ランキングを使いこなして購買意欲を高める方法とは?

ECノウハウ

 
こんにちは、satoshiです。
 
消費者の行動心理を知ることは、ネットショップ運営上とても役立ちます。
たとえば我々日本人は、流行に流されやすく、横並び主義的な行動パターンをもっています。
 
そして「ランキング」が大好きです。
ネットショップに「ランキング」を表示することで、購買意欲を高めることができます。

 

売上別ランキングを作ろう

人気のある商品に、さらに人気が集まる心理現象を「バンドワゴン効果」といいます。
お店の前に行列ができていると、気になって並びたくなってしまうのもこの効果です。
 
特に日本人は「多くの人が買っている商品なら安心だ」と判断しがちです。
この心理現象を利用する方法のひとつが「ランキング表示」であり、多くのネットショップがこれを活用しています。
 
このランキングは通常、店舗側の意図を反映して作られます。
言葉は悪いですが、店舗側の都合の良いように集計しているということですね(もちろんデタラメのランキングはNGです!)。
ランキングを作る際に考えられるのが「売上個数」で順位付けするか、「売上金額」で順位付けするかのどちらかだと思います。
 
では「売上個数」でランキングを作るとどうなるでしょうか。
単価の安い商品が上位に上がってくる可能性が高いですよね。
その商品の利益率が異常に高ければそれも良しですが、
普通は単価の高い商品のほうが利益が出ます。
 
つまり「売上個数」でランキングを作ると、単価が安く利益の少ない商品が上位にランクされてしまうという、店舗にとってはあまり都合の良くない結果になるということです。
 
よって「売上金額」でランキングを作るのが無難でしょう。
売上金額とは「売上個数☓単価」です。
これなら店舗側にとって売上貢献度の高い商品を上位にランクさせることができます。

 

男女別ランキングはプレゼントにも使える!


このほかにもランキングの活用方法はあります。
それは「男女別ランキング」です。
 
ある男性が、奥様へのプレゼントを探しているとしましょう。
男性というのは往々にして、女性がどんなものを欲しがっているのか全然理解していないものです。
はっきりいってプレゼント選びは億劫だし、自分のセンスにも自信がありません。
 
困り果てているところにタイミング良く「女性に人気の商品ランキング」が表示されていたらどうでしょう?
 
「ほーなるほど! こういう商品が女性に人気があるんだな」
 
と、わらをも掴まんばかりに人気商品に手が伸びることでしょう。
それに、奥様にプレゼントを渡す際の
 
「これさ、いますごく人気のある商品なんだって」
 
という決めゼリフもご提供できるでしょう。
そして奥様に喜んでもらえたなら、
 
「おかげで妻にも喜んでもらえました!」
 
というレビューを寄せていただけるかも知れません。
 
このように、ランキングは使い方次第でネットショップに様々なメリットをもたらしてくれる強力なツールです。ぜひ活用してみてください。

 

2014年に東京から静岡県三島市に移住してきました。現在は自宅でネットショップ運営の傍ら、記事の執筆をしています。

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