ネクストエンジン×清長。倉庫見学ツアーに潜入
こんにちは!フリーランスで活動している松本と申します。
最近興味があるのが、「自分のECショップを立ち上げること」なんですが、最近クラフト作家を始める方がとても増えてきているんだそうです。私はモノづくりがとても好きなので、自分にもできるかも?ととても興味があります!
しかし、「クラフト作家になる!」と言ったところで何も知らない状態。ネットで色々調べて、「ネクストエンジン」のようなECショップのサポートをしてくれる存在がとても大事!というところまではわかったけれど…
そんな中で、こんなページを発見。
セミナーをやるらしい
ネクストエンジンと清長さんのセミナーは以前取材させて頂いたので、「またやるのか~」くらいに思っていた。しかし、とんでもない文字を発見。
倉庫見学だと…
清長さんの倉庫!入ったことないし、中をのぞいてみたい!
というわけで、本当はネクストエンジンユーザー限定の無料イベントですが、お願いして参加させてもらうことになりました。
iFaceも管理している「リアル倉庫」を見学!
当日は千葉県の柏の葉キャンパス駅に集合。そこからタクシーを手配頂き、移動します。
倉庫だ
到着したのは、うん、まさに「THE倉庫」です!
ここはネクストエンジンが在庫管理&発送手配を依頼している「株式会社清長」の倉庫!!
今日はこちらを見せて頂きます!
早速中に入って行きます。
ぞろぞろ入っていく
外は寒かったけど、倉庫の中は快適な温度。清長さんの倉庫は一般的な倉庫と違って「冷暖房完備」!働く人も快適ですね。この場所では、Hameeが販売する商品を主に管理しているのだそうです。
「iFace」だ
こっちにも
HameeのiFaceが大量に管理されています!箱が山積みだ……!
仕分け作業を行っている場所を見つけました!あれ、この机… 段ボールじゃない?
ダンボール机
これ、繁忙期などに場所を確保するため動かしやすいだけでなく、作業する方の身長に合わせて高さを変えることができるように作られているのだそう!アナログだけどなかなかナイスアイディアです!しかもゴミ箱がいい感じにフィットしている。計算しつくされています。
計算しつくされた配置
さらに倉庫内を進んでいくとなんだかスゴそうな機械を発見!
ごっつい機械
これは「通販物流効率化システム メール便自動梱包ライン」という、なんと数千万円もする機械で、本来7~8人必要な作業が1人でできてしまう優れもの!ピッキングしてきた商品を納品書と一緒に入れていくだけで、自動で梱包し、納品書のバーコードから読み取った情報で宛て名の貼り付けまで行ってしまうんです!
この機械導入によってこれまで集荷時間に間に合わなかった作業もガンガン間に合うようになったとか。恐るべし。
次の倉庫へ移動。こっちは…
さて、次は第7倉庫へ移動です。この第7倉庫はなんと1200坪!約20社の商品を取り扱いしているらしい。
ぞろぞろ
入口でなにやら作業中の佐川急便の方が……荷物を積み込んでいるのかな?
なにやら作業中
荷物はベルトコンベアで運ばれて、その先にはレーザー(?)のようなものが!?
ベルトコンベアに乗った荷物
待ち受けるレーザー
実はこれ、佐川急便様と連携した機械で、自動で荷物のサイズを計測してくれる機械なんだそうです。
私、以前コンビニで宅急便の受付をやったことがあるのですが、これが結構面倒なんです。
————–
①縦・横・高さをはかって、
②重さを量って
③そのふたつのデータから規定の料金の中でどれに該当するかを判断
————–
と手間も時間もかかります。
毎日倉庫から発送される数千万個(それ以上?)の荷物をいちいち縦・横・高さ……とはやっているだけで相当面倒なはず。
これを解決してくれるのがこの機械!この機械によって金額計測が自動化され、これまで6~7人で行っていた「計測 → 積み込み」の作業が、たった1人でできるようになったらしい。機械スゴイ。
出荷制限や集荷の時間の問題も解消するし、ドライバーさんにとっては荷物を効率よくトラックに積み込むことができる。ドライバーさんにも倉庫にとってもメリットがあるんですね。ドライバーさんが不足している昨今。宅配業者が倉庫を選ぶ時代に突入しています。清長さんもドライバーさんを助ける機械を導入することで「宅配業者に選んでもらえる倉庫」を目指しているとのことです。
巨大エレベーターで2階へ移動
2階へ向かうため大きなエレベーターに乗り込みます。とにかく大きいエレベーター。約20人近い人数で乗っても余裕!
ギギギと扉が閉まる瞬間、一瞬、ディズニーランドのホーンテッドマンションの最初に乗るエレベーターを思い出しました。ちょっとワクワク。
大きいエレベーター
第7倉庫の2階には、すぐに発送しないで置いておきたい在庫や「半年後に発売予定の新商品」などを保管してあるとのこと。通称「塩漬け」と呼ばれるのだそう。
この「塩漬け」の管理はとても厳重。なぜなら、たとえば新商品の情報などは、場合によっては株価に影響する超重要機密。倉庫の担当者も緊張感を持って管理し、防犯カメラで誰が出入りしたかも全部チェックしているのだそうです。当然、保管エリアはランダムに変更しています。
以前Hameeからスターウォーズの商品が納品された時は、担当者の方は「半年後に何かが起きるぞ…」とドキドキしていたのだそう。
参加者の方の一人はパレットを運ぶキャリー(?)が気になったようで、許可を得て動かしてみていました。確かにやってみたくなる。
みたことのないキャリー
またまた「メール便自動梱包ライン」(数千万)
また1階に戻ると、また先ほどと同じ機械「メール便自動梱包ライン」を発見!数千万!
おなじみの「メール便自動梱包ライン」
でも、さっきのと何か少し違うような。よく見てみると…めっちゃカメラがついています。その数なんと4台。何を見ているのでしょう?
カメラがたくさん
こっちにも
これらのカメラは伝票を読み込むカメラ・梱包がはみ出ていないかチェックするカメラなどだそう。このカメラのおかげでエラーが出た場合どこで出たか素早くチェックし対応できるのです。
個人のお店から大企業もつかう「Logimo Pro」
続いて見せて頂いたのはオンライン上で完結する「次世代物流」サービスの「Logimo Pro」の管理場所。
「Logimo Pro」は清長さん独自のサービスで、物流委託をすぐにスタートできる、シンプルで簡素化されたサービスと安価な料金が魅力です。小規模&月額固定費も管理費も不要なので、ベンチャーなどの中小企業、個人の方の副業に最適なサービスとのこと。一方で、その使い勝手の良さから、大企業のテストマーケティングにも使われることもあるそうです。
様々な商品がある
全てバーコード管理で、商品数が多くても問題なし
まとめ
無料とは思えないほど約半日かけて手厚く「ネクストエンジン」の裏側を見せてくださった今回の「倉庫見学ツアー」。
印象的だったのは、各所にある「自動化」の工夫。重要なチェック工程を機械に任せることで、出荷精度は脅威の 「99.993%」!これは業界としては非常に高い数字だそうです。ほぼ100%ですね。
やはり裏側が見えているかどうかで安心感も全然変わってきますし、一度見ておくことで普段の業務でも「今頃あのあたりで梱包されているのかな…」とイメージがしやすいのは嬉しいですね。クラフト作家としての成功率が上がったかも?
また、倉庫見学のあとのセミナーパートでは、「攻めの在庫連携」「物流の観点からの効率化&売上UP」などネットショップ運営者なら知っておきたい情報が盛りだくさん。
EC店舗を運営している方や、これから始めようかなと考えている方には一度ぜひ参加してみることをおすすめします!
ご協力頂いた会社
株式会社 清長(https://www.seicho-inc.jp/b2c/premium/)
物流のアウトソーシングを担う「物流会社」。「お客様の経営改善に貢献するとともに、お客様の「顧客価値」を最大化させること。」をミッションとする。「プレミアム物流サービス」や「Logimo Pro」など、常に新たな物流サービスを提供し続ける、EC物流のリーディングカンパニー。
Hamee株式会社が提供するクラウド(SaaS)型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」との連携ももちろん可能です。