【女性が気にするサイズ感】商品のイメージがしやすいネットショップの作り方

ECノウハウ

ネットショップは便利だけど、気になるのは画面と実物の違い。すごくきれいな写真に惹かれたものの、これってどのくらいの大きさだろう?と気にする人も多いですよね。もちろんサイズは記載されていますが、cmやmmだけで示されていてもピンときません。
 
大きな家具ならともかく、ファッションアイテムや雑貨、日用品などをいちいち定規を取り出してサイズを確認するなんて面倒くさい。
 
ネットショップで購入する際の大きな難関のひとつ、「思っていたのと違っていたら嫌」という心理が働き、買うのを躊躇してしまうケースも多いでしょう。
 
ネットショップで必要なのは正確なサイズではなく「サイズ感」。女性が「あー、なるほど!」と納得できる、サイズの感覚について考察していきます。

女性の服にこそ「サイズ感」が必要な理由

size2
女性がサイズをもっとも気にするのはファッションアイテムです。
 
特に洋服を扱うショップは注意してみてください。女性の体は複雑な構造をしています。バストとヒップにふくらみがあるため、痩せていてもバストが大きいと大きめサイズの服を買うこともあります。
 
単純にSMLのレディースサイズだけでは表せないのが女性の体です。
 

「背は低いけどバストが大きいからSかMで迷う」
「腕だけ長くて袖丈長めの服が欲しい」
「ウエストは細いけれど、お尻が大きいからどっちのサイズで選ぶべきか?」

 
などなど、女性は自分の体に悩みを抱えていることも多く、洋服を買う時には慎重になることも珍しくありません。

「サイズ感」を伝えるために女性モデルを起用

では、どんな方法がいいのか?実際にリアルな女性モデルを用意し、服を試着してもらうのがいいでしょう。
 
例えば、スカートなら背の高い女性と低い女性では丈が違ってしまいます。両方のモデルさんが用意できればいいのですが、一人でも構いません。モデルの身長とスカートを履いている部分の写真を撮影し、掲載するだけでOKです。
 
女性はその写真を見て自分の身長から大体のイメージを掴みます。スカート総丈:○○cmと示してあるだけより、一目で判断できる写真情報の方が有効です。
 
できればいろんなタイプの女性に試着をしてもらい、感想を聞いてみてください。
 

「胸が大きいからいつもはLサイズだけど、生地の伸びがいいからMサイズでもいける」
「下半身太めだけど、腰回りにゆとりのあるデザインだからSでもちょうどいい」

 
など、参考になるサイズ感だけでなく、商品の特徴を聞くこともできます。多くの女性にお願いできない場合でも、一人女性モデルに試着してもらい、身長・体重・バストと体系のタイプを記載し、あらゆる角度の写真を掲載するという方法でも大丈夫です。
 
実際に試着してもらった写真と感想があるだけでも、大きな判断材料になります。

小物やアクセサリーも「サイズ感」を伝える

size3
洋服でなくてもサイズは必要です。「とってもかわいいピアスだけど、買ってみたらすごく大きくてガッカリした」なんてこと、意外とあります。一目惚れして買ったものが、全然違っていたら、このショップでまた買うことをためらってしまいます。
 
逆に思い通りだったら、また欲しくなります。アクセサリーはやはり実際に身に着けた写真が必要です。どうしても小さなアイテムなだけに、アップの写真だけでは誤解を生じてしまうことがあります。
 
モデルを用意できなければ、トルソーを用意しましょう。ピアス用、ピアスとネックレス用、手だけのオシャレなトルソーは沢山あります。まずはアップの写真を用意して目を惹き、身に着けた写真で分かりやすい情報を示してあげます。2枚の写真でお客様の購買欲はグッと高まります。
 
スカーフやマフラーなどの小物もぜひ身に着けた写真を用意してください。平面の写真より、実際に巻いたり身に着けている立体的な写真の方が説得力が増します。

パッと見てサイズ感を掴むために雑貨や小物を並べる

size4
日用品や雑貨などの小物も、アクセサリーと同じです。これらは手のひらに載せて写真をとる、実際に手に持ってみるという写真もいいですが、分かりやすいアイテムと並べて、比較した写真を載せるのも一つの手です。
 
例えばお皿ならば、スプーンやお箸と一緒に並べた写真を載せてみてください。スプーンやお箸のサイズが極端に違うことはありません。食卓に並べたときのサイズ感が分かりやすくなりますし、オシャレにコーディネートするほど商品の魅力が高まります。
 
実際にお料理をのせた写真があれば、お皿1枚の写真よりもイメージが膨らみやすくなります。食器以外の商品ならば指輪やコイン、ペンやスマホなどの身の回りのものをさりげなく置いた写真を用意してみてください。
 
文章で説明するよりも、お客様がパッと見てサイズ感を掴める写真があるのが理想的です。

さいごに

正確なサイズの表示も必要ですが、写真や口コミで分かるサイズ感があると、女性がもっと買い物しやすいショップになります。男性は正確な数値という情報を重視しがちですが、女性は想像力が豊かでもっと感覚的なもの。
 
口コミサイトが大人気だったり、スマホで写真を撮る女性が多いのもそのためです。洋服やアクセサリー、雑貨以外の商品を扱うショップでも是非参考にしてみてください。

 
 

 
 

タイトルとURLをコピーしました