写真撮影の基本。定番の撮影方法からPhotoShopで彩度調整する方法

ECノウハウ

ECサイトに掲載する写真のなかでも、目にとまる写真があります。SNSを見ていると、「これはどうやって撮っているの?」と思わせる写真があります。特別なカメラや技術は必要なく、写真の撮り方さえ知っておけば誰でも簡単に撮れます。今回は写真撮影の基本を一緒に学んでいきましょう。

定番の遠近法

人が小人に見えるような写真や、子どもが巨人のようになり大人をつまみあげている写真。これらの写真は遠近法を使用した「トリック写真」と呼ばれ、定番の撮影方法です。
 
やり方は単純で、大きく見せたいものを近くに、小さく見せたいものは遠くに配置。それらが上手く組み合わさる瞬間をカメラに収めます。ここでは、ピラミッドの写真で見てみましょう。
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エジプト、ギザの砂漠にそびえ立つピラミッド。大きなものになると高さが140メートル近くあるため、近くまで行くと見上げてもてっぺんが見えないぐらい巨大な建造物です。遠景法を用いて撮ると下のようになります。
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人物とラクダの配置がポイント。ラクダの首をピラミッドのラインにかぶらせて写すことで、手を伸ばせば届きそうな大きさに見えます。被写体になる人物に表情やポーズを大げさにしてもらうと、リアルなトリック写真ができあがります。

ぼかし効果で魅力的に見せる

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手前の被写体にピントを合わせて背景をぼかして撮る構図もよく使われますね。スマホカメラで撮る場合は、チューリップのマークが目印のマクロ機能を使えば手前に焦点が合います。さらに凝った写真を撮りたければ、フォトアレンジメントFotorといった画像加工アプリを活用するのもよいでしょう。

夕陽や影を利用してみよう

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逆光を利用してアートっぽく見せるのも有効です。通常、逆光の状態で撮ると人物の顔が暗くなってしまうのですが、あえて見えにくくシルエット状にすることで雰囲気が出ていますよね。商品自体がハッキリ見える写真のほかに、イメージとしてこのような画像を載せておくのもよいでしょう。
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このように、地面や砂浜に自分の影を写すのも影絵のようで面白いです。何人かで同じポーズを撮ってポスターのような一枚を作るのもよいでしょう。

彩度に一工夫

彩度を抑えて写真をセピア調にしてみたりモノクロにしたりすることもできます。時にはカラーよりもうまく商品の魅力を引き出してくれます。
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こちらの写真をPhotoshopで開いて、以下のようにします。
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その後は、ウィンドウ→スタイル→セピア調をクリックすると、下記のようなセピア調の写真に!
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さまざまな画像で試してみると、セピア調が映えるパターンが掴めてくるでしょう。
 
彩度調節は、スマホのカメラ機能にも搭載されています。まずは既存の写真を使ってどんどん試してみましょう。また、彩度を上げると色合いがはっきりして明るく絵画のように見えます。商品やアピールしたいイメージによって使い分けましょう。今回紹介した撮り方の他にも、商品の様々な表情を引き出すやり方がたくさんあると思います。写真を撮る場所を変えたり知り合いに協力してもらったりして、オンリーワンの一枚を撮ってみましょう。

 
 

2014年に東京から静岡県三島市に移住してきました。現在は自宅でネットショップ運営の傍ら、記事の執筆をしています。

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