こんにちは、satoshiです。
最近バナーを作ることが多いので、基本に立ち返る意味でバナー広告の基礎を復習したいと思います。
ECサイトをある程度本気で運営していく際に、さけて通れないのがバナー広告ですが、
バナー広告を効果的に活用することができると、面白いように集客ができるようになります。
クリックしたくなるのはどんなバナー?!バナーづくりのポイント
バナー広告の目的はただ1つ、それは「クリックしてもらうこと」です。
当たり前の話のように聞こえるかもしれませんが、この原則を忘れてしまっている残念なバナーをちらほら見かけます。
カッコ良くしようとデザインに凝りすぎたり、ただ目立つことだけを狙ってコピーがおろそかだったり、情報を盛り込みすぎて一番伝えたいことが伝わってこなかったり。これらはバナー広告の本来の目的を見失ってしまっている残念な例です。
では、クリックしたくなるバナー広告を作るにはどうすればよいのでしょうか。
1.ターゲット顧客を明確にする
バナー広告とは、ターゲット顧客に対して注意喚起をし、
「ん? これはなんだろう? 私に関係がありそうだ」
と、当事者意識をもってもらうためのものです。
注意喚起し、当事者意識を持ってもらうためには、ターゲットとする顧客層を明確に絞り込み、その顧客層に刺さるデザインや表現にする必要があります。
2.デザインコンセプトを決める
ターゲット顧客はどんなデザインを好みそうですか?
おしゃれ系なのか、かわいい系なのか、高級感を出すべきか、お買得感を出すべきか、おおまかなコンセプトをまず決めましょう。
とは言え、ゼロからイメージするのは難しいので、バナー広告のデザインを集めたサイトを参照するのもオススメです。
レトロバナーや、
バナーデザインアーカイブなどは、
たくさんのバナー広告を、デザインコンセプト別やサイズ別に絞り込んで閲覧できるので、とても参考になると思います。
3.キャッチコピーは端的に!
バナー広告は主に「ショップロゴ」「写真(イラスト)」「装飾」「アクションボタン」そして「キャッチコピー」から構成されます。
すべての要素が大切ではありますが、やはり最も重要なのが「キャッチコピー」です。
一瞬でターゲット顧客の心をつかめるようなキャッチコピーを考えましょう。
キャッチコピーは「メインコピー」と「サブコピー」に分類されます。
「メインコピー」では、一番伝えたい事を、できるだけ端的に、短い言葉で表します。
またインパクトのある言葉選びも大切です。
「え? なんだろう」と思われるくらいがちょうどいいです。
そして「サブコピー」でメインコピーの補足をするようにしましょう。
4.フォントにもこだわる
「フォントの種類を変えただけでクリック数が数倍に増えた」といったことは、ネット広告ではよくある話です。
採用するフォントの種類にもこだわってみましょう。
また「メインコピー」と「サブコピー」のフォントの大きさにメリハリをつけたり、色や太さを変えたり、白抜きに文字したりして、文字が一辺倒にならないようにすると見栄えが良くなり、反応も上がります。
5.目につくデザインを取り入れる
あなたもネットサーフィン中に、おもわず目がいってしまったバナー広告があるかもしれません。
それらはどんなデザインだったでしょうか?
たとえば人は「ギザギザ」なものに注意が向いてしまう習性があります。
この習性を利用し、「ギザギザ」をデザインに取り入れるのも一法です。
あえて余白を大きくとったり、原色を背景に大胆に使ったりするのも、人の注意を引く良い方法です。
また、静止画像だけでなくgifアニメを使って、動きを出すことで人の目を引く方法もあります。
広告としてのバナーの仕組み(インプレッション保証型・クリック保証型・成果報酬型)
バナー広告が出来たら、それをアクセス数の多いサイトに掲載するわけですが、その前に、そもそもバナー広告とはどのような仕組みになっているのかを理解しておく必要があります。
バナー広告の形態は、大きく分けて3つの種類があります。
1.インプレッション保証型
インプレッション保証型とは、そのバナー広告が表示される毎に広告料が発生する形態です。
例えば「100万回表示することを保証して、広告料100万円」といった契約になります。
Yahoo!トップページのバナー広告は、このインプレッション保証型です。
この広告の特徴は、表示回数が保証されているものの、ユーザーがそのバナー広告をクリックしたか否かは保証されない点です。
2.クリック保証型
クリック保証型とは、その名の通りクリックされた回数によって広告料が決まる形態です。
代表的なものに「Google AdWords(グーグルアドワーズ)」があります。
インプレッション保証型と比較すると、クリックされた毎に課金される仕組みのため、ムダの少ない広告形態といえます。
3.成果報酬型
成果報酬型とは、ユーザーがサイトを訪れ、そして実際に商品を注文した際に広告料が支払われる形態です。
上記2つの形態よりさらに踏み込んだ形の広告といえます。
一般に「アフィリエイト」と呼ばれるものは、この成果報酬型広告を指します。
代表例は「Amazonアソシエイト」です。
購入された場合にのみ広告料を支払えばよいので、費用対効果が読みやすいのが特徴です。
これらの広告形態はどれもメリット・デメリットがあり、また商品の種類や単価等によっても最適な形態が変わってきます。
3つの広告形態の違いをよく吟味し、最も効率的な形態を選択するようにしましょう。