竹内謙礼氏の話題作|SEOを舞台にした検索エンジンミステリー小説「検索刑事」とは

ニューアキンド

2016年11月2日に「検索刑事(デカ)」を発売した竹内謙礼氏。
 
SEO対策本ということでしたが、なんとSEOを舞台とした検索エンジンミステリー小説とのこと。話題の最新刊「検索刑事」について伺うべく、竹内謙礼氏を独占インタビューしてきました。

竹内謙礼氏に聞いた1:検索刑事ができた背景

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竹内氏:2016年11月2日の「検索刑事」という本を出版しました。SEOをテーマにした物語なんですよ。これが無茶が色々あったんです。私自身『会計天国』という共著の本があって。そのシリーズがPHPさんから出ています。シリーズが今5冊目で、ビジネス書小説はこれで9冊くらいなんですよね。
 

▼最新刊:検索刑事(デカ) (日経ビジネス人文庫) ▼
検索刑事(デカ) (日経ビジネス人文庫)
検索刑事(デカ) (日経ビジネス人文庫)

 
それの流れで、ビジネス書ストーリー本作家、みたいなところがあり、一応、出版業界ではその立ち位置の方が強いんですよ。EC業界から見たらネットショップコンサルタントですけど、出版業界から見たらビジネス書作家の方が多分ニーズが多いというか。日本経済新聞出版社さんが「じゃあ竹内さんうちでも書いてくれ」って言って。「検索でさ、なんか殺人事件が起きるみたいな話、書いてよ」みたいな。
 
「検索エンジンで殺人事件なんか起きないんですけど」って言ったら、「探偵ものだよね、探偵もの。警察ミステリーでさ、頼むよ、一つ」みたいな。
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じゃあわかりましたよ、って書くことになったのがこの『検索刑事』。Google検索エンジンの仕組みってなんかわかりにくいじゃないですか。ストーリーの内容から言えば、SEO対策をやっている会社の社長さんが殺されてしまって、警察に脅迫文が届いて。
 
これが帯に書いてある『「羽毛布団」で検索1位を取らなければ天誅を下す』って届いて。若手の女の子の刑事さんが、検索で1位を取るとはいったいどういうものなのか、ということで解決をしていくときに色んな人に会っていくんだけど、それで検索エンジンの裏側の話とかがどんどん浮き彫りになっていって、ていうストーリーなんですよね。だからミステリー小説を読みながら最後まで行けばSEOがよくわかる、というのがこの本の主旨になっています。
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ポイントとしてはSEOのノウハウを語るだけじゃなくて、ちょっと検索エンジン業界が今アップアップだよ、という・・SEOで上に行くというのがとんでもなく手間がかかって、とんでもなく大変なんだよ、ということがちょっと裏側で出てきます。
 
検索エンジンというのがいったいどういう仕組みになっていて、何が重要なのか、というのがすごいわかりやすくまとめているかな、というところがありますね。

竹内謙礼氏に聞いた2:Googleの検索エンジン対策は重要

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竹内氏根本的にインターネットというのは悩み事がないと絶対使わない媒体なんですよね。悩み事がなくてYahoo!・Googleで検索する人っていないじゃないですか。
 
例えば、俺今幸せだな、と思って“幸せ”って打つ人いないじゃないですか。相当痛い人ですよね。“俺今何考えているんだっけ”って打つ人なんか絶対いませんから。絶対何かキーワードがあるはずでしょう?
 
例えば“iPhone7Plus ストラップ”とかこういう感じの絶対悩み事があるので、だからインターネット自体がそもそも検索が主体で動く物であって、FacebookとかSNSとかメルマガとか、そこら辺の話って実はすごい後の話なんですよ。
 
だから基本の所を絶対押さえておかないと。だってインスタグラムだって結局キーワードでハッシュタグ入れなきゃいけないっていうことは、やっぱり検索エンジンと機能は同じですし、Facebookの上位表示の仕組みだってSEO対策のノウハウ必要だったりするので。やっぱり基本的にSEO対策(SEO内部対策、SEO外部対策)ということをちゃんと学んでやらなきゃいけないんですよね。
 
でもなんですかね、SEO対策のノウハウってどちらかと言うと大学受験上の理系と文系で言ったら理系なんですよ。考え方がシステムチックなので。文系の人は生理的に受け付けないっていうのもある。でも理系と文系受けるんだったらどうしても英語が必要なのと同じで、SEOは英語だと思っているんです。絶対外しちゃいけないんですよ。
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ネットショップの上でSEOって絶対逃げちゃいけない項目なんですよ。考えなきゃいけないし。そう言うとすごいみんな難しいと思うかもしれませんけど、僕もこの本書いていて気付いたことなんですけど、SEOって・・Googleの検索エンジンってすごい人間的なんですよ。すごい人間的で、Googleは結局、営利企業なんですよ。当たり前です、シリコンバレーにあるので。
 
Googleはなんで営利企業で世界で一番稼いでいる会社かと言ったら、それはGoogleはGoogleの広告で稼いでいるからですね。リスティング広告で。リスティング広告をなんでみんなGoogleに出すのかと言ったら、Googleを一番みんな見ているからですね。
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なんでみんながGoogleを一番見ているかと言ったら、Googleの検索エンジンが一番正確だからでしょうね。Googleの検索エンジンが一番正確だということを考えると、Googleの検索エンジンをご機嫌ななめにする人たちはみんな落としていく、ということになるわけですよ。
 
だからSEOってそんなに難しいことじゃなくて、“Googleの検索エンジンに好かれるサイトを作る”という。Googleの検索エンジンが好きなサイトって一体なんなのか、と言ったらお客さんのためになるサイトなんですよね。じゃあそのお客さんのためになるサイトをみんな作っていますか、と言ったら意外にみんな作っていないのが現状である、というところが・・

竹内謙礼氏に聞いた3:Googleの検索エンジン対策ではサイト構造が重要

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竹内氏:今、何か検索キーワードをポンポンッて打ち込んで商品の名前を入れると、絶対楽天のネットショップが上に来ちゃうじゃないですか。でもなんであの楽天のネットショップが上に来ちゃうかと言うと・・
 
例えば“携帯ストラップ”って検索したら多分楽天かAmazonが上に来るじゃないですか。でもGoogleの検索エンジンは、“携帯ストラップ”って検索している人は、どの携帯ストラップがいいのかね、というのを探そうとしているわけですから、だから当然この順番になっちゃう・・色んなのが載っている方がお客さんのためだよね、ということになるから、どんなにSEO対策キーワード頑張って、オリジナルの携帯ストラップを作っている会社が3、4点しか持っていないのにSEOでより上に行く、っていうのはお客さんのためにならないじゃないですか。
 
そう考えると、何がお客さんのためなのかな、というのをもう一回考えてあげるとサイトの構造が変わってくる、という。だからどうですかね、モバイルバッテリーというところでSEOで上に行きたいのであれば、多分モバイルバッテリーを一番たくさん扱っているのと、あとモバイルバッテリーのQ&Aの質問コーナーがちゃんとしていたりとか、あとモバイルバッテリーの種類とかがたくさん細かく書いてあってモバイルバッテリーの歴史とかがちゃんと集まっているサイトを、多分上に持ってきたがる、という。
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それなのに、型番やスペックだけしか入れないでダーッて並べるとやっぱりGoogleはみんなのためにならないよね、ということで下に持って行っちゃう、という。だから意外に、今Googleの検索エンジンで上位に上がっていないということは、SEOで上に行かないということではなくて、お客さんから好かれるサイトになっていませんよ、ということをもう一回考え直してみなきゃいけないのかな、というところがありますよね。
 
だから、それはちょっとこれはわかりやすく・・書いてあげているかな、と。非常に人間的だというか。で、この話は偶然だったんですけど、結局ネット上でのルールを決めているのはGoogleじゃないですか。
 
でも僕らの生活の中でルールを決めているのは誰かと言ったら警察なんですよね。だから警察に嫌われることをやったら当然捕まるじゃないですか。大麻吸うとか、絶対捕まるじゃないですか。それと同じで、やっぱり違法行為はつぶされていく、というのが今のSEOの現状だと思うので。だからそこら辺の所をもう一回考え直すのでもぜひ、これを一度読んでいただければ嬉しいかな、と思います。
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竹内謙礼氏に聞いた4:SEOをしっかりと理解するなら「検索刑事(デカ)」

よく聞くキーワード「SEO」。でも実際何からやったらいいのか、どんなことが効果的なのか、いざ取り組もうと思うと停止してしまう「SEO」。そんなよくわからない、取っ付きづらい「SEO」をストーリー仕立てでおもしろく、とてもわかりやすく読むことができます。
 
これから「SEO」を本格的に取り組む人、再度「SEO」に取り組む人も、しっかりと「SEO」を理解してはじめることができる本だと思います。
 

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野口さん

商売繁盛を応援するWebメディア・ニューアキンドセンターのセンター長。 もっとエッジを効かせたい、もっとトンガリたい。どうぞよろしくお願いします。

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