「パーティーグッズでお客様に笑顔を!」株式会社コンプロス インタビュー

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ミンミンとセミが鳴き盛り、うだるような暑さに体がやられないようにしっかりと体調管理をして、仕事に集中したい季節ですね。
はじめまして、古田島です。
 
いきなりですが取材に行ってきました。今回取材に伺ったのは、パーティーグッズのインターネット通販を主軸に事業を展開されている株式会社コンプロスの入江社長です。夏は野外音楽フェスが一番行われる季節であり、お祭り好きな日本人にとっては、盛り上がることは好きだったりします。近年、SNSの発達により、「リア充」などの言葉が流行るほどいかに、充実したライフスタイルが送れているかをSNSに投稿し、承認欲求を満たすかという新しいニーズが生まれてきました。その流れでハロウィンに代表する海外のパーティー文化がようやく日本にも根付き始めたのです。
 
これからさらに伸びるであろう、パーティーグッズのEC事業を手がけられているということで、タイムリーなお話を伺ってきました。
 

実はひょんなきっかけで立ち上げた会社

 
まずは昨今、競争が激しいネット通販の会社を立ち上げた経緯をお聞かせください
 
入江氏-私はもともと神戸出身で、コンピューターのCADメーカーの営業をしていました。1995年に阪神大震災で被災してしまったので、情報を得るために掲示板やチャットで会話をしたりできるパソコン通信にはまったんです。続けていくうちに、何かインターネット上で販売できないかと考え始めたのが、最初の起業の第一歩です。
 
私は世代ではないので、パソコン通信というのがあったなんて知りませんでした(笑)。今みたいに情報がない中でどうやってネット販売のサイトを立ち上げたんですか?
 
入江氏-阪神大震災後、一年で会社を退職したちょうどこのころは、Eコマースが出始めころなんですね。最初は試行錯誤してパソコンをいじっているうちに、NHKでたまたまHPを作ろうという番組がやっていたので、それを観ながらサイトを立ち上げました。
 
なるほど!最初は本当に手探りだったのですね。当初は何を扱っていたのですか。
 
入江氏-知り合いにアダルトビデオを販売している知人がいたので、アダルトビデオを仕入れて売っていました(笑)。当時は1万くらいで売れたので、徐々に売り上げが立ち始めたのです。それなりに売れてくると仕入先の繋がりで、メイド服やコスチュームを仕入れるようになりました。今思うと、この時代が原点になっているかもしれませんね。
 

パーティーグッズを本格的にECの主軸にしようと思ったきっかけ

 
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ひょんなことで事業が展開していくものなのですね。今のメインの商材であるパーティーグッズを主軸にしようと思ったのはなぜですか?
 
入江氏-最初は個人事業主でネット通販を手がけていたのですが、もう少し規模が大きいことをやりたいなと思い、会社を設立する決意をしました。今まで利益を上げてきたのが、結果論としてパーティーのニーズにマッチしたものを販売していただけっていうのが本音ですかね。リーマンショック後の2008年に東京に出てきた際に、これもたまたまですが、子供のパーティーコスチュームを仕入れる機会があったのです。今までそんなに扱ってなかったので、捌けるか不安でしたが、予想以上に売れたんですね。翌年もまた、多めに仕入れましたが、それなりの利益を上げることができたので、自信になりました。あとは 2011年頃からハロウィンブームが台頭してきたことで、パーティー周りのグッズの需要が伸びてきたことも追い風になりました。
 
20年近くのご経験があるからこそ、今も激戦のEC事業でやってこれておられる訳ですが、この事業のやりがいはありますか?
 
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入江氏-海外で人気のキャラクターや、まだ日本では知られていないキャラクターグッズを仕入れて、売れることを見込んだロット数を全て捌ききることですかね。昨今、ECは価格競争が激しいのですが、それはメーカーが大量生産すればするほど在庫のことを考え、薄利に徹し安売りする業者が多いからです。時には新商品でさえも、薄利多売で勝負するところもあるくらいです。うちの場合は、ある程度の利益を取れる商品や価格帯を決め、そこからどう売っていくかを考えます。そして、いかにお客様に早く届けるか、これを徹底的に行っています。注文が立て続けに入ると確かに大変ですが、仕入れた商品を全て捌いた時は、達成感に満ち溢れますね。
 
なるほど。何かECで売り上げをしっかり作るコツはあるのですか。
 
入江氏-うちが心がけているのは、先ほども申し上げたとおり、安易に薄利に走り、メーカーのブランドイメージを壊さないようにしていることです。こうすることで、メーカーとの信頼関係を築くことができ、いち早く最新の情報を得られるからです。やはり物販の世界なため、いかに利益率をとれる商品を探すことができるか、これに尽きます。まさに目利きの世界ですね。あとは単純に売り上げを作るという意味では、いかに大口案件に対応できるですかね。例えば「明日までに500個ハロウィンのバルーン用意できる?」と注文が入ったはいいものの、在庫や発送するスタッフが欠けていると、せっかくの売り上げの立つ機会を損失してしまいます。特に9月から12月というのはハロウィン、クリスマスと繁忙期を迎えるので、ここで稼いでおかないといけませんからね(笑)。
 

今後の展望

 
では最後に今後の展望ですね、2020年は東京オリンピックという大きなイベントがありますが、それに向かっての抱負をお聞かせください。
 
入江氏-え、オリンピックまでの抱負ですか。いや、あまり考えてなかったですね(笑)。まあ、今の事業の中心がパーティーグッズを扱っているので、うちのグッズを購入いただいて、日本が盛り上がっている、すごい楽しい場所だということを世界の人に見てもらいたいですね。渋谷の盛り上がりはすごいですし、やはり年々盛り上がるハロウィンの時期というのは、うちも書き入れ時ですので、日本のパワーを世界に発信できるお手伝いをしたいなと思っています。
 

編集後記

インタビューしてみてわかったことは、最初は試行錯誤すれど、これだ!と思ったことに対してはとことん追求し、売り上げを作りにいく。そしてご縁を大切にさらなる可能性を常に模索し、チャレンジする。そういったサイクルを常に心がけていると感じました。ぜひパーティーグッズをお探しの際は、パーティーパラダイスのグッズをチェックしてみてくださいね。
 
 

 
 

ニアセクリエイターズ所属のライター/エディター
週末に東京タワーで行われる、朝活イベント「モーニング女子会」を主宰(http://www.cinderella-tokyo.com/)
執筆は世の中のトレンドやオモシロいことを、様々なカテゴリーからピックアップして参ります。

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