こんにちは、夜9時には眠くなる Hi5 です。
今回から、ちょっと真剣に年齢に逆らうように統計学を勉強してみたいと思います。
統計学はマーケティングでの利用価値も非常に高く、昨今ではいろいろな統計データが公開され、それらのデータを元にマーケティング担当や、企画担当はあくせくと日々解析や企画書作りを行っていることでしょう。
統計学を学ぶことで、自社が持つデータをもとに公開されていない統計データを予測し、マーケティングや新規企画に活かせるのではないかと思います。
本記事は、統計学の専門家がみて哲学的な見解を述べるというよりは、統計学入門として一緒に勉強していくというスタイルですので、内容は書籍などの受け売りです。あらかじめご了承ください。
統計学とは
統計学は主に2つ、「記述統計」と「推測統計」から成り立っています。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
記述統計
記述統計は得られた情報、すなわち実績データや過去データなどから、その特徴を導き出すことができる手法です。度数分布表、ヒストグラムといった方法論によりその特徴を端的に得ることができ、さらに平均値や標準偏差といった方法論により、より特徴を的確に知ることができます。
推測統計
推測統計はサンプルデータ(標本)から、確率統計的に全体(母集団)の性質や傾向を知ることができます。
例えば1万個以上のデータから100個のサンプルデータを抽出し、この1万個以上のデータに対する特徴を導き出すということが可能となります。
これらを見ただけでワクワクしませんか!?
マーケティングとの親和性
私も仕事柄、主要KPIを追いかけ、日々のルーチンワークの中でたまってきた膨大なデータとにらめっこをし、次の手を考える。まさしく 「 PDCA 」 を回しています。
統計学をマスターすることで、より自信を持って、PDCAの 「 (C)heck 」 と 「 (A)ction 」 を回せるようになると思います。何か難しいことのように思えるかもしれませんが、実は結構経験則で行ってきた PDCA も実は統計学とは密接な関係性があったりもします。
まずは統計検定を目指す
どうせ勉強するなら、目標設定しましょう。
統計学の資格といえば、統計検定という日本統計学会公認・総務省後援の民間資格が有名です。試験は、90分間の5肢選択問題 ( マークシート ) 方式で行われます。
まずはこの資格取得を目指して勉強してみるのはいかがでしょうか。
社内のサービス(システム)を展開しているマーケッターなら、足元の状況を明確に理解しておくことは大変重要です。
先に述べたとおり経験則で行ってきたことは決して間違いばかりではなく、近い位置に常にあるものですが一方理解を得難いものでもあり、理論に欠ける(説得力に欠ける)ものです。データを活用することで企画書のレベルも数段アップしていくことでしょう。
次回から少しずつ言葉の定義などを整理していきます。