小田原生まれのエナジードリンク「湘南ゴールドエナジー」
こんにちは。ニューアキンドセンター長のつかDです。今日はニューアキンドセンターを運営しているHamee株式会社の地元「小田原」発祥のエナジードリンク「湘南ゴールドエナジー」(公式twitter)のお話です。
【まずはこれ読め】
「湘南ゴールドエナジー」を作った男の話。エナジードリンクはエンタメ産業である!
【さっさと飲みたい人はこちら】
湘南ゴールドエナジー公式通販サイト
商売人の相棒「エナジードリンク」
そもそもエナジードリンクは、疲れた時に飲むもの。苦労の多い商売人、アキンドの皆様の中にも、愛飲している方は多いのではないでしょうか。ちなみに私も愛飲していて、社内の偉い方から「勤務時間中に大島てるめっちゃ見てない?」という視線を感じた際、エナジードリンクを飲みながら眉間にしわを寄せることで、仕事してる雰囲気をリアルかつダイナミックに表現することに成功しています。
そんな便利でおいしいエナジードリンク、最近では飲料メーカー各社も積極的に新商品を発売していて、お店で「どれを買おうかな」なんて迷ってしまう方もいるのでは。しかし、こと神奈川県の西の端小田原を中心とした西湘地域においては、そういった下らない迷いは一切生じません。理由は簡単。西湘地域において「エナジードリンク」と言えば「湘南ゴールドエナジー」一択なのです。北海道の「ガラナ」、栃木の「レモン牛乳」、沖縄の「ルートビア」など、ローカルを象徴するソウルドリンク。西湘地域にとってはそれが「湘南ゴールドエナジー」なのです!
小田原では本当にそんなに有名なの?という疑問について
これを読んだ小田原近郊以外に住む皆様の中には「本当に小田原じゃ有名なの?」と思われた方もいるかもしれません。その疑問はごもっとも。しかし、私がこうも強気であるには理由があるのです。この「湘南ゴールドエナジー」の生みの親である守屋氏が、このドリンクが誕生した4年前にこのニューアキンドセンターのインタビューで、今後の目標についてこう語っているのです。
野望はこの地域(神奈川)では大手エナジードリンクよりも、湘南ゴールドエナジードリンクが飲まれている、というようにしたいですね。神奈川の湘南・西湘地域では大手エナジードリンクじゃなくて湘南ゴールドエナジードリンクを飲んでいるぞ、みたいな。
(2016年のインタビュー記事より)
このインタビューから4年も経っています。流石にこの野望もある程度達成していると考えるのが極めて自然なのではないでしょうか。4年も経ってるんだから。
湘南ゴールドエナジーの認知度をガチ調査しよう
守屋氏に電話し、「小田原の人は全員湘南ゴールドエナジーを知ってますよね」と聞いたところ、「流石に”全員”は無いですよ(笑)」と謙遜しつつも、「でも、立ち上げから4年、地域密着で頑張ってきたので、どのくらい認知されているのか知りたいですね。」という。そこで、実際に聞き込み調査をしてみることにしました。調査方法は以下の通り。
【調査方法】
調査場所:小田原近郊の駅周辺
調査方法:「湘南ゴールドエナジーって知ってる?」と聞く
いざ調査。雨の小田原にズブ濡れフェイスガード男が降臨
調査当日。小田原駅近くで守屋氏と集合します。コロナ対策ということでフェイスガード&マスクで完全防備。 コロナ対策が万全の一方で、雨対策(具体的には傘)を忘れるという痛恨のミス。ずぶ濡れのフェイスガード男2名がにじり寄っていくと大抵の人間は逃げるので、苦しい戦いを強いられました。
それでも根性で聞き込みを続け、小田原駅と、小田急線の開成駅、新松田駅周辺で合計100人から回答をもらうことができました。
地元で100人中何人が「湘南ゴールドエナジー」を知ってるか。調査結果発表!
<調査結果>
質問:湘南ゴールドエナジーを知っていますか?
知っている:28人(うち飲んだことある9人)
知らない:72人
地元の人たちのうち28%の人が湘南ゴールドエナジーについて「知っている」と回答。100%じゃなかった…。生みの親の守屋氏から見てこの結果はどうなのでしょうか。インタビューさせてもらいました。
この結果は果たして良いのか悪いのか。生みの親にインタビュー
- 小田原周辺の聞き込みで「知ってる人が28%」という結果についてはどう思いますか?僕は100%と信じていたので正直裏切られた思いです。
100%は無理。 正直15~20%くらいかなと思っていたので、「思ったより多かったな」というのが正直なところです。面白かったのは、小田原駅の方が、周辺駅よりも認知されていたことです( 小田原駅36%、その他駅20%) 。湘南ゴールドエナジー(以下エナジー)の販売店は小田原市の中心よりも周辺地域の方が多いので、認知度もそのような傾向かなと想像していましたが、逆でしたね。実際に聞き込みしてみないと分からなかったことです。
数字とは別に、「飲んだことあります!」と言われた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。「ボーリング場で飲みました!」と教えてくれた男の子よ、ありがとう!
-「思ったより認知度が高まっていた」のは、なぜだと思いますか?
コラボ企画よる効果だと思います。大きな広告費は掛けられないので、自分で考えた企画をほぼ飛び込みで企業様に提案して、共催でイベントを開催するという作戦を取っています。例えばフットサルコートを運営している株式会社ZUCCさんと共催しているマラソン大会は今年で3回目を迎え、今年は約500人集まりました。こういった施策による認知拡大が成功したのではないでしょうか。
コラボで言うと、芸人さんやライブ配信者と一緒にテーマソングも複数作りました。地元出身の吉本芸人のスベリーさんが所属するEspresso Boysの「Gold Experience」「Gold Runners」、人気ライバーの渡部歩さんが歌う「湘南ドライブ」などですね。
他にも、音楽関係でいうと、直近では地元小田原の湘南ベルマーレフットサルクラブ、レコード会社Far Channel Recordsとの三社共同企画で、オリジナルバンド「湘南ベルロック」を立ち上げ、曲をリリースしました。
少し変わったところでは、小田原地域のソウルサンダル「ギョサン」ともコラボしました。
エナジードリンクって元気でポジティブな印象を与えやすいので、コラボ先の商品のイメージを損なわずにコラボしやすいんですよね。これらのマーケティングについては偉大な先行者であるRed bullの事例を勉強して取り組んでいます。
- なるほど。認知拡大はある程度作戦が成功してきたということですね。一方で、「飲んだことがある人」は非常に少ないという結果になってしまいました。こちらについてはどう感じますか?
売上構成としても現状は高速道路のSAなどでのお土産購入が多いので、それが裏付けられましたね。もっと地元の人たちに飲まれたい!そのためには乗り越えるべき壁があると感じました。具体的には、私個人の人間関係に基づく認知拡大には限界があるな、と。自分の手を離れた広がりがまだ作れていません。
- もう少し具体的に教えてください。
エナジーを応援してくれる人は、直接私がお話させて頂いたり、地元小田原の友人達など、「守屋が頑張ってるから」と応援してくれる人が多いんです。今回のコロナ禍でも友人達が「買い支えだ!」と沢山買ってくれてとても嬉しかったです。今回の結果を受け、「商品の拡大のためにはそれだけではダメだ」と感じました。前回インタビューでお話したとおり、最終的な野望は「神奈川では大手エナジードリンクよりも、湘南ゴールドエナジードリンクが飲まれている」なので。
-「守屋さんのエナジー」から、「地域のエナジー」に進化するために超えるべき壁があるということですね。その「壁」を越えるために、どのようなことが必要だと思いますか?
まず、コラボは継続的にやっていきます。かなりノウハウが溜まってきたので、より大規模な仕掛けをおこなって、商品のブランド力をもっと向上させていきたいですね。
それと並行して、今特に力を入れているのは「キャラクターの活用」です。エナジーの缶に印刷されているキャラクターがいるのですが、彼をもっと有効活用していきたいです。手始めに被り物を作成してみたんですが、イベントなどで意外と好評です。今度は着ぐるみを作りたいですね。
また、エナジーのスピンオフ商品として湘南ゴールド果汁100%ドリンクを出したのですが、そのパッケージにもこのキャラクターを入れています。 キャラクター=エナジーブランドという位置付けで、エナジードリンク以外の商品も展開していきます。
弊社では幻のみかん「湘南ゴールド」の果汁の卸も行なっています。今後は湘南ゴールドの果汁を購入いただいて製造した商品の宣伝やパッケージに、エナジーのキャラクターやロゴを掲載して頂く取り組みも検討中です。最終的には、キャラクターからエナジーを想起してもらえるようになればいいですね。
-ありがとうございます。最後にまた4年後に向けて意気込みをお願いします。
今まで通り地域のスポーツやカルチャーとのコラボもしっかり継続しつつ、色々な新しいことにもチャレンジして、様々な角度から湘南ゴールドエナジーの認知度を上げていきたいですね。4年後は認知度100%を目指します(笑)!
後記
個人でゼロからエナジードリンクを作ってしまった男、守屋氏。 「一人で考えて一人でやっちゃう」という、 発案力と具現化スピードの速さにいつも驚かされる。 まさに怪物君である。マーケティングに有効ということでキャップ作ってしまったとのこと。ニアセもキャップ作ってみようかな。