイトで購入するのと比較して、手軽さがまるで違います。複数のブランドの商品を買いたいときに、SHOPLISTであればまとめてカートに入れて、1回の注文で済み、商品も一括で発送してくれます。   ブランドごとにECサイトを訪れて決済する必要はありません。この手軽さに馴れてしまうと、わざわざブランド独自のECサイトで買おうという気が起こらなくなっても不思議ではありません。 出店者から見たSHOPLISTのメリットは? それでは出店者から見た場合、SHOPLISTに出店するメリットはどのようなものがあるでしょうか。   1.出店後の業務負担が最小限 開店後にやることといえば、「商品登録」と「商品納入」のみという手軽さです。商品データをCSVで一括登録し、あとは商品をCROOZの物流倉庫に納入するだけです。Webサイトの運営や、お客様への発送作業などはCROOZが全てやってくれます。   2.集客や販促も不要 CROOZは「CROOZblog」というブログサービスを運営しており、その会員数は700万人以上を誇ります。この会員に対してSHOPLISTの商品のプロモーションをかけてくれます。また「送料無料キャンペーン」や「誕生日イベント」や「ポイント倍増キャンペーン」などの各種キャンペーンも積極的に行っています。   3.初期費用がかからない 初期費用や月額固定費などは一切かからず、商品が売れたときの販売手数料のみです。初期投資のリスクが無いというのは出店者としては大きなメリットです。 SHOPLIST出店の際に注意したい事 SHOPLISTに出店する際には、以下の点に注意する必要があります。   1.販売手数料がかかる これだけ至れり尽くせりのサービスで、しかも初期費用や月額固定費がタダとくれば、販売手数料がかかるのは当然でしょう。受けられるサービスの内容を考えると、一概に高いとは言えませんが、出店する際は検討材料に入れておきましょう。   2.出店審査が厳しい SHOPLISTは「ファストファッションのセレクトショップ」というコンセプトのもとに運営されており、そのコンセプトに合致しないと判断されれば出店することはできません。 まとめ ~SHOPLISTに出店すべきか?~ SHOPLISTのコンセプトに合った独自ブランドを持ち、手軽に出品したいというアパレルメーカーさんにとっては魅力的なECモールでしょう。既に独自のECサイトやほかのECモールに出品していて、Webサイト運営や顧客対応に苦慮されているという場合にも、一考の価値は十分にあると思います。   また初期費用がかからないので、販路拡大のため試験的に導入してみるというのもありだと思います。本記事を参考にして頂き、SHOPLISTへの出店をご検討してみてはいかがでしょうか。     必読!アパレルビジネス ・【誰でもバイヤーになれるプラットフォームBUYMA(バイマ)とは】楽天・アマゾンのネットショッピングモールを賢く使い分ける方法を考えてみる   ・これからの「アパレルビジネスは原点に戻る?」薄利多売の悪循環から抜け出すためにやるべきこと     ...

アパレル関係者にもよく見ていただいてるニアセ。振り返ってみるとアパレル関連の記事が溜まってきました。最新記事が増えてきたことで、奥底に眠っていたアパレル関連の良記事をまとめました。「流行りの商品、サービス」から「商いの本質」とは何なのか。アパレルビジネスに重要なポイントをこの機会改めておさえてみてはいかがでしょうか。 BUYON 薄利多売の悪循環になっているアパレル関係者様に向けた内容です。薄利多売から脱するために何をしたらいいのか、アパレルビジネスの今とこれからに迫ります。 これからの「アパレルビジネスは原点に戻る?」薄利多売の悪循環から抜け出すためにやるべきこと     BUYMA 在庫管理で困っている方はBUYMAがおすすめ。 BUYMAは注文が入ってから商品を仕入れ、販売することを認められているので、在庫を抱える心配がありません。BUYMAの特徴から楽天・アマゾンとの違いまで、BUYMAの賢い使い方記事です。 【誰でもバイヤーになれるプラットフォームBUYMA(バイマ)とは】楽天・アマゾンのネットショッピングモールを賢く使い分ける方法を考えてみる     ice watch さまざまなファッションブランド、ゲーム業界、スポーツチーム、芸能人など、 上手くコラボレーションを実施し、認知度を高めて行ったベルギー発のおしゃれ時計の「ice watch」。潜在層を掘り起こした巧みなマーケティング戦略とは何か迫ってみた。 コラボレーション施策を巧みに操る。「Ice...

こんにちは。ニアセクリエイターズ古田島です。   今回は、ここ数年で一気に知名度をあげてきたネット通販サイトであるBUYMAについて、老舗ネット通販サイトの楽天、アマゾンの違いを簡単にご紹介するとともにどういうシーンで利用するのが適切かということにも触れていければと思っています。   昨今、ECサイトの伸びが著しく、買い物をECショップで済ます人が増えています。それはスマホの普及とともに、どこででもインターネット環境に接続することができ、好きなものを好きなときに購入することができる社会になりました。   もうわざわざ実店舗に足を運ばなくても、好きなものを購入できる時代になったわけです。またネット通販黎明期のころは、「ネットで買うのは危ない」といわれていたことも、流通体制や追跡番号、出品者の評価システムの信憑性など可視化できる部分が増え、だいぶ不安は払拭されたのではないでしょうか。   今回のBUYMAについては、主にファッションブランドに強いECサイトという印象が強く、日本未上陸の海外ブランドや日本より安い海外価格で購入できるとあって好評を得ているECサイトなので、早速詳しくみていきましょう。 1.BUYMAとは 株式会社エニグモが、2005年からサイトを立ち上げたBUYMA。「Fashion is Borderless」を表題に掲げ、なんといっても日本にいながらにして世界中のありとあらゆるファッションが、現地バイヤーを介して手に入るという画期的なサービスです。立ち上げ当初では商品ジャンルを特定にしていなかったのですが、2006年には海外ファッショントレンドに敏感な女性をターゲットに絞り、サービスを展開。現在ではレディースのみならずメンズやキッズのほかインテリアなどの雑貨を扱うまでの商品量に広げている。というのも、現在では会員数は300万人を超え、世界120ヵ国以上の商品を扱うまでの巨大マーケットに成長したからだともいえます。   BUYMAの一番の魅力は、「誰でもバイヤーになれる」プラットフォームなのではないでしょうか。特に海外旅行や海外ブランドが好きな人にとっては一度ならずともバイヤーになって世界中を周りたいなどと考えた経験はあると思います。バイヤーになれる人はそんなに多くはないですし、企業に属したバイヤーならまだしも、フリーのバイヤーともなると食べていけるのはほんの一握りなため、現実的にはバイヤーになる夢を諦めたり、現実的ではないので他の職種を選んだりする人が多いのです。   しかし、BUYMAは、極端のことをいえば商品画像を撮影して出品登録してしまえば、誰でもバイヤーになることができます。日本にいながらにしてネットで海外から安く仕入れ、BUYMAで売ったり、現地買い付けにいきBUYMAで売ったり...

こんにちは古田島です。   ユニクロ、H&M、forever21などファストファッションの流行により手頃な値段でおしゃれな値段でファッションを楽しむことができる時代になりました。ところでファッションの着こなしといえば、どこを意識されるでしょうか。ビシッと決まったジャケットや可愛いTシャツなどに目がいってしまいがちですが、ファッションに凝った人は、帽子や靴、時計など小物アイテムにこだわりを持っています。   小物が光るファッションコーデは全体を通し、おしゃれにまとめてくれるファッションアイテムとしてさりげなく取り入れることができるのが便利ですよね。今回はベルギー発のおしゃれ時計のice watchについて色々みていきましょう。   ice watchはどんな時計? ice...

華やかでお洒落なイメージを持ってアパレルビジネスに参入される方が多いですが、一昔まではセンスの良さ一つで、実店舗がなくてもネットショップを設けてブログで宣伝するだけでそれなりの集客と運営ができた時代がありました。今回はアパレルビジネスの現状について迫ります。 仕入れの現状 ショップを開店するにはまずは誰に向けて何を売るか?どこで商材を見つけられるか?が基本ですが、商材を入手する方法としては大きく分けて2つあります。一つは自社でオリジナルを生産する。   もう一つは仕入れをすることです。 仕入れは展示会や卸問屋、ネットの卸専門サイトでの仕入れ、海外からの輸入などが主です。インターネットが普及した今では国内での展示会や卸問屋、ネットでの仕入れサイトで仕入れられます。同じ商品を沢山のショップが取り扱っており、商品のほとんどがインターネット上で入手可能で競合が多いのが現状です。 近年の不況の影響 リーマンショック、3.11震災の出来事によりリアル店舗が大幅に減少しはじめました。海外からのファストファッションブランドが次々と上陸したことにより、不況も相重なって「プチプラファッション」が流行しました。そして大型アウトレットが次々とでき、太刀打ちできず多くのアパレル小売業が閉店を余儀なくされました。 その上、円安も重なり国内のBtoB市場およびアパレル市場全体が氷河期に入ったため、もともと卸業を営んでいた企業たちは卸先を失い、こぞってBtoCマーケットに参入する流れとなりました。その頃 スマホ普及によりインターネットユーザーが増え、EC市場は拡大していきます。 抜け出せない薄利多売のループ 楽天スーパーセールやヤフーショッピングのポイント還元セール、などの大手モールの定期的な大型セールによりECの定価の概念が崩れ、SALEの時期しか売れないという状況が発生しました。一方で卸業の企業がBtoC市場に続々と本参入することによって、3,000円で卸している商品を自社BtoCで3980円で格安に売り出すなどして、ひとり勝ちが目立ち、仕入れ顧客潰しな悪循環になっていきます。   国内で仕入れられる,ほとんどの商品はインターネット上で購入できるので、ネットで簡単に格安で手に入る商品はリアル店舗では勝ち目がなく、リアル店舗はますます薄利多売をせざるを得ないのが現状です。 安定的な利益を生みサービス向上を目指す 手軽にネットショップが設けられる現代ですが、簡単に始められるからといって安易に開業は禁物。簡単に始められるからネットショップは膨大な数に増えました。そして、一昔前とは違って様々なSNSの活用術から始まり、膨大な知識とスキルが要するようになりました。ですが、プチプラブームも落ち着き、景気好転な兆しも見え始め今は円高傾向な状況なのでようやく氷河期を越えたところです。 スマホ普及によりネットユーザーやECが膨大に増えましたが、薄利多売の故にサービスや品質の低いショップも多くなりました。始めの頃は色々と目移りし、ネットサーフィンを楽しんでいたネットユーザーも安さだけに魅力を感じられなくなり、安心して良い品が買えるお気に入りショップで気に入る商品を探す傾向になっています。   地域密着型のリアル店舗同様、今後のECも薄利多売の悪循環から抜けだすためにはリピート率向上に重点を置き、顧客が求めるアイテムを素早く分析し、他ではまだ見ないここだけでしか買えない商品をスピーディーに入手できるルートを確保することが最も重要です。 これからのアパレルビジネスは原点に戻る アパレルビジネス氷河期でも唯一変わらなかったのはエンドユーザーがショップに求めるサービスのクオリティーです。日本人は安かろうが丁寧な接客がマストで、求める品質の基準は世界トップレベルです。   これは日本の良さであり文化でもある「おもてなし」精神と言えます。心のこもった接客、品質の高さに慣れ親しんでいる日本人であるからこそ、この習慣は簡単には消えず、むしろ良さを守り続けていくべきでしょう。 4年後の2020年の東京オリンピックでは日本らしい「おもてなし」精神が評価される絶好の機会で、これを機にジャパニーズブランドを再確立するチャンスでもあります。無限に広がるインターネット世界で国内だけでなく世界に向けたビジネス展開も夢じゃありません。越境ECを視野に入れる時に必ず武器になるのはJAPANというネームバリューがブランドになります。 まとめ スピーディーに商品を入手できるルートを開拓し、薄利多売な状況から抜け出すためにリピーター率向上に重点を置くことが大事です。そして、他ではまだ見ないここだけでしか買えない商品を見つけつつ、粗利率を上げるためのサービス向上を目指しましょう。     ...

暑過ぎて外に出ないため、ネットショッピングがはかどりますね。 ところでネットショップって、問い合わせをする時に緊張しませんか。特にキャンセルする時とかは、「怒られたらどうしよう」と怯えませんか。そうでもないですか。 でもそんな時に優しく対応してもらえると「いい店だ!」ってなりますよね。   今回は実店舗を持ちつつ楽天市場、自社ECサイトにも展開している「ファースト」店長の佐野 陽平さんに、顧客対応の質にこだわる姿勢や工夫を聞いてきました。   EC進出へのきっかけ   -まずはファーストアンドスタジアムについてお聞きしたいと思います。佐野さんは2代目の店長になるんですよね。     佐野氏:そうです。2代目ですね。 私の父が1980年に創業して、実店舗は2店舗あります。アメリカンカジュアルやアウトドアブランドを取り扱っているファーストっていうお店と、ストリートブランドを扱っているスタジアムです。スタジアムの方は、オープンが1998年ですね。   -30年以上やられているんですね。山あり谷ありでした?   佐野氏:そうですね、僕はまだ入って10年も経ってないのであれなんですけど、常に父の言動をずっと側で見ていたので、あったと思います。何度も辞めようかと思ったこともあるみたいですし。それでも経営しかできないみたいな、しがみついてやってきたってことは聞きました。 でも正直家の中が荒れてる時はありました。良い時は良いけど、下がる時はどうしても下がっちゃうんで、そういう時期はありましたね・・・ありましたというか、今も波はあるんですけど(笑)   -今は楽天市場とカラーミショップで出店されていますが、ECへはいつ頃進出したんですか?   佐野氏:ネットショップは、6年前ですね。2010年くらいですかね。 ECサイトの立ち上げは、僕が大学生の時からで、最初はカラーミーの方をやってたんですよ。 でも最初はあんまり売り上げも伸びない感じだったので、どうしようかなと。ちょうどネットが普及し始めるタイミングだったんですが、僕の中ではそこが第1回目のお店の危機到来というか、店頭の売り上げがどんどん下がってた時期でした。 その頃までは、店頭でお客様は洋服を買うっていうのが普通だったんですけど、お客様と話をしてると、最近楽天で洋服を買うっていう会話がちょっとずつ増えてて。 じゃあちょっと楽天やってみる?っていう感じで楽天は始めました。   実店舗「ファースト」の店内   -楽天を始めて、そこから売れるように?   佐野氏:売れるようになりましたね。すごかったですね。僕の感覚ですけど。 当時の商品ページとかは今もう残ってないですけど、画像1枚だけとか、着用とか何もない、平置きの画像1枚でアップして、それが売れてたっていう。多分寸法とかも書いてなかったんじゃないかな。   -(笑)そんな状態でも売れてたんですね。   佐野氏:はい。だから、「すごいな」っていう感覚でした。 でも売上比率としては実店舗の方があります。実店舗が3分の2、ネットで3分の1っていう感じですかね。   LINEの活用で接客密度を濃く   -既存のお客様にもう1回来てもらうためにアプローチしていることってあるんですか?DM送ったりとか。       佐野氏:今はもうLINEですね。リピーターのお客様は、LINEでのやり取りがほとんどです。 LINEでセールの情報を告知したりだとか、新しい商品が入っただりとかそういう事を密に。 LINE@っていう企業のアカウントがあるじゃないですか。それを上手く活用しています。   といってもコピペの文をに一気に送るだけではなく、基本は一人ずつ個人間のやりとりしています。接客の延長線上ですよね。基本接客が勝負だと思っています。 来店してくれた時に、いかに「あれ気になってるんだよね」っていうニーズを引き出すか。引き出せたらチャンスです。 お客様が気になっている商品を調べて、入荷したら連絡する、というのをしっかりメモって、「入荷しましたよ!」というやりとりをLINEでこまめに個人間でしてます。   外で情報を仕入れて、これって入荷できないの?っていう問い合わせをくれるお客様もいます。それはすごく嬉しい。 商品を知ったその場所で買っちゃえばいいのに、うちに問い合わせをしてくれるっていう。   -ファーストさんでしか買いたくない、というこだわり、信頼があるんですね。   佐野氏:本当に有り難いし嬉しいことです。 もちろん、そういったお客様は実際の物を見たいっていうのもあると思うんですよね。だからうちも、入荷したんだから絶対買ってよっていうんじゃなくて、物見て判断してみてっていう感じで言ってはいますね。   他社との差別化   -楽天市場店の評価高いですね。お客様への対応で1番注意しているところがあればお聞きしたいです。   佐野氏:お客様へのクイックな対応じゃないですかね。メールの問い合わせに対してのレスポンスの早さとかを意識しています。 お問い合わせに対する返答までに時間が空いちゃうと、その分色んな思いを積み重ねてる可能性があるじゃないですか、お客様って。だから、できるだけクイックな対応をっていうのは心掛けてますし、あとはクイックに対応できない事例もあったりすると思うので、そういう時は社員と話し合いながらこういう対応した方がいいんじゃないかとか、きちんと考えながら対応してます。 どうしてもメーカーに在庫確認する必要がある商品とか、例えば靴も同じサイズなんだけど左の方がきついとか、そういうこともあったりするんですよ。そういったメーカーにしか対応できない場合は、メーカーの連絡先教えるからそっちに送ってくださいとか、そういう細かいことの早さを心掛けています。   -丈直しのサービスもありましたが、あれはネットショップを立ち上げた当初からやられてるんですか?   佐野氏:そうですね。実店舗の方でもずっとやっていた事なので。 特にファーストの商品を買うお客様は、股下何cmで丈上げお願いしますとか、人に合った細かい指定があるんです。デニムなんかは、詰まりもあるからそれを考慮して丈上げしなくちゃいけなかったり。 お客様としてもこだわりを持って買いに来るし、それは我々としてはわかってるんで、そこはちゃんとやんないとねっていう。ファーストの商品は経年変化を楽しむ商品なので、こだわりが強いお客様が多いですね。   -自分だけの物を。ネットからの注文もそういう細かい要望は結構多い?   実店舗内にある商品   佐野氏:多いですね。備考欄に「何cm詰めるかを書いてください」っていうような事を促してます。デニムとかは、商品を1回発送して、お客様に洗ってもらってうんです。そうして詰まった状態でもう1回こっちに送ってもらって、丈上げをしてもう1回お客様に送ってます。じゃないと洗った時変わっちゃうから。   -送る前にお店で洗って丈直ししたらダメなんですか?   佐野氏:デニムの洗い方も個人差があるんで、詰まり方も人によって違うと思うんですよ。お客様が、どういうやり方で洗濯されてるかがわからないので、洗ってもらって詰まった状態でうちで裾上げてまた返すっていう。   -なるほど。注文を受けて送るだけで終わらないんですね。思ったよりも手間がかかっていますね。   佐野氏:そうですね。でもそういうお客様にとってこだわりのある物を我々は販売しているので。   お店としての”質”にこだわる   -最後に、今後チャレンジしていきたいことをお聞きできればと。   佐野氏:地域により根差したいなってことはしっかり継続してできる利益を生み出してくってことをしたい。それをずっと続けたいっていうのはあります。   -地域密着で。   佐野氏:はい。その中でもし大きく展開できるっていうチャンスがあるのであれば、そこはちゃんとキャッチしていきたいなって思いますけど、今お店を増やすとかは特にないですし、むしろ中身をよくしたいので、接客力を上げるとか、そういうところですかね。   -今後ネットショップの方で店舗数を増やすなどもしないんでしょうか。   佐野氏:今はないですね。極端なこと言うかもしれないですけど、ネットショップ・・・無くならないかなって思ってます(笑)無くならないと思うんですけど。   -というと?   佐野氏:僕個人としては、お店に来てほしいし、試着しながらスタッフと話してあーだこーだ言いながらテンション上げてもらって、満足して帰っていただきたいというか。ネットの購入って、それができるのかなっていう。   そこが今持っているネットショップの課題で、そのお客様との触れ合いができるならネットにも力入れたいと思うんですけど。なので、ネットでの販路を広げていくっていうのは、今のところは考えてないですかね。むしろ実店舗での接客にもこだわって、店頭に来てもらえるように仕向けるというか、そういうことに力を入れていきたいですかね。   -販売のチャネルを増やすというのではなく、接客の質を上げていくんですね。   佐野氏:そうですね、お店としての質にこだわっていきたいです。我々が意識している部分は「お客様の事を知る」と言う事、お客様の名前覚え、接客中に名前を呼んで接客をしたり、前に買って頂いた物を覚えるようにしています。 その他に下記を質問するようにしています。   デザインは何が好きなのか? 既に持っている洋服はどんな物か? 靴はどんな物をもっているのか?   お客様の事を知って提案が出来れば、お客様との距離はより縮まると考えています。 (現在、ECの存在でそれも難しくなってきているのかな?と感じる所もあります) やはり、人と人とのコミュニケーションの基本だなと思っています。完璧ではありませんが、そういった考え方・思いで接客しております。   編集後記 来店したお客様とのやり取りや対応の質にこだわって、お客様の満足度を重視する。 そういった姿勢は、実店舗に限らずネットショップでも生かされてお客様からの評価につながっているのだと感じました。 「ちょっとこだわった服買いたいなぁ」と思われた方、ぜひファーストさんに足を運ばれてはいかがでしょうか。   デラックスウエア フェローズ...

前回の「「何を買うか」より「誰から買うか」【前編】走るジーンズショップ「デニムマン」インタビュー 」に引き続き、「お客様との繋がり」についてデニムマンこと新倉 健一郎氏にお話しいただだきました。   地域に根差して、商売をする   ―今は神奈川の湘南エリアを主な活動範囲にされてますが、今後範囲を拡大させるという考えはあるのでしょうか。   新倉氏:この業態自体がそもそも大量のお客さんにアプローチしなくても良いという部分があって、それよりは地元に根差してちゃんとアフターケアできる距離で密にやった方がいいと思っています。 なので今のところは拡大とかは考えていないです。   ―やはり密にお客さんとやり取りしていたほうが、顧客満足度も高いですよね。   新倉氏:そうですね。今のところの手応えではそう感じています。「めちゃくちゃ楽しかった!」って言ってくれる方もいました。 あるお宅にうかがった時は、ご夫婦と十代後半の息子さんが二人いらして、「こっちが似合うんじゃないか」「いやこっちの方がいい」ってすごい楽しそうで(笑) 大きくなってから家族で服を買いに行くって、なかなかないじゃないですか?あーこういう利点もあるのかー、と気付かされました。 お茶を飲みながらお話をして、で、試着してもらう。こういった体験は、他のお店ではなかなか味わえないと思います。   ―お客さんは何をきっかけにデニムマンを知るんでしょうか?   新倉氏:やっぱり今はSNSとかのつながりが多いですね。 ただSNSは、アカウントを持っている人たちの中での繋がりしかないので、その外にいる人たちにどうやって認知してもらうか、というのが今後の課題です。ネットの外の人に知ってもらうにはどうすればいいかを、今一生懸命考えています。 そういう点で言うと、この前平塚のSunSunマルシェや小田原の軽トラ市なんかのイベントはではお客さんと直接お話しできて、すごい貴重でした。   まずは「自分を知ってもらう」   ―デニムマンを運営していて、苦労された点は何でしょうか。   新倉氏:苦労されたっていうか今も苦労している点なんですが、一人一人個別の営業をする業態だと、呼んでいただく方にとってもハードルが高い点ですね。つまり「わざわざ自分の所まで来てもらうのは悪い」だったり「呼んだけど買わなかったらどうしよう」っていう日本人特有の「遠慮」っていうハードルですね。そのハードルを越えてもらうのにどうしたらいいか、悩んでいます。 僕としては気軽に呼んでいただければ、行けるエリアなら行くし、ゆっくりお話もしたいんですけど、こういったハードルは前述のリアルイベントとかでお話ししたりして、地道にクリアしていくしかない。そこのマッチングが難しいですね。   ―確かに会ったこともない人を呼ぶのって、少しハードルがありますね。   新倉氏:そうですよね。僕の場合はこのハードルを越える為に、まず何から始めたかっていうと、「自分を知ってもらう」っていう事だったんですね。お客さんとの信頼関係を作っていく。   というのもこの商売を思いついた時は、こういう業態では女性のお客さんは来ないだろう、という考えがあって。 だって見ず知らずの人の車に乗って着替え(試着)するっていうのはありえないでしょ。そんな・・・危険な(笑) だから最初レディースは扱おうと思ってなかったんです。 そういう理由でメンズだけやろうとしてたら、知り合いの女性や親戚からレディースも扱ってほしいって言われて。 随分悩んだんですが、突き詰めると要は自分を知ってもらっているかどうか、お客さんから自分が信頼されているかどうかっていうのが大事な訳なんですね。女性のお客さんでも、信頼してもらえれば売ることが出来る。じゃあまず自分を知ってもらわなくちゃ、と。 あとはどうやって自分を知ってもらうか、なんですがこれはブログを書いたり、Facebookを公開したり、直接会って話したり、色々やっています。直接お話をするのが一番確実ですね。 だから商売になる、ならないは別にして、今では色んな会合や集まりに行ってます。昔はこういう事はしなかったんだけど。 「自分を売り込む」というよりは「知ってもらう」。デニムマンもその後に知ってもらえればそれでいいかなと思ってます。まず知ってもらうのは「自分」なんですね。 自分から動いて、どんどん「新倉 健一郎」という人間を知ってもらう。そうしないと、この仕事は成立しないです。   「売り手」「買い手」の壁を越える   ―人とのコミュニケーションを取るノウハウはアパレル時代に培ったものかと思います。でも個人的にアパレルのお店って、店員に話しかけられるのが怖いんですが。   新倉氏:そこなんですよね。今日それもお話したかったんです。 なぜアパレルの接客が嫌われるか。   ―新倉さん的にはなぜなんでしょうか?   新倉氏:店員にマニュアルの接客しか教えてないからだと思います。お客さんとちゃんとしたお話が出来ない。 「いらっしゃいませ」って普段のコミュニケーションで使う言葉ではないですよね。挨拶する時は「こんにちは」とかでしょ。だから本当はお客さんに「こんにちは」って言える関係が作れるといいんですけど、いらっしゃいませっていう時点でもう売り手買い手で壁が出来ちゃう。そこを越えられる店員さんって少ないんですね。 アルバイトの子も多いから、マニュアル重視の接客指導になってしまうのは仕方ない部分もあるんですが、本当の接客を指導できる経営者がなかなかいないっていうのもありますね。 特にチェーン店はそういう事が多いですね。   本当はお店の人と仲良くなっちゃえば、お客さんとしても楽だと思うんですけどね。でもお客さん側には「売りつけられるんじゃないか」っていう不信感みたいなものが少なからずあるでしょう。特に10~20代のまだ買い物慣れしてない人とかは、そういう傾向にあると思います。「やべえ、何か売りつけられるんじゃないか」って(笑) お客さん側としては、店の人と仲良くなっちゃえば、買い物も楽しくなるし楽になる。だからお店側も、お客さんと仲良くなれるような方法を店員に指導できれば、そういうこともなくなるのかなと思いますね。 だから今度からお店の人に聞きたい事は聞いて、ずけずけ行っちゃっていいと思いますよ(笑)ちゃんとした店なら、店員さんもちゃんとそれに応えてくれるはずです。 それこそ「何を買うか」より「誰から買うか」っていう部分なんですね。   ―今日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。最後に一言、商売をしている方々へメッセージをお願いいたします。   新倉氏:調子に乗って偉そうにしゃべってしまいましたが、デニムマンはまだスタートして4ヶ月。成功とも失敗とも言えません。ただ、今後うまくいけば、店のオーナーさんや働いている方に「こういうやり方もあるのか」という気付きになるかもしれません。 「お客さんが来てくれなければ自分で行けばいい」っていうような発想の転換のきっかけになれれば嬉しいです。 もし自分もやってみたいって人がいれば喜んでアドバイスさせてもらいます。   編集後記 「何を買うか」より「誰から買うか」。人と人とのつながりを大事にして、お客様に納得していただける商品を自分の手で届ける、この姿勢は「商いの原点」だと感じました。商売をしていく上で忘れてはならないことを教えてくれたデニムマン新倉さん、もう我々はファンです。   ↓走るジーンズショップ「デニムマン」インタビュー!【前編】↓ ...

  先日、ニアセ編集部員のランチ難民「yuko」がGoogleで「移動販売 小田原」と検索したところ、検索にヒットしたのが「デニムマン」。 ネーミングに引かれ、「デニムマン」について調べるとキャンピングカーでジーンズの移動販売をしている、と書かれてあります。   ジーンズの移動販売!?   1時間後には衝動的に取材申込をしていました。 今回はデニムマン新倉 健一郎氏のインタビュー記事を前編と後篇に分けてお届けします。 我々が最初にデニムマンに抱いた素朴な疑問が「移動販売という時代と逆行したような販売形態をなぜ始めたのか」。ここが興味を持ったポイントなので、色々どストレートに聞いちゃいました。   走るジーンズショップ デニムマン誕生のきっかけ   ―今日はよろしくお願いします。早速ですがデニムマンはどのように生まれたのでしょうか。   新倉氏:もともと僕はジーンズショップに約27年勤務していたんですが、去年に店が閉まることになったんです。その時僕は49歳だったんだけど、これからどうしようかと考えてました。 そこで考え抜いた答えが「結局自分にできることはデニムを売る事」だったんです。 ただ、店舗をどこかで構えるというのは成功する気がしなくて。というのもジーパンの個人商店はどんどん閉店してるし、淘汰されてるんですね。ジーンズショップというショップ形態がなくなるんじゃないかっていうくらい、減ってきている。   色々考えてたんだけど、地域のマルシェが盛り上がってるのをみて「移動販売ってどうだろう」と、ふと思いついたんです。検索しても出てこないから誰もやったことがないんだ、って思ったら俄然やる気が湧いてきました。   ―キャンピングカーというのはどういった理由からなのでしょうか。     新倉氏:まず自分がやりたい事が「試着、ミシンでの丈直し、お話が出来る、ものがある程度置ける」って所だったんです。その中でも、「立ったまま試着ができる」という点が重要で、そう考えていくと一番良い選択肢がキャンピングカーだったんです。   あとたまたま後輩がキャンピングカー持ってて、それ見て「キャンピングカーいいなぁ」って思ってたというのもあったけど(笑) それにこれは結果的に分かったことなんですが、キャンピングカーって皆あまり乗ったことないから「キャンピングカーの中ってどうなってるんだろう?」という興味関心を引く、良いつかみになるんです。 元々キャンピングカーについての知識がなかったので、そこはキャンピングカーを売ってる所で相談しました。シンク取っ払ってミシン置けばいいんじゃないかと思ってたりしたら、それだとキャンピングカーの要件満たさないから車検が通らないとか(笑) そんな感じで準備を進めていきました。   ミシン台。リペアも丈直しもキャンピングカー内で行う。 お客さんと対面でじっくり話して提案する、人と人との関わり合いというのが求められている   ―なぜ通販ではなく移動販売なのでしょうか     新倉氏:そこがよく聞かれるところでもあるし、お話したいところでもあるんですが、個人商店さんとかでもうまくいかないと通販に行く人が多いんですね。 でもそういう人たちに、通販やってみてどう?って聞くと「全然楽しくない」って言う。 商品をアップして、お客さんがポチッとそれを購入したら、梱包して、発送する。それって何が面白いのかなと。僕にとっても全然面白いと思わない。 移動販売はECに対するアンチテーゼなんです。 通信販売、ファストファッションが盛り上がっていくにつれて、それの揺り戻しでお客さんと対面でじっくり話して提案する、人と人との関わり合いというのが求められてきているんじゃないかと思います。   ―購買のターゲットとしては、通販をあまりしない人達なんでしょうか。   新倉氏:僕がターゲットにしている方たちって、年齢でいうとそんなに若い人たちじゃないです。でもネットを全くやらない人たちかっていうとそうでもなくて、買うものが決まってれば通販で買う。 ただネット販売って、買いたいものが決まってなくて、自分に合ったものが欲しいと思った時に少し難しいんですね。 例えばネット通販で服を買って失敗した事ってありません?   ―あります。買ったけどお蔵入りになったやつとか。   新倉氏:今ってそういう人が多いんですよね。失敗した!と思っても返品せずに、お蔵入りにしちゃう。 商材的にもジーパンはちゃんと試着してもらって、長く使ってもらいたいっていうのがあるんですね。こちらがこれどうでしょう、って提案したものを何着か履いてもらって、決めてもらう。   ―確かにお店で吟味したものは長く使っていますね。   新倉氏:そうでしょう。 ちょっと話がそれるんですけど、一時下取りセールが流行った時があったじゃないですか。ジーンズもそういう時期があって、そうすると新品同様のジーンズを持ってくる人もいるわけ。これまだ履けるけどいいの?って思うんだけど、全然愛着がないんですね。それってどうなの?と。 そういうものとは対極の商売がしたいんだけど、店を構えるとうまくいかない。そう考えるとこの移動販売っていう業態は理にかなっている気がしてきたんです。 ネットの利便性とはまた違う「お店の人が来る」「試着が出来る」「お客さんに合ったものを提案できる」っていう部分が理にかなっているかなと思います。 「何を買うか」より「誰から買うか」   ―一番お聞きしたかった点でもあるのですが、ネットでのやり取りが盛んな今日、移動販売は時代に逆行したように感じるのですが。   新倉氏:そこはぜひお話ししたかった(笑) 僕は「今はネットの時代」と思っていること自体が危ないのかなと思っていて。それはある意味驕りだと思うんです。 皆が皆ネットの方向に行くわけではないでしょ。マルシェとかが最近盛り上がってるけど、そういう人たちもいるわけで。 でもそういう人たちが通販を利用しないかっていうとそうではないし、もちろん僕もネット通販は利用します。買うものが決まってたら通販で買います。 でも一方では「何を買うか」より「誰から買うか」っていう方が大事だと思っている人が少しずつ増えている気がしてます。それは僕自身の手応えもある。 今、倉敷の児島のジャパンブルージンズっていうメイドインジャパンのものが見直されてきているのも、そういう理由があるのかなって思うんですよ。   だから将来的にECをやるかって言われると、どうしても必要ならやりますけど、今はやろうと思ってないです。もしもECサイトに商品出してて、お客さんに「いいな」と思ってもらっても、試着もしないで買ってもらうっていうのは僕にとっても不安だし。   ―確かにECサイトなどでもお客様から評価される点というのは接客態度、つまり人とのやりとりの部分が多いですね   新倉氏:僕は売る側も楽しくなるネットショップをやってみたらいいんじゃないかな、と思っています。売上が上がればそりゃ楽しいけど、それだけじゃないと思う。「商い」ってそういう事ではないんじゃないかと。   僕も今までは数字追っかけてたけど、売り上げだけじゃなくて、それ以外のものもあるんじゃないかって思って、デニムマンを始めました。 あとお店って、基本はお客さんが何かするのを待っているものじゃないですか。ネットショップはお客さんがクリックしてくれるのを待ってるし、実店舗はお客さんが来るのを待つ。 27年「待つ仕事」をしていたので、それに飽きてきたってのもありますね(笑)   ―ブログにも書かれてましたね。「待つ営業と行く営業」。商売の本質を突いてるのではないかと思います。   新倉氏:発想的にはへそ曲がりの発想ですけどね(笑) そう言ってもらえると嬉しいです。 編集後記 「儲け」だけでない、人と人とが関わり合う商い。 お客さま一人一人としっかりと向き合い、じっくり話すことで信頼を作り上げる。これはリアルの現場だからできること。お客さま一人一人に合ったニーズを肌で感じることができますよね。 ネット通販でも人間味を感じるサービスが必要だなと考えさせられた瞬間でした。   ↓走るジーンズショップ「デニムマン」インタビュー!【後編】↓     >>デニムマンについて詳しく知りたい方はこちら...