Top
ホーム > アキンド探訪  > 「チーム崩壊」を何度も経験した起業家が次に仕掛けるメディアビジネスとは?

株式会社メディアインキュベート代表取締役 浜崎正己が経験してきた「チーム崩壊」について独占インタビュー!
 
スタートアップ、会社経営で経験した「チーム崩壊」。積極的に事業を興し、チャレンジする背景で経験したチーム運営の難しさ、もがき苦しみ数多くのことを学び、今に活かしている起業家・浜崎氏に「チーム崩壊」についてお話を伺いました。

これまで経験したチーム崩壊

1

スタートアップのチーム崩壊

いくつか「チーム崩壊」を経験してきているのですが、数年前に外資の会社でスタートアップの日本支社立ち上げをやっていたんですね。すごく意気込んで取り組んでいたのですが、いわゆる外資系特有の「本社の意思」とか「日本での繁栄が」とか、そういうところでチーム内で衝突があって。
 
3人で立ち上げたのですが、全員初めて会った人たちで、それぞれの意思統一ができておらず、方向性とか色々すり合わないままでスタートしていました。
当然ではあるんですがチームを作る時には、気が合うとか方向性が一緒でないとチームは崩壊する、というところを痛感しました。その時の「チーム崩壊」はそれだけが原因ではないんですけども、正直そういう面はあったなと思います。
 

チームでうまくやっていくには、理由付けが重要

起業して、チームとして一緒にうまくやっていく上で重要な点は、やはり個々人の「なぜそれをやっているか」とかの理由付けですね。今やろうとしているものがどういう所につながっているか、その人たちがどういう所にモチベーションを感じているかをちゃんと把握してあげて、そこに導いてあげるとか。そこにはこういう理由があるし、君がやろうとしていることはこういうことにつながるし、叶うよね、とゴールを見据えられるという点は重要だと思います。
 
その人が叶えたいもの・・・ある種お金じゃなくても、例えば経験が欲しいのであれば、それを提供できれば充足すると思うんですよね。なので相手が何が欲しいかをちゃんと把握して、相手がそれを充足できるような目標設定とか目線設定とか、もしくは実際に業務をお渡しするとか、ということは心掛けています。

チーム崩壊から学んで活かしていること

 

まず相手のメリットを意識する

色々な失敗を経て、学んだというか心掛けているのは、「相手に損をさせない」ということですね。儲ければいいや、で相手に損をさせてしまうと、関係性も悪くなって今後一緒にお仕事できなくなったり、と結果的にデメリットしかない。相手に得をしてもらって、かつ自分が得をする、そういったポイントで仕事をできるようにする、ということは心掛けていますね。
 
例えば、僕がメディアの立ち上げの支援をしているときに、お客さんに「流行っているメディアを作りたいんです」と言われても、お客さんにメリットがなければやらないですし、「こっちの施策がいいと思いますよ」と逆にお客さんに提案、紹介したりとか。お客さんがお金がなくても、面白そうだなと思えば成功報酬型でやりましょうかとか。そういう話はしたりしますね。
 
やってはいけないことは、出来ないことを出来ると言ってしまうことですね。弊社みたいなベンチャーだと自分を大きく見せたくて、大きなことを言いがちになっちゃいますけど、結局相手にとっても時間とか納期とか色んな選択肢の条件があったうえでお願いするかしないかを悩んでいるわけなので、正直であった方がいいかなと思います。
 
きついとか、厳しい状況であるとか、開発バグが出たとか、あればそれは逐一報告をしてちゃんと正直で、嘘をつかないことをなるべく心掛けた方がいいと思っています。

メディアインキュベートについて

2

メディア支援

メディアインキュベートではメディア支援を行っています。
もともとWebメディアのウェブディレクションとか、ポータルサイトの編集ディレクターみたいなことをやっていて、一通りメディアについてはやってきた、という自負があるので、やはりビジネスとしての価値を提供できるのはメディアの領域かなと思ってやっています。
 

メディアはどうあるべきか

去年あったWELQ騒動で言うと、様々なメディアが影響を受けてますよね。でもちゃんとオリジナルコンテンツを作って、コミュニティとかも作って、メディアのファンを作っている、ちゃんとポリシーを持ってやっているようなメディアというのは、広告などの注文数が上がってきています。
今回の騒動で相当数のメディアが影響を受けている、と言うのを見ると本来メディアに関わりたいという熱を持っていない人たちも結構メディアをやっていたんじゃないかな、と思います。
 

オリジナルの重要性

ウェブメディアの作り方で言うと、僕は雑誌の作り方にすごく似ていると思っています。
 
コンセプトを決めて誰に届けるか。普通にサービスを作るのと同じかもしれないですけど、メディアも一緒だなと思っていて。なので誰に届けるかということを考えてオリジナリティをもって作るというのは大切だと思っています。
 
コストはかかるんですけども。それでもお金が回るとか、ファンにちゃんと届けられて事業として回るという仕組み作りに力を注ぐことが本質だと思います。それで実際にうまく行っている会社もあるんですよね。
 
例えば30万PVでも年商3000万あるメディアがあります。そこはファン作りをちゃんとうまくやって、そこに届ける人たちがどういう情報を欲しているか、どういう広告商品を設計すれば、という風にちゃんとビジネスとして回るというモデルを作っているんです。
 

これからのメディア

これから、「北欧の暮らし」さんや「ほぼ日」さんのようなメディアは増えていくと思います。メディアECと言われていますけど、それだけじゃなくてコミュニティ、イベント、リアルまで含めた販売など、情報を発信するだけでないメディアの形ですね。

さいごに

お恥ずかしながら、今回の取材で色々整理してみたら、これまで結構「チーム崩壊」してきているな、と。
そこから学んで気を付けているのが、まず「相手にメリット・成果をお渡しする、利益を得ていただく」ことは確実に考えています。ビジョンとかもすごく大切ですけど、人間ご飯を食べないといけないので、「これいつ返ってくるのかな」と絶対に不安になるんです。そこで、まず少しでも利益を返せるようなモデルでビジネスを回す、ということをすごく心掛けています。
 
なので、「無償で働きたいんです、お勉強させてください、なんでもやります」みたいな人がたまに来るんですけど、僕そういう人はお断りしていて。「無理です、やめたほうがいいです」と。僕もそういう時期があったからわかるんですけど、絶対に続かない。
 
最初はいいんですけど、テンションがシュッと下がってくるのを何度も見てきているので。ちゃんと適切な対価をお支払いするモデルをいち早く作るのは心掛けています。
mediaincubate1
チーム崩壊」は決してよいものではないですし、何度しても辛いことです。その度に学んで、同じことは繰り返さない、ということを胸に刻んで改善しています。その一つの答えが少しでも利益を返せるようなモデルでビジネスを回すことだと今は考えています。
 
 

▼取材協力▼
株式会社メディアインキュベート

 
 

▼現在、廃業・倒産・事業撤退・チーム崩壊などから這い上がった方を取材しております▼
取材してほしい方は、ぜひご連絡ください!

 
 

この記事を書いた人

商売繁盛を応援するWebメディア・ニューアキンドセンターのセンター長をやっています。 もっとエッジを効かせたい、もっとトンガリたいです。どうぞよろしくお願いします。

ニアセが気に入ったらフォローしよう!

こちらの記事も人気です。

  • 『会社倒産・自己破産・人生転落』どん底から這い上がってきた人に学ぶこと『会社倒産・自己破産・人生転落』どん底から這い上がってきた人に学ぶこと   こんにちは、ニアセクリエイターズの中根です。   皆様は全てを失いゼロになった時、いや失うどころかマイナスになったら……どうしますか?今回は会社倒産・自己破産から現在に至る、近藤久さんにインタビュー取材を行って参りました。 25年間続けた会社が倒産 まず、経歴をご紹介致します。 昭和22年生、現在 […]
  • 『事業撤退』村おこし事業で戦った女性が学んだこと『事業撤退』村おこし事業で戦った女性が学んだこと パーカー姿で作業する女性。多田愛(ただめぐみ)さん。   どこか温かみの感じることができる、村。そんな村を作りたいと、彼女は数年前に村おこしの事業を立ち上げました。しかし、現在は事業撤退をしています。事業自体は一旦撤退してしまっていますが、事業再起を企てているとのことです。事業の立ち上げに至った経緯から今後の活動について迫 […]
  • 18歳で起業した川原あやかが語る!企業からの企画依頼が止まらない事業の創り方とは18歳で起業した川原あやかが語る!企業からの企画依頼が止まらない事業の創り方とは 今回は、平成生まれの女性社長で、「お姫様プロデューサー」という何とも興味深いメルヘンチックな肩書きをお持ちの方がいらっしゃる川原あやか氏実際にお会いしてインタビューさせていただきました。果たして、お姫様プロデューサーとはどういう意味なんでしょうか? 川原あやか氏が18歳で起業に至った理由 -こんにちわ。今日はお忙しい中ありがとう […]
  • 『ミレニアル世代』の社長が語る起業術!撮影女子会プロデューサーにインタビュー『ミレニアル世代』の社長が語る起業術!撮影女子会プロデューサーにインタビュー こんにちわ、Niase-Creators所属の古田島です。   今回は女性のライフスタイルに、活力を与えるための企画・発信をしている株式会社Morning Laboの中村朝紗子さんにお話を伺いました。 株式会社Morning […]
  • 【ウチを取材してほしい!】という企業様。オファー待っとるけぇのぉ。【ウチを取材してほしい!】という企業様。オファー待っとるけぇのぉ。   こんにちわ。ニアセ編集部です。   商人を応援するハイブリッドメディア「ニューアキンドセンター(以下、ニアセ)」では取材を受けていただける、いや、むしろ取材してほしいという企業様、アキンド様を募集をしております。   具体的内容については、個別にご相談させていただきます。 【対象】 ■ […]