Hi!
2012年に入社したHamee台湾のピエールです。
入社後は日本で欧米向けネットショップの運営をしながら、Hameeの文化や日本の文化を学びました。そしてその後、2014年7月に台湾の市場調査のため、台湾に渡りました。
そして台湾に越境ECの拠点を作り、ビジネスパートナーに“Hamee”の使用権を渡し、
日本から商品を卸しながら、台湾ECの可能性を調査していました。
そして、ついに!
直接ネットショップ運営に乗り出すことになったので、
台湾ECについて分かったことと気をつけたいことをまとめました!
台湾はコンビニ受け取りがスタンダード
台湾台湾当局・経済部統計処によると、
2014年末の時点で、台湾の4大コンビニの店舗数が合計1万店を超えたそうです。
台湾の人口から換算すると、2300人に1店の割合です。日本の2450人に1店の割合よりも密度が高く、世界一となりました。
特に台北中心は100メートル以内に3つ以上コンビニがあることが普通です。
なんとコンビニの隣にコンビニがあることもあるんですよ。
そんな環境なので、台湾の商品の受け取り方は「コンビニ受け取り」がスタンダード。
実際、私たちのお客様のなんと70%はコンビニ受け取りでの注文です。
ネットショップ運営者もコンビニに発送するか、
コンビニの倉庫に商品を発送するだけなので、とても簡単です。
コンビニの店員さんもピピッと対応してくれます。
お客様に商品が届くのはだいたい2日後。
3日以内の商品到着が台湾ECでは普通ですね。
台湾EC成功の鍵はYahoo!にある!?
台湾のEC市場の規模は毎年二桁成長を遂げています。
この美味しい市場に興味がある、積極的に参入を検討してる会社は沢山あります。
台湾で一番人気のECプラットフォームは「 Yahoo! 」です。
Yahoo!には「 奇摩購物中心/奇摩拍賣/奇摩超級商城 」のオークションを含む3つのプラットフォームがあります。
そのほか台湾には、「PChome線上購物」、「momo購物網」、「露天拍賣」等のECプラットフォームがありますが、圧倒的にYahoo!の売り上げが大きいんです。
Hameeの売り上げを見ても、およそ80%がYahoo!での売り上げで、
残りの20〜30%の売り上げを「露天」、「PChome線上購物」、「LINE商城」で構成しています。
この結果には驚きました。
実際に台湾で調査をする前はわからなかったことです。
と、いうことはYahoo!での成功が台湾ECの成功です。
Hameeとしても「Yahoo!でどう商品を売っていくか」という点を日々模索しています。
最近で売上に繋がったことは、台湾のメディアに商品を掲載してもらったことです。
台湾でもメディアの力は大きいので上手く使えるとファンも増えるし、売上アップにも繋がります。上手くコネクションを作れると強いですね。
台湾ECはまだまだ発展途上
もともと日本で欧米向けアマゾンのネットショップ運営を行っていたので、
「コンビニ受け取りがスタンダード」という点以外は台湾ECについてもギャップなく運営が出来ました。
ただ、中国の淘宝網やAmazonと比べて、プラットフォームとしての機能はまだまだ未熟だと思っています。
お客様にも注意が必要です。
コンビニ受け取りがスタンダードでとても便利ですが、お客様の中には商品を受け取りにこない方もいらっしゃいます。
Hameeのお客様でもコンビニ受け取りのうち1割の注文は、商品を受け取りに来ません。
一生懸命梱包して、早く商品を届けようと努めても商品を取りに来てくれない。しかも、運営店舗は送料分の損をします。
注文が増えれば増える程、この割合も大きくなるので、これには本当に困っています。
台湾EC運営の一つの課題です。
まとめ
この一年で台湾のECプラットフォームを運営している企業から沢山の開店のお誘いがありましたが、その中で成功するチャンスがあると判断した6つのサービス(プラスfacebook)に現在出店しています。
今後も売り上げや市場を見ながら、不要なサイトは閉店したり、逆に新店舗の開店も行っていこうと思っています。
スマホアクセサリのECショップは台湾にもあり、ライバルは沢山います。
でも、今までHameeが培ってきたノウハウと“日本”から良い商品を台湾の方々に紹介することで台湾ECを成功させたいと思います!
以上、ピエールでした!Bye!
台湾ECに興味のある方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
【越境EC】片手間でも余裕で海外子会社設立!台湾子会社を設立する方法
Hamee台湾運営サイト
1.Yahoo!奇摩超級商城(yahooショッピング)
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