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ホーム > EC  > 完璧なECサイトなのにナゼ?「誰にも知られずPVゼロ地獄」を脱する方法【ECやるならトイアンナに聞け⑤】

こんにちは、トイアンナです。

デザインも完璧、スピーディな表示時間、スムーズな購入への導線……こだわりぬいたECサイトを作って「さあ公開だ!」と意気込んだはずなのに、PV(ページビュー)が伸びないと凹みます。私はもう、ベコベコに凹みました。

何だったんだ今までの努力は? と、焦ってSNSで広告を出したり、自分のSNSアカウントを開設してみたり。それでもなかなか増えないPV。
イラスト:ゆぴ

ECサイトを作るとき、サイト作り自体と同じくらい大切なのが「認知される」ことです。

知らないものは、買われない

たとえ話をしましょう。あなたは休日にどこかで買い物をしたいと思いました。買いたいものは決まってないけれど、たくさんお店があるところでプラっとショッピングしたいなと考えます。さて、どこへ行きますか?

そのとき、あなたは脳内に候補をいくつか挙げたかと思います。あなたが「脳に思い浮かべた以外」の候補をわざわざくまなく探し、新しいショッピングモールを見つけ、行く可能性はあまりないでしょう。人は知らない場所へは行かないし、知らないものは買わないのです。

ECサイトの事例に戻ります。この図を見てください。

これは、「購入まで消費者が何を考えているのか」を考える図で「カスタマージャーニー」などと呼ばれます。そして、

知る: 500人
検討: 50人
買う: 1人

といったように人数が減っていき、たとえば「500人に知られたら1人が購入する」サイトが出来上がります。ECサイトの中身を改善する取り組みは、真ん中の「検討」段階でより多くの人を残す努力です。しかしPVが伸びないECサイトはこの一番左にある「知る」ポイントで脱落しているため、検討段階へ至らないのです。

知られるために作れる「プレスリリース」

自社のECサイトをお客様へ知っていただく方法を考えると、つい我々はWeb広告などダイレクトにお客様へ届ける方法を考えがちです。しかし王道はむしろ「雑誌社やウェブメディアに営業して拡散してもらう」手法。いわゆるPRです。

その根源ともなるのが、プレスリリースです。プレスリリースはネットで執筆・拡散手続きも取れるため自宅でも始められるPR資料づくり。代表的な配信サイトを2つ列挙します。

PR TIMES(https://prtimes.jp/
@PRESS(https://www.atpress.ne.jp/
イラスト:ゆぴ

「プレスリリースって、大手企業が出すものでしょ?」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。しかし逆にプレスリリースを出すことで「きちんとした企業である」というイメージを抱いてもらえます。企業名・サイト名で検索されてプレスリリースが出ることは、認知の後にくる検討フェーズでもプラスに働くのです。

しかもPR TIMESは法人登記したての会社を応援するため、スタートアップチャレンジとして登記から2年間プレスリリースを月1回無料にしてくれます。法人登記できているECサイトなら、このチャンスを逃す手はありません。

さらに、プレスリリースのサイトを定期的に見ることで「いま旬」のニュースをピックアップできます。プレスリリースはニュースサイトに掲載される前の資料。ネタ元を直接見ることで最新情報を得て、コンテンツの拡充も図れます。

プレスリリースの書き方は「プレスリリース 書き方」などであっさり検索できるため詳しくは割愛しますが、原則として「世間にとって新しい情報」が記載されていれば配信会社の審査を通過できます。

たとえば「XXキャンペーンを今月も継続!」では事前審査を通りませんが「オープンを記念して期間限定〇〇キャンペーンを実施」なら審査を通過できるわけです。プレスリリースに掲載されるような新情報を準備することも、集客への第一準備です。

広告は「一番手軽な相手から」狙う

プレスリリースをお得に出す準備がととのったら、広告出稿を検討しましょう。広告出稿といっても最初はバナー画像や動画広告をバンバン出すより、検索結果で上にくる広告を優先します。

そしてさらに「自社と同じカテゴリで検索してきた人」を狙いましょう。たとえば自社でオーガニック素材のクッキーを販売しているなら「オーガニック クッキー」「無添加 クッキー」で探している人は最も自社で購入しやすいターゲットです。

検索キーワードを選ぶとき、私たちはつい「プレゼント クッキー」「プチギフト クッキー」などひねった検索キーワードを狙いたくなります。その方が検索数も多いからです。

しかし、これらのお客様はオーガニックである必然性がないため、自社を訪れる確率がガクンと下がります。最初はカテゴリですでに検索している相手を狙いましょう。

限られた予算で動かざるをえない初期だからこそ、「最も買いやすいお客様を、確実にゲットする」広告を考えてください。大々的に認知を増やすのは、それからあとで構いません。確実に購入してくれるであろう、手軽な相手からまずは確実にお客様にしていきましょう。

この記事を書いた人

慶應義塾大学在学中に起業を2回経験。卒業後は外資系企業に勤め現在は独立。フリーのマーケターとして活動するほか、ブログ『トイアンナのぐだぐだ』(http://toianna.hatenablog.com/)をきっかけにライターとしても活動中。

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