こんにちは。ネクストエンジンの越境ECを担当している佐賀です。
なんだか久しぶりな気がするのですが、気のせいではありません。本当に久しぶりです。
ここ最近はイベントやセミナーを多く開催しており、記事を書けずにいました。楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ございません。
記事を書けずにいる間、編集長となるべく顔を合わせないようにしていたのですが、これでようやく堂々と顔を見て挨拶ができるので、一安心です。
ちなみに…ですが、ここ2ヶ月で行ったイベント、セミナーは、
- 「楽天検索チェッカー」勉強会
- 「オークション自動連携」勉強会(サポート役)
- Amazon売上の”劇的”UPセミナー
- 「アジアや北米で「売れるモノ」と「売れる方法」」(越境ECフェス登壇)
であり、なかなか精力的に動き回っていました。トータルで200社ほどの企業様にご参加いただき、意見交換などでき、沢山勉強させていただきました。この場をお借りして御礼を申し上げます。
「越境EC」の三大”MENDO KUSAI”
「ネクストエンジンを使えば、国内も海外も同様にEC展開できます!!」
というのは、セミナーでの私の決めゼリフなのですが、ここだけの話、ホンネを言うと、その説明をする時は良心が2割くらい痛んでます。以前も書きましたが海外進出!越境ECに挑戦するべき3つの理由、海外へEC展開を行うハードルは、実際かなり下がってきています。
とは言え、やはり国内展開に比べると若干面倒なことはあります。具体的には、
- 1.物流(モノ)
- 2.決済(カネ)
- 3.翻訳(コトバ)
ですね。まあ、誰しもが想像できるところではありますが…
現状「越境EC」を行っている企業様は、これらのハードルを力技、もしくは何かしら工夫して乗り越えているわけでして、それでも挑戦するだけの可能性が海外には拡がっています。
しかし、これらの“Oh! MENDO KUSAI!!”ことを放置しているわけにはいきません。
Hamee(ハミィ)は”easy e-commerce”をビジョンにネクストエンジンを展開しているので、この”MENDO KUSAI”ことをどんどん”easy”にしていきます。
海外物流(モノをハコブ)
というわけで、今回は「海外物流」について、本当にサラッとですが私からご紹介したいと思います。
配送業者
日本から海外へモノを発送するには、主に以下4つの配送業者を利用するケースが多いです。
- 1.EMS(国際スピード郵便)
- 2.DHL(ディー・エイチ・エル)
- 3.FedEx(フェデックス)
- 4.OCS(オー・シー・エス)
現在のところは日本郵便のサービスであるEMSを使う方が多いですね。
料金や送り状(インボイス)の形式、配送のリードタイムなどはそれぞれ異なるので、自社の運用に適した配送業者を選択します。
※個別発送の場合と団体発送の場合とで、業者を分けるケースもあります。
料金
海外発送は、「重さ」と「配送地域」が料金を左右します。
一例として、EMSの料金表国際郵便を見ると、
500gまで
- アジア:1,540円
- オセアニア・北米・中米・中近東:2,180円
- ヨーロッパ:2,400円
- 南米・アフリカ:2,740円
600gまで
- アジア:1,540円
- オセアニア・北米・中米・中近東:2,180円
- ヨーロッパ:2,400円
- 南米・アフリカ:2,740円
といったような料金体系となっています。
そのため、厳密には地域や商品ごとに送料料金を変動させるのが本来のあり方なのでしょうが、物量が増えてくるとなかなか難しいです。
加えて、「送料」は海外ユーザーが結構気にするポイントでもあるので、むしろ商品価格に乗せてしまって「送料無料」という形にした方が喜ばれる、ということも多いです。この辺りは、「効率化」と「利益」のバランスを見ながら、赤字にならない送料のラインを定める必要がありますね。
関税(物品の輸出入に際し、支払う必要が発生する税金)
「関税」は受け取り側が払うものなので、発送する側のEC事業者がどうこうするというものではないのですが、越境ECのネックの一つになることは間違いないです。
越境ECの場合、海外ユーザーが関税や現地国消費税を支払わなければならない場合がありますので、消費者への説明不足によってトラブルに繋がるケースもあります。そのため、海外ユーザー向けに各商品の関税見込み額の表示することは、かなり重要なポイントです。
ちなみに、アメリカのマーケットプレイス“eBay”では商品単位ごとに関税がいくらかかるかを記載しています。”eBay”では、取引の20%が「越境」であり、オークションサイトとしての性格も強いため、トラブル回避のための整備は進んでいますね。
倉庫
現在、国内用に利用している倉庫が海外物流に対応しているか、に関しては確認が必要です。
もし現状で対応していないのでしたら、フローを組む必要があります。
基本的には、送り状をプリントアウトできるようにシステムを入れ、そのフォーマットに合わせたCSVを出すなどで、準備はOKです。
それに加え、重さを測るフローや、返品の受け入れ態勢が必要になってきます。
※海外からの返品希望は全て受けるのが基本なので、受け入れ態勢の構築は必須です。
もしくは、海外発送分だけ海外物流に強い別の倉庫を使用したり、海外受注商品を国内倉庫に送るだけという配送代行サービスを利用するというのも賢い選択かもしれないですね。
一部だけ商品を預けるとすると1個から対応可能な「オープンロジ」が利用しやすいのと、海外への配送代行ですと「転送コム」が有名ですね。
更には、Amazonが展開する「フルフィルメント by Amazon」(略称:FBA)も世界的に展開しているので、Amazonの指定する倉庫に荷物を送ってしまって後はお任せ、という形で運用される企業様も多いです。
まとめ
「海外物流」は、色々と煩雑、且つ、国ごとの決まりに左右されることも多く、「越境EC」においてかなりネックになってきます。ただ、そこに”MENDO KUSAI”(面倒くさい)業務があるということは、それを解決するサービスがこれからどんどん出てくる可能性が高いです。
1社だけで様々なハードルを越えていくのは大変だったりもしますので、是非『越境EC』仲間を見つけて、便利なサービスの情報交換なども行いながら、一緒にチャレンジしていきましょう!!
それでは、お久しぶりの佐賀でした~
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