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ホーム > アキンド探訪  > リモートワークやってみたけど実際どうなんだろ。ソニックガーデン「倉貫義人」氏に診断いただいた

 
通勤時間、無駄だと思いませんか。
というか、あの時間って会社のための時間なのに、給料は発生していないんですよね。どういう事ですか!
 
すみません。突然熱くなってしまって。
しかし片道2時間の通勤中、ふと「何だこの時間は」と思ってしまったんです。しかも毎日のように電車遅延するし、すし詰め状態の満員電車だし、お腹の調子は悪いし。そしてふと、「毎日何やってるんだ!」と思ってしまったんです。
 
度々すみません。
しかしみなさん、在宅勤務とかリモートワークとか、通勤時間の存在しない働き方がしたいと思いませんか。毎日頑張って会社に出社している企業戦士のみなさんなら、一度はリモートワークという働き方を夢見たことがあるはずです。
 
わざわざ会社に行かなくても自宅やカフェ、海でも川でも山でも正直どこでも仕事はできる!リモートワークさせて欲しい!
 
とは言いつつも実際リモートワークって、しっかり仕事できるのかわからない・・・。リモートワークだと部下やチームメンバーの顔が見えないし、サボってる可能性もある・・・。対面じゃない分、相手とのコミュニケーションが上手くいかなくて仕事しずらいかも・・・。
 
なんか不安や疑問など懸念材料ばかり出てきますね。そんな中、Hamee株式会社の開発部約30名が一斉にリモートワークを実践したようです。2週間以上前に開催の旨を告知して、Wi-Fi環境や問題があった時に集まれる場所等、考えうる最低限の準備をした上で実施されたそうです。
 
その内、はじめてリモートワークを実践した方と既に週1リモートワーク中のエンジニア2名にお話を伺いました。
 
 
 
<目次>
▼リモートワーク初めて!マドンナエンジニア:甲斐氏の場合
▼週1でリモートワーク。ハブられてるわけではないエンジニア:瀬尾氏の場合
▼リモートワーク全面導入!ソニックガーデン代表取締役:倉貫義人氏の評価
 
 
 

集中力と作業効率は通常の2倍。甲斐愛佳氏の場合

リモートワーク

▲甲斐愛佳氏 / Hamee株式会社開発部 / 京都が生んだマドンナエンジニア▲

 
 
普段は神奈川県小田原市にある本社でオフィスワークをしている甲斐氏。開発部のチームリーダーを担い、自社サービスの開発に励んでいらっしゃいます。チームメンバーと密にコミュニケーションを図り、大きなプロジェクトを見事に遂行する敏腕エンジニアです。甲斐氏のファンは多く、開発部ではマドンナ的な存在。マドンナエンジニアである甲斐氏が先日、リモートワークを実践したようなので、その時の感想を伺いました。
 
甲斐氏:リモートワークを今回はじめてやってみて、普段と違う働き方が出来て、新鮮でとても良かったです。私はカフェでリモートワークをしていたのですが、仕事中に余計な会話が聞こえてこなくて集中できましたね。自分の好きな場所・環境で仕事をしているので、集中力の切れたタイミングでゆっくり休憩ができて気持ちの切り替えがしやすかったです。
 
一方でリモートワークの辛い部分もありました。離れた場所の相手とコミュニケーションが取りにくい、と思いましたね。チャットやSkypeはあるものの、プログラムソースを見ながらの説明・相談がしにくいので「じゃあ次回顔を合わせた時に」、となる場面が多く、その分は作業効率は落ちるなぁと感じました。
リモートワーク
 
甲斐氏:今回はじめてのリモートワークということもあり、やり方がわからないし、仕組みが整っていなかったと思います。個人的にはリモートワークは推奨したいので、コミュニケーションの課題を解決できる仕組みをつくりたいですね。

週1で自宅リモートワークを実践する瀬尾智彦氏の場合

リモートワーク

▲瀬尾智彦氏 / Hamee株式会社開発部 / (年齢非公開)▲

 
 
瀬尾氏はなぜかすでに週1で自宅リモートワークを実践しているようです。
リモートワークをする時は基本ひとりで行い、チームメンバーはオフィスワーク。決して仲間はずれにされているわけではないと思いますが、今回チーム全員でリモートワークをすることになった瀬尾氏にお話を伺いました。
 
瀬尾氏:今回は自宅リモートワークではなく、自宅から近い関連会社のオフィスでリモートワークを行いました。リモートワークの良いところは自分にあった環境で仕事ができて、移動(通勤)時間も少ないので100%業務に時間を割けることが最大のメリットだと改めて思いました。
 
業務以外でのメリットも大きく、移動がない分、家族揃って食事ができたり、自分の時間を確保することができました。普段の自宅でリモートワークをやっている日は業務時間外は家族の時間、自己学習の時間に充てていますね。
 
リモートワークにはメリットもあればデメリットもあって、コミュニケーションの部分はやはり課題になりますね。特にオンラインMTGを行う際、通信環境に左右されるのでネット環境が安定している必要があります。
 
あとオフィスワークだと物理的に近くにいるのでチームメンバーが大変そうな雰囲気、困っていそうな雰囲気など、すぐに察知することができるので、その場ですぐにコミュニケーションが取れるという点はリモートワークだと難しいですね。
リモートワーク

リモートワークならでは。海で黄昏れることできる。

 
瀬尾氏:基本的にはリモートワークは推奨したいです。コミュニケーションの部分が解決できれば顔を合わせるのはイベント単位とかでOKかなと思っています。集中力や作業効率はリモートワークの方が良いと思いますし、やはり移動時間が削減できることは大きいですね。
 
今回の開発部全員で一斉にリモートワークを行った結果ですが、いくつかの課題を洗い出すことができたので、段階的に対策ができればと思っています。一回限りの取り組みで終わらせず、リモートワークが当たり前にできるような環境作り、事例を開発部としては作っていきたいですね。
 
 
 

ソニックガーデン「倉貫義人」氏に客観的意見をいただいた

Hamee株式会社システム開発部の甲斐氏と瀬尾氏のリモートワークは良かったのか、悪かったのか。
客観的な意見をいただきたく、リモートワークを早くから実践し、リモートワークの最先端をいく株式会社ソニックガーデン代表取締役・倉貫義人氏にお話を伺いました。
ソニックガーデン
 
– 甲斐氏と瀬尾氏、リモートワークを実践して集中力をもって効率よく業務を進めることができた反面、コミュニケーションに弊害を感じたようです。やはりリモートワークをする上ではコミュニケーションが課題になるのでしょうか?
 
倉貫氏:良かった点が「集中力」で、悪かった点が「コミュニケーション」。非常によくあるパターンで、非常によくあるコメントで、とてもよくあるケースなので答えやすいです。
 
良かった点の集中力は、1人だから集中できた。悪かった点は近くにチームメンバーがいないのでコミュニケーションが難しかった。悪かった点のコミュニケーション課題は解決していかないといけないですが、いきなり両方を得る、「集中ができて、かつコミュニケーションも全く問題ない」リモートワークは難しいと思います
 
リモートワークに取り組むには、前提や準備、段階を追ってリモートワークを行っていく必要があります。そもそも、仕事に集中できない環境があるということはオフィスや会社に問題があることが多いです。
 
例えば、オフィスでも「今、集中してるので、話掛けないでください」って旗を立てるとかすれば、「会社で集中できない」という問題は解決できると思います。集中できて良かったという点はリモートワークのおかげというより、話掛けられなかっただけという点が大きかったのではと思います。
 
逆に言うと、「集中したいからリモートワークしたい」というのは、筋が良くないということですね。集中したい場合、会社で会議室に籠るとか「昼の2時から4時までは集中するタイム」を設けるなど方法ありますよね。「リモートワーク=集中の為に」という考えは切り離しましょうということが言えそうです。
ソニックガーデン
 
倉貫氏:リモートワークだからメンバー間の場所が離れているため、コミュニケーションに弊害があったという点ですが、ツールをしっかりと使うことが大事ではないでしょうか。画面共有は今ではあたり前にできるので、チャットで声を掛けて、同じ画面を見ながらコミュニケーションが図れると思います。
 
いろんなツールを使っていきなりリモートワークをするのではなく、リモートワークをする前に、ツールを実際にオフィスで使用してみることをおすすめします。まず大前提として、オフィス内でリモートワークできるだけの準備を進めることが第一段階です。ツールを使えるようになるとか、仕事に集中して効率化できるようにするとか、社内の申請は全部電子化してペーパーレスをやってみるとか。
 
第二段階としては、チームメンバー全員でリモートワークを試す。よく失敗するケースとして、5人とか10人とかのチームで、その内の1人だけがリモートワークしてみるとか、2人だけリモートワークしてみるとかいうケースがあります。ほとんどのメンバーがオフィスにいるのに、試しに数人でリモートワークをするというケースは失敗します。自分1人だけ離れていて、オフィスにいるみんなはワイワイやってるとか、島流しみたいな形になってしまうんです。
 
仕事の効率化とかツールの選定などの環境を構築した後は、一緒に仕事してるチームメンバー全員一斉にリモートワークする形が良いですね。最初は週1日だけリモートワーク、みたいに始めていって、オフィスに来なくても仕事ができる状態になってきたら、週1日を週2日、週3日という形で段階を踏みながら増やしていくと、皆リモートワークができるようになっていると思います。
 
準備をせず、全社員一斉にリモートワークをしましょう!というと、大混乱が起きます。なので準備をして、段階を踏んで、順番にやっていくのが、リモートワークを成功させるコツです。

ソニックガーデンのリモートワーク

 
– ソニックガーデンさんは最初からリモートワークを行っていたのですか?
 
倉貫氏:弊社の場合は、最初からリモートワークをやりましょうと始めたわけでなく、「在宅勤務でもいいから入りたい」という兵庫県在住の方が入社して来たのがきっかけです。「東京の会社ですけど」と伝えたのですが、「どうしても頑張りたい」と。
 
仕事はできそうな感じで、また在宅勤務の環境も整っていたので「いいだろう」ということになり採用しました。その兵庫県の方のリモートワークが上手くいったので、他の方も「リモートワークをやりたい」と。徐々に在宅勤務の地方のメンバーが増えてきて、社内の半数以上が地方のメンバーになりました。
 
東京で働いてるメンバー、オフィスで働くメンバー、地方で働くメンバーと分散されてきて、「あの人は地方で働く、この人はオフィスで働く」、というのがお互い良いなぁみたいになってしまったので、全員同じように全面リモートワークを導入したらどうだろうと検討しました。それによる文句はないし、困ってるのは皆困ってるし、嬉しいのは皆一緒だから、そこで全員リモートワークの導入を始めました。
 
最終的にリモートワークを全面導入するまでは約2年ほど、しっかりと段階を踏んでリモートワークを導入していきました。
ソニックガーデン
 

リモートワークの意外な弊害「雑談が生まれない」

 
倉貫氏:僕らはツールの使い方はバッチリだったので、画面共有するし、コミュニケーションするし、打合せもできるし、100%仕事の上ではリモートワークによる業務上の支障はなかったです。
 
ただ困ったことは、社員同士の雑談ができなくなったんですね。例えばミーティングをする時、打合せ中は問題ないのですが、打合せが終わった後に画面共有を切って、そこで終わりなんですよね。オフィスだと、この後、席に戻るまで帰り歩きながら何か喋るんですよ。雑談で仲良くなったりしますよね。リモートワークは仕事はできるけど、仕事以外のコミュニケーションが全然できないのが弊害でした。
 
この雑談問題を解消するために色々と試行錯誤をしてみました。例えば音声をずっと繋ぎっ放しで、しばらくやってみたのですが、物理的に離れてると声を掛けても、近くの人に声を掛ける声の大きさと、遠くの人に掛ける声と、聞こえる側は同じに聞こえてしまって。兵庫県のイトウさんと喋ってたら、岡山県のノガミさんの耳元で、イトウさんと僕の声がずっと聞こえて、「うるさい」みたいな。音声繋ぎっ放しは、1対1だと良いのですが、人数が増えると良くない、となって止めました。
 
他にやったことが、チャットが普及してない時期にチャットを活用しようということになり、雑談チャットをやっていたのですが、これもやはり人数が増えてくると関係ない話題も全員に通知が行くので鬱陶しい状況になってしまいました。チャット自体はすごく良いのですが、仕事以外の通知も全部来るのは良くなかったですね。
 
まぁ当たり前ですけど、通知が来ないチャット、雑談ができるチャットって、色々探したんですけど、どのツールもちゃんと通知するんですよ。仕事の通知だけが来て、雑談などは通知はないけど中身が見えるチャットがあればいいんじゃないかと思ったんですね。雑談から盛り上がって、「今度の企画こうしよう」ということも大いにあるので。
 
雑談ってほんと大事だなぁっと思っていて、雑談してる様子は見えるけど通知は来ない、「雑談できるツールを作ろう」という流れで「Remotty」というツールを作りました。
Remotty
 
– 「Remotty」ってどんなところが特徴ですか?
 
倉貫氏:Remotty」は顔の見えるツールになっています。話掛けたい時に相手がいるのかどうかが分かるように、仕事中は常時カメラで見えるようにしています。相手の顔が静止画で映し出されていて、1分か2分置きに更新されるようになっています。
 
雑談がしやすいUIになっていて、関心のない人や作業に集中したい人の邪魔をせず、気軽に独り言をつぶやいたり、雑談で盛り上がったりできます。チャットでの呼びかけからすぐにオンライン会議ができますし、画面共有ももちろんできます。
 
また別のツールで「エフチェアプラス」という勤怠管理ツールを、勤怠管理が必要な若手社員たちは使っています。「着席」「退席」というボタンを用意していて1日8時間しっかり仕事をしているのか見えるようになっています。あとエゲつないところですが、間違いなく仕事しているって本人の証明になるので各自のPCの画面キャプチャーが撮影されます。管理者側としては、何か事件があった時などに証明にもなるので、毎日はチェックしませんが不定期で確認しています。
ソニックガーデン
 
– エンジニア以外の職種でリモートで仕事って厳しいですよね?
 
倉貫氏:デスクワークで仕事ができる人なら職種関係なくリモートワークはできます。ウエイトレスさんや工事現場の方などはもちろん難しいですが。ソニックガーデンでも総務の方もいらっしゃいますし、デザイナーや企画系の人もいます。エンジニアに限らず可能です。
 
– でもサボる人とかいますよね?
 
倉貫氏:リモートワークかどうかはあまり関係なくて、サボっちゃう人はオフィスにいてもサボっちゃうんですよ。リモートだからサボる、オフィスだからサボらないではなくて、少なくても顔を見て仕事をしてるので、オフィスにいても、パソコン見て仕事をしていると、ずっとYahoo!ニュースを見てるかもしれないですし、分かんないじゃないですか?むしろオフィスに来てると、仕事してるフリができるので、厄介ですよね。
 
どちらかというと、リモートワークの方がちゃんと仕事しますね。サボっているとか疑われると嫌なので、皆、ちゃんと仕事しようとするんです。

ソニックガーデン「倉貫義人」氏が考える働き方改革

 
– これからの働き方ってどう思いますか?
 
倉貫氏:最初に取り組むべきだと思ってるのが通勤時間です。通勤時間を個人の時間だと思っていると思うんですけど、会社の時間ですからね。会社に行くために使っている。往復3時間、往復4時間って長過ぎるでしょ。結局会社がなかったら行かない訳で。だとしたら本来8時間労働っていいながら、10時間とか11時間とか働いてる訳です。「時給換算にしたら結構安いぜ、あんた」と思ってしまいます。
 
「家の近所でバイトした方が楽じゃないかな」と思ったりするわけで、通勤時間って勿体ないですよ。だから通勤時間をなくして、通勤時間分を自分の時間に充てるべきで。そこを働けとは言わないですよね。ソニックガーデンの場合、その時間は副業してもいいですよってことにしてます。そしたらスキルを磨く人もいれば、新しいこと、例えば語学の勉強する人もいれば、小遣い稼ぎじゃないですけど、本書いて、もう1個の方で、自分の職業を見つけるような人もいる。その方が絶対人生は豊かになりますよ。
 
よく仕事の途中で抜けて、お子さんを迎えに行ったり、子供の参観日とか家庭訪問とかで、半休や場合によっては有給取る必要ってあると思うのですが、実際は取りにくくて、皆に迷惑掛かるし、1時間のために半休するなんてバカバカしいですよね。抜けてまた戻ってくればいいので。リモートワークで家にいるって、すごいメリットなんですよ。市役所行ってくるとかすぐ行けるし、別にその余りの時間とか調整すればいいだけなので。
 
会社行って、抜けて市役所行きますって無理じゃないですか。「歯医者行きます」って、歯医者行っちゃうと、もう昼休み消えちゃうみたいな。通勤時間が長いと家族とご飯を食べることも難しいですよね。
 
ソニックガーデンは交通費がない分、経費が浮くので、「経費はどんどん使っていいですよ」としています。家で使うPCや机、椅子などは全部会社が支給しますし、ずっと家に籠ってると息詰まりますし、体にも良くないので、ちょっと出掛けてカフェでの仕事もOKにしています。カフェはフリーカフェ制度という制度があって、全部経費にしています。
 
経営者側の立場からすると、オフィスがなくなってちょっと経費が浮いたというメリットというよりも、採用の幅が一気に広がったというメリットが大きいです。東京で優秀なエンジニア採用すると、今は競争が激しいので、まずいい人は来ないですし、いい人来たら、めちゃくちゃ給料高くしないといけないし、っていう状態になるんですけど、これを日本全国に広げると、優秀な人は日本全国いっぱいいるんですね。
 
特にエンジニアだと、インターネットがある今、情報格差がないので、「地方にいて優秀だけど働く場所がない」みたいなケースはいっぱいあるんです。日本全国で募集したら、いっぱい来るんですよ。まず経営者として、人材の問題って、1番大きいので。だから採用しやすいですね。
 
働きやすくすることで、社員達がいい会社だと思えば、「長く居たい」と思ってもらえるので、やっぱり会社を辞めなくなりますよね。埋没コストで、採用には皆すごいお金掛けるのに、皆辞めてって、せっかく教育した人が、2年3年で辞めちゃうケース多いと思います。そのコストの方が大変で。せっかくリクルーティングでお金を掛けるなら、留まってもらうために大事なことをしなきゃいけない。その方が数字的なメリットであると言えます
 
合理的に考えても、社員達が好きな時間に働けるようにしたら、モチベーション高いですよね。高くならざるを得ないというか、好きな時間に働けて、好きな場所で働けて、家族との時間も一緒に持ててってなったら、余計なこと気にしなくても、仕事に没頭できるし、仕事を頑張ろうという気にもなれる。結局、成果としては、高いものが出てくるんです。
 
– リモートワークって普及していくと思います?
 
倉貫氏:普及していくというか、普及させようとかって普及するんじゃなくて、当たり前に皆やってるよねっていう状態に、多分なっていくんだろうなあって思っています。むしろリモートワーク禁止ですっていう会社は、明示的に「禁止です」って言うぐらいになるんじゃないかなあって。
 
どちらかというと、リモートワーク推奨なんて言わなくても、皆リモートワークしている状態になると思います。リモートワークが当たり前になって、逆に「うちはリモートワークしない方がいいです」って断りを出す、みたいになるのが、世の中の流れとしては間違いないでしょうね。
 
工業的な観点でいっても、デスクワークは圧倒的に増えると思っていて、それこそ去年か今年ぐらいからロボット元年と言われて、オートメーションが普及して、物流でもドローンが出てきてますよね。工場で同じことを繰り返すような作業は、人がやる仕事なのかというと、絶対ロボット化されるし。頭を使う仕事に変わっていくようになるので、そうした時に、「パソコンで頭を使う仕事やってるのに、工場に行くみたいにオフィスに集まるの?」と言う流れが来るだろうなと思っています。
ソニックガーデン
■取材協力
株式会社ソニックガーデン
代表取締役社長 倉貫義人
 
 

編集後記

デスクワークをしている人であれば週1〜2回ぐらいならリモートワークできるんじゃないかなぁ、と思ったことがあると思います。オフィスワークにはオフィスワークの良さがあるわけですが、リモートワークは絶対ダメだ!という考え方はこれからの時代合わないのかもしれません。
 
倉貫社長の仰る通り、いきなりリモートワークをはじめると失敗すると思います。離れた場所でも弊害なく仕事ができる準備、仕組み作り、段階を追って実践していくことができればリモートワークが当たり前の働き方が実現できるだろうと思いました。
 
ソニックガーデンさんが提供している「Remotty」というツールは雑談問題も解消できる非常に優れたコミュニケーションツールだと思いました。実際にデモを行っていただき、オンライン上のコミュニケーションなので距離感を感じるだろうと思いきや、逆に距離感近いなぁ、と感じるほど雑談を気軽にすることができるツールだと感じました。
 
社員が働きやすく、モチベーション高く、成果を出せるような環境を構築されているソニックガーデンさん。リモートワークの成功モデル企業として今後も注目していきたいと思います。
 
 

 
 

この記事を書いた人

商売繁盛を応援するWebメディア・ニューアキンドセンターのセンター長。 もっとエッジを効かせたい、もっとトンガリたい。どうぞよろしくお願いします。

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